2014年02月
2014年02月28日
孤立無業
電子メールや携帯電話の普及と関係ありそうですが、本当のところは？
生産年齢人口が減少しているうえに、こうやって働かない人が増えると、税金を本来支払う側から、生活保護をもらう側になってしまいますから、社会保障改革をしない限り財政破綻は避けられそうにないです。
・孤立無業者：20-59歳で未婚、仕事をしていないだけでなく、普段ずっと一人でいるか、家族しか一緒にいる人がいない人たち・2011年日本の孤立無業者＝162万人（社会生活基本調査）2006年112万人→2011年162万人！・孤立無業者になりやすいのは、男性、中高年、中卒であったのが、2000年代に入ると、女性、若者、大卒の無業者にも孤立する人が増え始めた。→孤立の一般化・2000年代に入ってから、全ての年齢層で交際、付き合いの時間が減少特に、15-24歳の若年層で激減
2014年02月27日
都道府県別大学生数＆人口割合
香川大学は、文科省のCenter of Communityに選ばれ、それを記念して「COC:地(知)の拠点整備事業ｼﾝﾎﾟｼﾞｳﾑ」が開かれた。
その中で使われた県庁の資料に面白いものがあった。それが上の図で、全国平均の赤線に比べ、香川県の18-23歳の人口構成比が極端に落ちている。
この原因は、勿論、県外大学への進学によるもので、香川県の県外進学率が83%と全国有数であるのは以前にも書いた通り。香川県の大学進学率は6割くらいなので、0.6x0.8＝0.48で同年代の半数がこの時点で県外に転出してしまう。
一度外の世界を見ることは良いことなので、戻ってくるのであれば、それ自体が悪いことではない。ところが、図にある通り、県外に進学した学生は就職になっても一定数が戻ってこないため、県としては、「教育費を負担して県民の子弟を育てるが、その子たちが就職して税金を払うのは進学先の都会」という構図だ。同じことは、全国の多くの地方についていえよう。
さらに示された資料は、都道府県別大学生数とその人口割合で、香川県の大学生の割合はH25で1.0%で全国平均2.2%の半分以下。H１１にはこれが1.3%あり、率にして22%減少している。この減少率はこの期間で、全国一だ。
先にも言ったように、学生数が多いことは、その後の地元での就職につながる傾向があるため、学生数は地元にとって重要である。そのためには、他の地域からわざわざ進学したいと思える大学が存在することが必要だ。さらには、集まった学生が希望する就職口が地元にあることが重要で、この二つが揃って、人口増あるいは人口減少を緩和することが出来る。
2014年02月26日
実践型インターンシップ
今の大学はどこもインターンシップ制度をやっていて、これは昔は殆ど無かった良い制度だと思う。私が就職活動していた頃には、外資くらいしか受け入れていなかったと思う。私もBainで2週間のサマージョブをやって、大いに刺激を受けた。この体験が無ければ、その後、留学もしなかったかもしれない。その時のサマージョブ仲間4人のうち、私を含む3人は後にMBA留学し、一人はNYでバンカーになり、もう一人は日本でゲーム会社を経営している。
今教えているMBAコースにも「実践型インターンシップ制度」というのがあり、例によって、私が担当している。学部生が行う「体験型」と違うのは、「企業から課題を与えられて、学生が主体となって、その問題解決を図る」というプロジェクト型になっている点。
今日は、そのインターンシップの最終プレゼンの日。朝から船に乗り、直島へ。地中美術館の奥深く、ヒミツの理事長室でそれは行われた。昨年から5回目だ。
一時はどうなることかと思ったが、ラストスパートで何とか形になり、よかった！
2014年02月25日
アメリカの世紀
「19世紀は大英帝国の世紀で、20世紀はアメリカの世紀」と言われたが、「アメリカ支配はまだ始まったばかりであり、21Cはアメリカの世紀」というのが本書の結論。
確かに、本書にあまり触れられてない点で考えてみても、
・先進国で唯一人口が増えている
・シェール革命で、これまでエネルギー輸入国であったのが輸出国に転じる
・ハイテクで世界を圧倒している
・世界トップクラスの大学群が集中し、世界中から能力とやる気のある人を集めている
