2009年02月26日
市場は正しく動いている
東京21c倶楽部で開かれた日経ヴェリタス主催のセミナー「東京が世界の金融センターとなり得るか」に出席。
メインの講師は国際協力銀行・資源ファイナンス部長の前田氏だったが、存在感が大きかったのはゲストの斉藤惇社長(東京証券取引所グループ)。パネル終了後の質問も斉藤氏に集中した。
斉藤社長は1970年代に10年間野村證券の社員としてNYに駐在。その頃からの米国投資銀行の変遷などいろいろ面白い話があったけど、一番印象に残ったのはコレ。
「市場は正しく動いている」
つまり、今回の暴落は市場がおかしくなったからではなく、市場が正しく働いているからこそ行き過ぎを訂正すべく暴落した。これを「市場至上主義の誤り」と考えるのは180度間違っている、というもの。
かの世界一の投資家といわれるバフェットは、株式市場のことを"Mr Market"と呼び、「Mr Marketは躁うつ病で、急に機嫌が良くなったかと思えば、明日には塞ぎ込んでいる。そのおかげで、投資家は価値ある会社の株を思わぬ安値で買えたり、高く売ることができる。」と言っている。
そう、限定的な事件に過剰反応して、市場の持つ本来の機能を失わせるようなことになってはいけない。
