2008年10月12日
日本の企業家史 戦後編
昨日から昨年も出た法政大学エクステンション・カレッジの「日本の企業家史」が始まる。今度は戦後編。前回同様、毎月一回土曜日に開かれ、一日2回で全12回。第一回目は戦後三井不動産の発展を支えた江戸英雄社長。
今でこそ三菱地所と並び称せられる不動産界の両雄だが、意外なことに会社自体できたのが戦時中で、大きくなったのは戦後のことであった。この点、明治政府から払い下げられた丸の内の土地を日本一のオフィス街にしていった歴史も資産もある三菱地所とは大きく異なる。
三井不動産は戦時下の昭和16年に三井家の不動産管理会社として発足する。戦前三井合名の総務部でいた江戸は、終戦後財閥解体の命令を受け三井本社の精算人となる。昭和22年、43歳で三井不動産に転出。江戸英雄が社長に就任した昭和30年時点では、営業用不動産はたったの9棟しかなかったらしい。
その後、江戸は精力的に動き、昭和30年代の京葉臨海工業地帯埋立(TDLが出来たのもこの延長)と宅地造成事業で大きく発展する。昭和43年には日本初の超高層ビルである霞ヶ関ビルが完成し、ビル事業に弾みがつくとともに大きなイメージアップになったということだ。