・軍事力で世界を圧倒しており、世界中どこでも無人攻撃機で攻撃できる
・先進国で数少ない食糧自給国である
など、同じ結論に達する。
＊地政学を主な指針として、21世紀がどのようなものになるかを感じ取る◎アメリカの時代北大西洋＋太平洋の二つの大洋を支配17:中国が海外貿易に門戸を開いたのはこれが初めてではないし、その結果として不安定化するのも今度が最後ではない18:（第三次）世界大戦�‘�本：軍国主義の歴史 平和主義の二流大国�▲肇襯魁�歴史上の主要なイスラム帝国は、すべてトルコ人によって支配��ポーランド：16Cまで大国21Cドイツの衰退←人口減少ロシアに対抗するために米国が支援WW3→技術進歩＆新エネルギー（宇宙発電）→好景気宇宙で太陽光発電し、マイクロ波で地球に送電
20:人口減少→先進工業国は深刻な労働者不足→移民誘致合戦
2014年02月24日
Seattle
「ベンチャー三都物語」の最後は、シアトル。報告者は、立教大学の山縣宏之さんでした。
シアトルの産業といえば、かってはBoeing。1980年代にIBMへのMS-DOS納入に成功したビル・ゲイツはMicrosoftを生まれ故郷のシアトルに移すことにする。ここから、シアトルのソフトウェア産業が始まった。
シアトルは元々Boeingの企業城下町で、ベンチャーが盛んな都市ではなかった。従って、VCも存在しなかったが、MSの大成功で、ビル・ゲイツや同社共同創業者のポール・アレン始め、MSの元従業員にも億万長者が続出した。彼らが個人投資家として次世代に投資をすることで、VCの投資対象になるまでのリスクをとっている。
そして、ワシントン大学（州立）も世界ランクTop25で、全米トップクラス。ビル・ゲイツは、地元にワシントン大学がなければ、郷里にMSを移しただろうか？おそらく人材確保の点から、移さなかっただろう。トップクラスの大学の存在は、人材が全てのハイテクベンチャーには欠かせないようだ。
2014年02月23日
飲食店の競争度合
FBで既にお知らせしたとおり、今週末、2回目の大和製作所うどん＆ラーメン学校「経営講義」に、今回は東京で参加した。研修やセミナーは良いと思えば、身に付くまで同じものに何度でも出た方がいい。
その中で出てきた新規出店の商圏分析の一項目に、「競合度」があり、これは商圏の人口を飲食店数で割ったもの。飲食店一店舗当たりの人口で表され、全国平均は190人位らしい。
同じものをネット上で探したところ、出てきたのが上の図。こちらは、人口千人当たりの飲食店数で表しているので、逆数をとったことになる。昼間人口の多い都会が定住人口当たりの飲食店数が多くなるのは当たり前として、意外なのが、それと同レベルの沖縄、高知、山梨。沖縄と高知は常に県民所得最下位を争っている仲だ。
沖縄、高知は所得水準が低いのに外食が多いということになる。飲む機会が多いことが関係していそうだ。理由がよくわからないのが山梨。所得水準はちょうど全国平均くらいで、他の２県のような所得水準上の特徴はない。山梨県民の方、教えてください。
2014年02月22日
Austin, TX
「ベンチャー三都物語」次に出てきたのは、テキサス州の州都オースティン。私も昔訪問したことがありますが、同じテキサスでもヒューストンやダラスよりも小さく（人口79万人）、住みやすそうな都市でした。実際、全米住みやすい都市ランキングでも常に上位になっています。
オースティンの最大雇用者を見ると、1984から現在までずっとテキサス大学オースティン校がトップ。同市に本社を置くDELLよりも大きいのです。ちなみに、DELL創業者のマイケル・デルは同校在学中に創業し、中退しています。
元々、「大学と州政府の街」であったオースティンにハイテク産業ができたのは、1967年のIBM誘致が最初。その後、1984年のMCCや1987年のSEMATECHと半導体関連の国家プロジェクトを誘致し、全米から集まった技術者の一部が、その住みやすさにひかれてそのまま残ったのでした。
1992年にコンピュータのダウンサイジングで業績悪化に見舞われたIBMが創業来の終身雇用を見直し、初めて人員削減に踏み切り、4000名を超える技術者がオースティンで職を失いました。皮肉にも、この大量解雇が起業ブームをもたらし、分散ネットワーク管理ソフトのTivoliなど成功企業が出てきます。研究者の福嶋路さん（東北大学）によれば、37名のTivoli退職者によって26企業が設立されているということです。
