2009年10月12日

原発解体〜世界の現場は警告する〜

concept_img02昨晩のNHKスペシャルは原発解体に伴う問題。

1950-1960年代に作られた原発が寿命を向かえ、次々と解体されているが、そもそも壊す事を考えて設計、施工されていないため、膨大な時間と費用が発生している、と言うこと。

およそ形あるものはいつか解体せねばならず、使い続けるとしても、解体修理が必要となってくる。それを、「解体の事を全く考えて設計されなかった」というのも俄かには信じがたい話。

それだけ、新技術を安全に利用することが優先され、先のことは考えてなかった、ということなのだろう。

このことは、20年前にビジネススクールの経済学の教授が話していた。「コストを考えるとき、どこまで考慮されているかをしっかりと見極めなくてはならない。『原子力発電の発電コストは安い』と言われるが、そのコスト計算には解体コストが入っていない。核廃棄物処分場のコストも入っていない。それらのコストがどれほどになるものなのか、膨大なものになることが予想され、そのコストも入れると発電コストは決して安くないはずだ。」

番組内で出ていたドイツの原子力発電所の例では、7年800億円くらい掛かると思われていた解体費用が、倍くらいになりそうだと言う。処分場の費用も厄介であり、これらを正確に反映させると本当のコストはどうなるんだろう?

それと、番組では触れられていなかったが、この反省を踏まえ、CO2削減で何十年かぶりのブームになっている新規の原子力発電所建設で、解体のことがどこまで設計に考慮されているのか、それによりどれだけの「ライフサイクルコスト」になっているのか、興味を持った。

shikoku88 at 11:04コメント(0)トラックバック(0) | 映画・TV | 経済 

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