2009年01月07日
NYから友人

MBA留学後アメリカ人と結婚し、そのままNYで長年邦銀に勤めている友人が家族で一時帰国。
学生時代、同じところでサマーJOBをやった他大学出身の二人も加え、4人でANAインターコンチネンタルホテルTHE STREAKHOUSEでランチ。
その友人によれば、今回の金融危機の震源地NYより、日本の方がアタフタしている印象だという。実際、株価も日本の方が落ちているので、これは金融危機のせい、というより以前から指摘されていた構造的問題(人口減、高齢化、政治経済の硬直化)がクローズアップされたというべきか。
特に4人で一致したのは、「派遣切り」に関する報道のひどさ。実際は「派遣契約が終了して更新しなかった」というだけですから、派遣契約していた企業に落ち度は全くない。おまけに、住宅まで無償あるいは低料金で用意していた、というのはとんでもない優遇です。
優遇していたところほど叩かれるなら、「住居なんて用意しなきゃよかった」ということになります。
もし、これでまた、Livedoorや構造設計書偽造問題の時のように、特殊な事件を針小棒大に扱って、「製造業への派遣禁止」などという事態になったら製造業の空洞化が進むことは明白です。