2010年11月02日
Marcel
日曜日、コンサートの後、中目黒に向かう。LBSの大先輩に当たるカナダ人夫妻と、香川県の野菜を使っているという笑龍で薬膳火鍋。
LBSで初めての北米からの留学生だったというMarcelは卒業して35年。今夏、ロンドンで同級生と35周年を祝ったばかり。昨年、自ら創業したコンサル会社を売却。以来、奥さんと2人で世界旅行をして過ごす日々だという。今回は、東京をベースに2ヶ月間日本と中国を訪問中。
今でこそGlobalを売り物にしていて、MBAコースの85%が留学生で、むしろイギリス人がマイナーというのがLBSの最大の特徴だが、当時の留学生は数名。もっとも、一学年に50人居なかったらしいが。(今秋入学したMBAは400人) 日本からも一人、銀行から派遣された学生が居たが、毎晩飲んでばかりで授業についていけず途中退学したらしい。
「ロンドンを楽しんだか?」と聞かれたので、正直に、「とても楽しむ暇など無かった」と答えた。「それは、英語が出来なかったからか?」と聞かれたので、「それもあるが、もう一つ大変だったのは、クラスで試験で常に『自分独自の考え』を求められる。日本では、大学といえども、教えられたことを覚えていればよかったので、これが大変だった。」と答えた。
「それは私も同じだった。カナダの大学でも基本的に同じ。LBSに来る前は、『受かったのだから、私も同じくらい優秀』と思っていたが、授業に出てみたら、周りはCambridgeやOxford出身者ばかりで、飛び切り優秀。臆することなく自分の意見をいい、また、その意見が的を得ている。彼らはそういう教育を受けているのだ。」
これも私の経験と全く同じ。1年目は特に、劣等感にさいなまれながら、毎晩必死で準備していたことを思い出す。やはり、エリートには社会や国のリーダーになってもらうためのエリート教育が必要だ、と思う。成人になってからでは遅い。日本は自らの道を選ぶ基礎力が必要。
