2009年01月30日

最初に苦労するほうがいい

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昨晩は地元で高瀬町経営者協会新年会に参加。上座に協会の幹部、県議会議員他来賓が並び、私は招待客ということで同じく招待されていた地元市議会議員サン達の一角へ。知り合いも少なく、この雰囲気に緊張。早めに切り上げ、実家で休息。

今日、経済産業局でVC投資状況を説明していて気が付いたが、ここ数年で大成功したといわれるようなベンチャーは「生みの苦しみ」を味わったところが多い。

例えば、DeNA。

当初は日本最初のインターネットオークションを目指した会社だったが、システム開発に失敗し、ヤフオクに先を越される。あれこれやってみたが、ヤフオクとの差は開く一方で、3年間で20億円の損失を計上。

普通ならこれでThe End。ここから株主を「もう一度勝負させてくれ」と説得し(株主がソニーなど大企業であったことはラッキー)、その後のモバオクのヒットに繋がる。

例えば、昨年末公開と同時にMothers時価総額第一位となったGREE。

Globisが投資した当時は社員3人でSNSを提供する会社だったが、mixiに差をつけられジリ貧に。その後モバイルゲームに転換し、今回のホームランとなった。GCPは最初に投資した1億円が100億円を超えた。

(今期来期厳しそうだが)ついに世界一の自動車メーカーとなったトヨタも1950年の労働争議で倒産寸前に追い込まれる。その際に銀行が助けてくれなかったことから、自己資金に徹底的にこだわるようになる。その結果、在庫を極限まで少なくし、資金の効率化を図るトヨタ生産方式が生まれる。

いずれの会社も、もし、当初の事業計画どおりスンナリ行っていたら、おそらく、早晩頭打ちになったり、最悪、逆境が乗り越えられず倒産していたかもしれない。

人も会社も同じで、子供のうちに困難を乗り越えた経験がある人は強い。自信を持ち、かつ驕らない。人も会社も、これほど過保護にして大丈夫なのか?とチョット心配。



shikoku88 at 22:18コメント(0)仕事 | 教育 

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