2008年06月12日

先物取引 4

堂島物語

世界で最初の先物取引市場が出来たのは日本であった。

時は享保15年(1730)8月13日。幕府が大阪の堂島に米会所の設立を許し、同時に帳合米取引(先物取引)を公認したときである。

これは「公認」された時ということで、実際はその何十年も前から自然発生的に先物取引が行われていた。但し、それは幕府公認ではなく、「賭博に近い」という理由でしばしば禁止令が出されていたという。

これは丁度その頃を舞台とした時代小説。江戸時代の「米本位制」経済の状況や、米会所設立の背景、取引の様子が描かれていて興味深い。と同時に、少年時代の苦労と、青年時代の英雄体験の必要性を考えさせる良書。

米会所はその後、明治政府の設立と共に、「欧米にない不要な取引所」ということで廃止されてしまう。そのまま残り、様々な商品を対象に発展していたら日本の金融業界も違ったものになっていたのではないか。



shikoku88 at 23:16コメント(0) |  | 経済 

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