2010年11月10日
糸川英夫

驚異の時間活用術―なぜこれほど差がつくのか (PHP文庫 イ 5-1)
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本のタイトルは、『驚異の時間活用術』だが、単なるノウハウ本ではない。
著者は、10年ごとに仕事を変え、それぞれの分野で世界トップクラスの実績を残した人。最近でこそ惑星イトカワで多少思い出されたが、事業家などではなかったため、本人の死去と共に世間から忘れられようとしていた。
40代の私も、「名前は聞いたことがある」という程度だったが、1981年出版の本書が、現在日本社会に出現した問題の萌芽を30年前に鋭く指摘していることに驚く。
例えば、「テレビが出現して以来、大人と子供との間にあったしきたりが次第になくなりつつある」との指摘。 糸川氏の指摘から30年、世の中、自分で責任が取れず、他人のせいばかりする子供っぽい大人で溢れかえっている。
著者の実体験を基にした、人生の目標の見つけ方が書いてあり、高校生・大学生にもお奨め。
