2009年10月17日

パラサイトの教え 5

パラサイトの教え (新潮文庫)
パラサイトの教え (新潮文庫)
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葬儀出席のため、予定を変更し、急遽高松へ。先日、講演を聴いて感銘を受けた、藤田紘一郎先生の本を持参した。

先日の講演では、日本人の健康問題「清潔が行き過ぎて、免疫能力低下による、アレルギー障害」がメインテーマ。この本では、健康問題を超えた、社会問題がテーマになっている。

キレル日本人が多くなったのは皆が認識しているところ。この根本原因は、日本人が本来持っていたおっとりしたアジアン思想」を忘れてしまったところにあると解く。

人間だけが偉い、とする西洋思想を無批判に受け入れ、さらに徹底してしまったのが日本。

その先にあるのは、「異物の排除」であり、陰湿な集団イジメとして現れている。食品業界では、「カビが生えていた」というだけで、あるいは「ハエが入っていた」というだけでメーカーが何十万個もの製品を回収する騒ぎになる。カビが生えないような食品は安全か?

マスコミが集団ヒステリーをあおる。社長の謝罪を要求する。エライ人を屈服させることで溜飲を下げる。こんな報道を見れば、これまでそんなことが問題ではない、と思っていた人まで、「これは全国ニュースで放映されるほどの問題だったのか」と次からは、メーカーに些細な問題でクレームをつけるだろう。

ゴキブリは悪さをしないのに、「不快だから」と徹底的に殺す。この発想だと、「人でも不快だったら殺してもよい」となる

これは「ファシズムだ」というのは至言。

生きているもの皆、意味がある

というアジア的考えを取り戻したい。



shikoku88 at 11:07コメント(0) |  | 提言 

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