2010年10月14日
バイオベンチャー再生

LBS日本同窓会で唯一の部会が、Bio/Healthcare部会。
今回のテーマは「バイオベンチャーの再生」
バイオベンチャーに限らず、10年に一度くらい起こる「ブーム」を除ければ、日本のベンチャービジネスはおしなべて低調。特に、ここ数年はひどい状況で、リスクマネーが回らなくなっている。
特にバイオベンチャーには、
1.開発に必要な資金が巨額(100億円+)
2.開発期間が長い(新薬として上市されるまでには10年+)
3.国内だけでなく、海外も含めた知財戦略、市場動向の把握が不可欠
という特徴があり、Patient Risk Moneyが殆どなく、また、世界的視野と経験を持った人材がベンチャー側にもVC側にも圧倒的に不足している日本には(大)成功例はまだないと言っていい。
基礎研究レベルは国際水準にあるので、ここに目を付けた海外投資ファンドに安く権利を買われ、主に米国で開発を進めた上、「売れる体裁」を整えて大手製薬企業に会社売却あるいは、ライセンスされているのが現状である。
この流れに待ったを掛け、国内で行おうとする会社「知的財産戦略ネットワーク」が今年設立された。役員陣は、国内大手メーカーで製薬開発・知財戦略に関わってきたベテランばかり。
1号ファンドには、武田、第一三共、エーザイ3社が出資。活躍を期待したい。