2014年02月21日
Cambridge Phenomenon
「ベンチャー三都物語」トップで発表したのは英国ケンブリッジ。ケンブリッジ大学のDr Jocelyn Probertさんでした。
ケンブリッジはロンドンの北1ookmほどのところにある大学町。King's Cross Stationから約1時間で行けます。人口は13万人ですから日本でいえば、小都市。周辺地域も含めた経済圏で45万人ということです。
学問、特にライバルで政治や社会学で有名なオックスフォードに対して、ケンブリッジは理科系が有名です。その研究資産を商業化しようと1960年にTrinity CollegeがScience Parkを設立します。ちなみに、イギリスのCollegeは発足時から荘園などの独自財産を持っていて、またその収益を運用しています。Trinity Collegeがこういったことを独自でできたのも自主財源のおかげです。
大学＋ベンチャー企業＋投資家＋専門支援家が有機的に結びついた「生態系」を形成しているのは、どのベンチャーが盛んな地域でも同じですが、ケンブリッジの場合の特徴は、Technology Development Consultancies（技術開発コンサルタント）の存在にあるとDr Probertは言います。
こういったR&Dサービス企業が何をやっているかというと、
・R&Dの代行
・アイデアを持った個人客のための商業化支援
ということです。
1960年に創業した老舗のCambridge Consultantsが従業員306名で、売上が£40M（約70億円）ということです。この会社からPA Technologyが派生、さらにそこからThe Technology Partnershipが派生し、それぞれ同規模の会社になっています。
結果として、現在のケンブリッジには1400を超える企業が集積し、4万人以上を雇用しています。そのうち5社は年商が10億ポンド（1700億円）を超える大企業に育っています。人口10-50万人の小都市に5社も大企業が数十年でできたらどれだけ地元経済にインパクトがあるか、ということです。
スマホのCPU設計をほぼ独占しているARM社もその一つです。
2014年02月20日
The lion dance しあわせ獅子あわせ
香川県ではフィルムコミッションに力を入れていて、その中から、「世界の中心で愛を叫ぶ」「県庁の星」「八日目の蝉」などヒット作が生まれています。さらには、自分たちで映画も作ろうということで、県が「映画製作実践講座」を格安で受けられるように補助金を出しています。
その受講生が制作して昨年の「さぬき映画祭」に応募して、グランプリとなったのが「The lion dance しあわせ獅子あわせ」です。映像を担当したのが友人で話は聞いていたのですが、なかなか見る機会がなく、やっと見たのが昨晩。映画製作実践講座をやっているeとぴあ（県施設）で「50分版」（映画祭用）を無料上映していました。
香川で秋祭りの主役は獅子舞。香川の田舎で生まれ育てば当たり前の風景ですが、日本一小さな香川県に1000もの獅子舞が残っているのは全国的にも珍しいそうです。それでも、かっては1200以上あったそうで、後継者がいなくて急速に廃れています。
今度は、105分の「劇場版」を見たいです。
2014年02月19日
ベンチャー三都物語
先日出た、法政大学での国際シンポジウムから。
ベンチャーの世界では、「目指せシリコンバレー」と言われて数十年経つが、未だにシリコンバレー程成功した地域は世界中どこにもない。東西40km、南北60kmほどの地域（つまり香川県程！）に全米VC投資額年間2兆円の半分が投資されるのだから、 アメリカ国内でも特殊なのである。
シリコンバレーのEco Sysytem（生態系）については、これまでに多くの研究がなされ、それは、
・スタンフォード大学の存在
・HP以来連綿と続くロールモデルの存在
・世界中から起業を目指して集まる人材
などが伝統として組み合わさったもので、他地域がおいそれと真似できるものではない。
