2008年05月30日
The History of English
飯田橋にあるBritish Councilでは英国への留学を促すため、英国の大学教授によるオープン講義というのを定期的に実施している。世界の共通語として台頭した '英語' の歴史
Heinz 57: The history of the English Language and the rise of English as a Global Language
に参加してみた。
世界の言語の中で最も語彙が多い、と言われている英語だが、その原因が度重なる異民族による侵入の結果であることに納得。
ケルト人:英国の原住民
現在ではアイルランド、スコットランド、ウェールズ、イングランドの一部に子孫が残るのみ。
ローマ人:紀元1世紀から410年に引き上げるまでイングランドを支配
ローマ帝国の共通語であるラテン語をもたらす。
アングロサクソン人の侵入:ゲルマン語の普及
現在のオランダ、デンマークに住んでいたゲルマン族がイングランドを制服。英語の成立。従って、英語はドイツ語に最も近い。
キリスト教の普及:597年にSt. Augustinがカンタベリーに修道院を立て初の司教となる
ケルト人の宗教は多神教だったが、一部キリスト教に取り込まれつつ廃れていく。教会は牧師養成のため学校を立て、読み書きが初めて普及する。
バイキングの侵入:8-11世紀にかけ北欧からバイキングが侵略
一部は沿岸部に定住する。Yorkなど。
ノルマン人による征服:1066年
フランスのノルマンディー地方に住むノルマン人が英国を征服。フランス語が支配階級の言葉として使われ、庶民が話す英語と、教会や大学で話されるラテン語という三重構造がしばらく続く。その後次第に、被支配階級の英語に取り入れられる。同じものを表すのに単語が複数存在する最大の理由。
大英帝国:世界最強の帝国に
世界中の植民地で英語が支配者の言語として使われたため、英語人口が激増。従来英語になかったモノが英語に取り入れられる。例:bungle(ヒンディー語)
と、マア、同じ島国でも随分違う歴史を歩んでいる。
ドーバー海峡は泳いで渡れても、対馬海峡は泳いで渡れない。この差か?
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この記事へのコメント
1. Posted by imagingstar 2008年05月31日 12:21
異なる言語文化が交じり合ってできた混血言語なわけですね。
人間も、いろんな文化の間で揉まれた方が強くなりますが、言語もそうだとは。
日本語について、「正しい日本語」というのをやたらに強調する立場がありますが、英語のそういう歴史を知れば、外来語とかもあまり毛嫌いせずに取り入れていってもいいような気がしてきました。言葉って生きていて、ある時点で固定化するのはむしろ不自然です。