2009年10月15日

勇気と気合と根性と笑顔5

anicom戦後、独立系として初めて損害保険会社免許取得。ペット保険専業でシェア70%。全国の動物病院の8割が取扱。会員30万人。

・・・というのが、アニコム損害保険。VC他の支援を受け、業務拡大中。それでもって、会社標語は標記の通り。名刺にまで入っている。

小森社長の話は面白かった。保険と言うのは常に「モラルリスク」との戦いなのだという。つまり、数多くの企業がペット保険事業に参入したが、ほとんどが撤退。その原因の一つは、病院からの不正請求。医療の現場をリアルタイムに確認できない以上、また医療という専門性の壁に阻まれ、「この治療は必要だった」と言われれば、容易に反論はできない。

アニコムがモラルリスクを抑えられたのは、独自開発のレセプトシステムが動物病院のに受け入れられたから。これを使わないと診療費請求ができず、そのためには治療の詳細を入力する必要がある。

東京海上時代に経済企画庁に出向経験のある小森社長。そこで見たのは、一部の悪人が制度を食い物にし、その費用を真面目な国民が負担する構造だったという。

例えば、年々増大する医療費も、日本は保険料を払っていなくても窓口でそれを確認する仕組みになっていないため、保険料を払わない人でも受診し放題になっている。差額を負担しているのは税金だ。

日本の制度は余りにナイーブな制度が多い。「性善説が基本」はいいのだが、世には悪人が居る、という現実を軽視、あるいは無視している。また、その「悪人」に、制度が許せば、誰でもなる可能性がある、ということだ。

制度が悪用されないように予防策を講じるとともに、強い罰則を設ける必要がある。そうしなければ、せっかくの善意の仕組みが成り立たなくなる。


shikoku88 at 16:48│Comments(0)TrackBack(0)仕事 | 経済

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