今回のシンポジウムで面白かったのは、シリコンバレーを追っている3地域（英Cambridge、米Austin、米Seattle)を取り上げ比較したことである。
それらの地域には、シリコンバレーと違う要素もあるのだが、全地域に共通するのは優秀な大学の存在である。ケンブリッジ大学は常に世界Top10に入る大学だし（2013年The Times Higher Educationで7位）、テキサス大学オースティンも同ランク27位、シアトルのワシントン大学も25位だ。
ボストンにはHarvardもMITもあるが、ベンチャーということではそれほどでもない。優秀な大学の存在はベンチャー企業が繁栄するのに必要条件ではあるが、十分条件ではないようだ。ちなみに、日本トップの東京大学は同ランクで23位なので、東京はベンチャー企業の集積地となる一つの条件は満たしていることになる。
ベンチャーの世界では、「目指せシリコンバレー」と言われて数十年経つが、未だにシリコンバレー程成功した地域は世界中どこにもない。東西40km、南北60kmほどの地域（つまり香川県程！）に全米VC投資額年間2兆円の半分が投資されるのだから、 アメリカ国内でも特殊なのである。
シリコンバレーのEco Sysytem（生態系）については、これまでに多くの研究がなされ、それは、
・スタンフォード大学の存在
・HP以来連綿と続くロールモデルの存在
・世界中から起業を目指して集まる人材
などが伝統として組み合わさったもので、他地域がおいそれと真似できるものではない。
今回のシンポジウムで面白かったのは、シリコンバレーを追っている3地域（英Cambridge、米Austin、米Seattle)を取り上げ比較したことである。
それらの地域には、シリコンバレーと違う要素もあるのだが、全地域に共通するのは優秀な大学の存在である。ケンブリッジ大学は常に世界Top10に入る大学だし（2013年The Times Higher Educationで7位）、テキサス大学オースティンも同ランク27位、シアトルのワシントン大学も25位だ。
ボストンにはHarvardもMITもあるが、ベンチャーということではそれほどでもない。優秀な大学の存在はベンチャー企業が繁栄するのに必要条件ではあるが、十分条件ではないようだ。ちなみに、日本トップの東京大学は同ランクで23位なので、東京はベンチャー企業の集積地となる一つの条件は満たしていることになる。
2014年02月18日
2014年02月17日
2014年02月16日
アメリカが日本に仕掛けた戦争
FDRはとっくの昔に日本と戦争することを決めており、日本に引き金を引かせようと外交で追い詰めていった。19世紀の戦争でアメリカは西部の広大な土地をメキシコとスペインから奪い味をしめていたうえ、FDRは有名な人種差別主義者で、日本の台頭を脅威に感じていた。
これだけの証拠が揃っているのに、公式にその立場を取れない米国は仕方ないとして、日本までもが東京裁判史観に未だに囚われるのはナゼだろう？
4:東郷茂徳外相 ハル･ノート「米国が今までの経緯および一致せる範囲を凡て無視し、従来とった最も強硬な態度をさえ越えた要求をここに持ち出したのは、明らかに平和的解決に到達せんとする熱意を有しないものであり、唯日本に全面的屈服を強要するものである。(略)これは日本の自殺と等しい。(略)もはや立ち上がる外ないと云うことであった。」（戦後獄中での回想)48:1941年7月18日（南部仏印進駐の10日前)FDR日本本土爆撃作戦を承認（JB-355作戦)87:12月2日「新高山登れ1208」→MAGICで暗号解読（資料公開）113:盧溝橋事件中国共産党工作員が日中両軍を衝突させようとして、日本軍に対し発砲（張治中警備司令官が共産党の秘密党員であったことが戦後明らかに)115:1846米墨戦争＆1898米西戦争とも米軍による奇襲→メキシコ及びスペイン領だった広大な現米国西部の土地を奪い、米国に編入→テイラー将軍はその功績で第11代大統領に121:東京裁判判事11人中3人が判決に反対（占領下で公表されず）「連合国は極東軍事裁判で、日本が侵略戦争を行ったことを歴史的にとどめることによって、欧米列強による侵略を正当化し、日本に過去の罪悪の烙印を押すことが目的」ラダビノト・パル(インド)「人種差別が、太平洋戦争の主因の一つだった。連合国の国民は、日本人を人間以下と見なすように教育されていた。広島、長崎で数十万人を、一瞬のうちに焼殺したのも、人間でないと感じたから出来たのだった。」バートV.A.レーリンク(オランダ)141:フーバー大統領→ルーズベルトは狂人「私が、『日本との戦争のすべてが、戦争を仕掛けたいという狂人の欲望だった』と述べたところ、マッカーサーも同意した」115:マッカーサー 1951年5月3日 米上院軍事外交合同委員会「日本はやむにやまれず自衛のために戦わざるを得なかった」
2014年02月15日
常識の壁を越え、イノベーションを生み出す質問
昔から、「正しい質問ができれば、問題は半分解解決したも同然」といいますからね。質問力は大事。「正しい質問」が、革新的なビジネスを生む！
・新しいアウトプット（製品）を生み出すには、新しいインプット（材料）が欠かせない常識を疑うような質問＝Killer Questions・思い込み→Jolt（劇的な変化）の影響守りを固めると同時に、自らもジョルトを創造すべき１．あなたの顧客は「誰」か・顧客が私たちの製品を選ぶ時の基準は何か?・私の製品に不満を持っている相手は誰か？・将来の顧客はどんな基準で購入を決めるか?２．あなたは「何」を販売しているのか・顧客の煩わしさを取り除き、ユニークな恩恵を新に提供するためにはどうすればいいか?・私の製品の以外に不便なところは何か?３．あなたの組織はどのように機能しているのか・私たちの業界と似ているのはどの業界か。そこから何を学べるか?・私の製品を購入する経験のどこが気に入られないのか?・新しい顧客を確保するためには、どんな販売アプローチを考案する必要があるか?
2014年02月14日
大和製作所の藤井社長最新刊
この年になって心がけていること：なんでも先輩方に聞く！
自分にとって初めての経験で戸惑っていても、先輩方に聞くと、大抵、似たようなことを経験済みなんですよね。信頼できる何人かに聞いて、自分の事情と合わせて考えると、よい答えが出るような気がします。成人前に父が死んでしまって、そういう習慣がなかったのですが、誰に聞いてもいいわけですからね。相手を選ぶ必要はありますが。（笑）
100:ドラッカー流、新規開業7つの心得１．小さく始める２．シンプルに始める。ただし、大きく差別化をする。３．何が何でも、トップを目指す４．予期せぬ客が本当の客（当初、想定した客ではない客）５．キャッシュが大事（常に資金余力を持つ）６．強いチームの編成７．良き相談相手を持つ�〜把召如∪亀全兇龍�い、優しい人��間違いをハッキリ指摘してくれる人�Ｌ楡茲梁仔世砲海世錣蕕聞�い心を持った人�ぅ櫂献謄�ブな人（ネガティブな人は絶対に近づけないこと）�ゼ�分以上に、自分のことを心配してくれる人106:競争変数を増やす→小が大に勝てる
115:飲食ビジネスの基本QSC＋Value＋Entertainment
2014年02月13日
日本と地球はこう動く
1月19日、経営コンサルタントの船井幸雄先生が亡くなられた。大企業を相手にした高額コンサルティングの日本での草分けを大前研一とすれば、中小企業、特に流通ビジネスでのコンサルティングで一世を風靡した方である。生涯の著作は400冊を超えるというからすごい。その絶筆となったのがこの本。
この本を船井先生を中心とする勉強会「にんげんクラブ」会員の方から頂いた。工学系の大学教授をされている方で意外であった。20代の新入社員の頃、経営の勉強をするために何冊か読んだが、船井先生の著書を手にするのは久しぶりだ。一つの世界を極めると、やはり、それを超える存在に気づき、精神世界に入っていくのか？
102:地球は第三レベルの星（不良星）から第四レベルの星（優良星）への移行期にある
エゴ（崩壊型）→エヴァ（蘇生型）
136:経営成功の基礎能力
�ヽ悗唸イ�、働き好き、奉仕好き
�▲廛薀紅�想
��師とかモデルを見つけ、師事する能力を持つこと
164:35-55歳の壮年期「信頼される行動をとる」
・逃げない、言い訳をしない
・どんなことにも前向きに誠心誠意やる
・損得より善なる行動をとる
・自信を持つ
・他人の欠点を指摘したり、悪口を言ってはいけない
2014年02月12日
香川県を起業率No.1に！
香川県産業活性化アドバイザーの第一期目が終わり、メンバー入れ替えがありました。先週、浜田知事から2期目の委嘱状をいただくとともに、最初の会議がありました。
私からは、地元ベンチャー企業の振興と大学の果たす役割を訴えました。大体次のような内容です。
・香川に優秀な人がUターンし、あるいは転入して来るには、魅力的な職が必要である
・香川は面積が日本一狭く、求人倍率も一貫して全国有数の高さにあるため、労働者の数が必要な産業には向かない
・従来、地元で高学歴Uターン就職の受け皿となっていた県庁、四国電力、114銀行などでは何れも職員・社員を増やしておらず、むしろ削減傾向にある
・この傾向が続けば、益々、人材流出が続く
＊有能で稼げる人材のための、高付加価値で高収入の得られる職場が必要である＝ベンチャー企業
・世界を見渡しても、ベンチャーが盛んな地域には優秀な大学が存在する
例）シリコンバレー→Stanford、ケンブリッジ→Cambridge、オースチン→U of Texas
（優秀な大学があってもベンチャーが盛んでない地域もあるので、大学の存在は必要条件ではあるが、十分条件ではない）
・地元でトップかつ唯一の国立大学である香川大学での起業家教育の充実が期待される
・その中心になるのは、社会人としての基礎力を教える学部ではなく、職業人を養成する専門職大学院（ビジネススクール）であろう
・香川に残って起業しれくれる人であれば外国人であっても構わない（実際、かつては香川大学に留学したのち地元で起業した中国人留学生もいたが、最近は無いようだ）
2014年02月11日
ギャラリーカフェたむら
大学のすぐ近くにある古民家なのだが、よく見ると控えめに「ギャラリーカフェたむら」と出ている。以前から存在には気づいていたのだが、何しろ、土・日・月の3日間しか開いてない。休日出勤の午後、打合せで行ってみた。
抹茶のセット（600円）を頼む。出てきたのは写真のように、抹茶と、ほとんど「軽食」と言っていい盛りだくさんの「茶菓子」。焼餅にイチゴ大福など季節のお菓子。ランチを済ませてから行ったので、苦しいほど。
聞けば、使われている漆器は全てマスターのお父様が趣味で手作りされたものらしい。そして、店内の絵はマスターの作品。奥様も小物類を作って飾られている。
この家は、ご主人の実家で、市内で一番古い民家なのだとか。高松の喫茶文化を象徴する店。
2014年02月10日
熱きファンを戦力に変える新戦略
これは、アメリカの大学が同窓会活性化のためにやっているのと同じ手法。LBSでも、HBSのマーケティング担当教授が学長になった時に同窓会改革をやり、米国流の手法を導入した。
Amazon, Google, Starbucksなどが実践する新手法・アンバサダーとは、ある会社を熱烈に応援し、見返りを求めずに、商品の魅力を広めてくれる人・FanやFollowerとAmbassadorは違うFan&Follower：値引きや特典狙いAmbassador：すばらしい体験を伝えたい、他の人たちを助けたい・Ambassador Marketingのポイント１．アンバサダーに報酬を払わない２．アンバサダーが簡単にレビューや体験談を書けるように、ツールを提供する３．アンバサダーを継続的に発掘・活性化する４．アンバサダーの意見に耳を傾け、やる気を出す５．結果を追跡し、手法を最適化する・まずはアンバサダーを発掘する「当社を友人に強く薦めようと思いますか？0-10までの数字でお答えください」
2014年02月09日
チャレンジする街
同窓生向けの雑誌『早稲田学報』2月号にある、「学生時代から地域活性化をはじめ、地域に根差した活動をしてきた木下斉と秋元祥治」という記事が目に留まった。地元で「まちづくり事業」に関わる私としてもこころしないと行けない問題がズバリと書かれています。
・「うだうだ言って何もしない人たちより、何を言われようが何かやっている人の方がずっと偉い」（慶応SFC鈴木寛）
・ 「やってくれ、やってくれ」という割にまったく金も出さないし、まともに活性化事業に取り組もうとしない商店主
・日本の商店街は商店街自体に問題がある
・「経営」と「まちづくり」をつなぐ
・事業モデルを自分で立案し、それに対して手を上げて行動する人たちと共同出資で会社を設立し、バリバリ活性化事業を民間で立ち上げ、儲けを出していく
・都市中心部の商店街問題は、商店街という組織そのものが既得権化して自由競争をしなくなっていったこと
・店舗の新陳代謝や賃料の適正化がされず、地域間での競争や総合スーパーなどとの競争に敗れた
・再生するためには意欲ある人に挑戦の機会を提供し、意志なき方には退席を願うこと
・「商店街活性化＝補助金をもらうこと」という発想をしたら終わり→儲けられないことに時間を使うことになる
・「商店街活性化≠まちおこし」 →金儲けを頑張る人を増やす事業（まちおこしが実現するのは、その結果）
・地方が衰退するのは、商店街の問題と同じ構造
・商店街となると妙な「公共性」が付きまとう
・パブリックスペースを有効活用しないことは悪→遊休不動産の固定資産税を高くする
・高齢者ほど無料バスでイオンに行っている
・商店街はそもそも金儲けのために形成されているもの
・補助金を貰うと、本気で稼ぐという努力が疎かになって、ますます衰退する
・補助金や交付金を配るから地域の規模にそぐわない過剰なものが建設され、財政を圧迫する
・市場金融で可能な事業計画に留めないと、ますます赤字事業が増える
・都市圏間が競争する時代→産業集積の優位性&高所得層に最適化した都市化
・「若くて賢くて金を稼げる人口をどれだけ自分の都市に囲い込めるか」という競争
・自治体財源として大きい住民税と固定資産税
・「周辺から所得の高い人たちに集まってもらう」（岩手県柴波町）
・経営者としての首長→いい自治体は伸び、ダメな自治体は地の底にまで落ちる
・各ステークホルダーが儲かる仕組み
・裏切らない中核チームが全ての基本
・少人数の出資体制でまち会社をつくり、外部委員会制度で地元の有力者には参加してもらう→意見は聞くけれども、経営能力のある少人数で行う
・まちづくりの「公共性」を旗印に公的資金を引き出すことが日常化している
・人の金で、人のためにする仕事ほど、いい加減なものは無い
・地域衰退の問題の多くは経済に起因→経済と向き合わない限りはダメ
・「お金ではない価値」といいながら、税金というお金を使って事業をやっている詭弁
・一旦都会に出て行った若者が帰ってきたいと思える環境を地域が用意できていない
・（地元に帰りたいと）思ってもらえるような教育を高校までの段階で、地域として出来てない
・「うだうだ言って何もしない人たちより、何を言われようが何かやっている人の方がずっと偉い」（慶応SFC鈴木寛）
・ 「やってくれ、やってくれ」という割にまったく金も出さないし、まともに活性化事業に取り組もうとしない商店主
・日本の商店街は商店街自体に問題がある
・「経営」と「まちづくり」をつなぐ
・事業モデルを自分で立案し、それに対して手を上げて行動する人たちと共同出資で会社を設立し、バリバリ活性化事業を民間で立ち上げ、儲けを出していく
・都市中心部の商店街問題は、商店街という組織そのものが既得権化して自由競争をしなくなっていったこと
・店舗の新陳代謝や賃料の適正化がされず、地域間での競争や総合スーパーなどとの競争に敗れた
・再生するためには意欲ある人に挑戦の機会を提供し、意志なき方には退席を願うこと
・「商店街活性化＝補助金をもらうこと」という発想をしたら終わり→儲けられないことに時間を使うことになる
・「商店街活性化≠まちおこし」 →金儲けを頑張る人を増やす事業（まちおこしが実現するのは、その結果）
・地方が衰退するのは、商店街の問題と同じ構造
・商店街となると妙な「公共性」が付きまとう
・パブリックスペースを有効活用しないことは悪→遊休不動産の固定資産税を高くする
・高齢者ほど無料バスでイオンに行っている
・商店街はそもそも金儲けのために形成されているもの
・補助金を貰うと、本気で稼ぐという努力が疎かになって、ますます衰退する
・補助金や交付金を配るから地域の規模にそぐわない過剰なものが建設され、財政を圧迫する
・市場金融で可能な事業計画に留めないと、ますます赤字事業が増える
・都市圏間が競争する時代→産業集積の優位性&高所得層に最適化した都市化
・「若くて賢くて金を稼げる人口をどれだけ自分の都市に囲い込めるか」という競争
・自治体財源として大きい住民税と固定資産税
・「周辺から所得の高い人たちに集まってもらう」（岩手県柴波町）
・経営者としての首長→いい自治体は伸び、ダメな自治体は地の底にまで落ちる
・各ステークホルダーが儲かる仕組み
・裏切らない中核チームが全ての基本
・少人数の出資体制でまち会社をつくり、外部委員会制度で地元の有力者には参加してもらう→意見は聞くけれども、経営能力のある少人数で行う
・まちづくりの「公共性」を旗印に公的資金を引き出すことが日常化している
・人の金で、人のためにする仕事ほど、いい加減なものは無い
・地域衰退の問題の多くは経済に起因→経済と向き合わない限りはダメ
・「お金ではない価値」といいながら、税金というお金を使って事業をやっている詭弁
・一旦都会に出て行った若者が帰ってきたいと思える環境を地域が用意できていない
・（地元に帰りたいと）思ってもらえるような教育を高校までの段階で、地域として出来てない
2014年02月08日
「高瀬百景」 後世に
「まちづくり推進隊高瀬」で支援していた、『高瀬百景』の絵葉書が完成しました
私もこれに間接的に携わることで、地元の知らない「資源」の新発見がありました。先日書いた「鬼ケ臼山」もその一つです。
絵葉書は百景なので、100枚1セット。ナント、1セット1000円というほとんど原価です。
当初どれだけ需要があるか不安もあったため、補助金も使い安くしました。おかげさまで好評で、初版の500セットは残りわずかです。 2014年02月07日
考える人材に育てる
一頃メーカーで働いていた私は、自動車メーカー各社と取引していた。自動車メーカーにも個性があり、例えば、ホンダは消耗工具までも一部自作していた。固定費は高くなるが、自社でやれば、(うまくやれば)製品改良サイクルは短くできる。
その頃、ベテランの営業マンから聞かされたのが、「トヨタの担当になるとトヨタファンになるが、日産の担当になると日産嫌いになる」という話。どういうことかというと、納品している部品に問題があると、トヨタは、納入業者を責めず、一緒に解決しようとする。ところが、日産は、「さあ、どうしてくれるんだ」 という態度で、仕事に直接関係のないことまで要求されたという。ゴーン改革前の話である。
この本を読んで、これは、やはり社風だと思うのである。組織が高い目標を掲げ、それに向かって構成員が前向きに頑張っているときというのは、余計なことを考えないから問題は起きない。現状に安住し、問題に目を瞑っているとき、組織はバラバラになり、こういう時、従業員が事件を起こしたりする。
・部下を育てるのがトヨタのリーダーの仕事
「仕事の出来る人」ではなく、「部下を伸ばすことのできる人」
・よい品、よい考え
よい品は「利益」をつくり、よい考えは「人」を作る
・人を責めずに、しくみを責めろ
失敗するのは「しくみ」に原因がある
・「結果」ではなく、「プロセス」
結果が出ていなくてもプロセスが間違っていなければ、責めずに評価する
・管理職の人事考課要素に「人望」
管理職は、結果を出すだけではなく、「部下から信頼されるかどうか」
・上司が常に「あるべき姿」を部下に示すことで、部下の「気づき」を促す
部下は問題を認識し、それを解決するために知恵を絞る
・問題に気づきやすくするために、「片付け」を重視
問題を顕在化するためには、現場の「視える化」が大切
2014年02月06日
正しく判断するための指針
情報に踊らされることの多い日本人。というか、皆で「踊る」ことがすきなんですね、キット。
・選択肢は多めに挙げよ！「もっと別の選択肢もあるのではないか」・ムダな選択肢は刈り込め！選択肢が多すぎて複雑な場合は、過去の経験に基づく直感などによって選択肢を絞り込み、単純化する。・最悪のケースも忘れるな！どちらかを選ばなければならないような分岐点を迎えた時は、自分に選択権がない場合は最悪のケースを想定し、自分に選択権がある場合は最善のケースを選ぶ。・自分の「思い込み」を疑え！自分の予測が、場合によっては間違っているかもしれないということを認める・情報の信憑性を疑え！「本当にそうなのか?」・小さな確率に備えよ!万一に備えることも重要。→確認等によって、事故が起こる確率をより小さくする→事故が起きてしまった場合の対策を準備しておく[m:67]暑い夏でも、一般人が日常生活でかく汗では、塩分損失は深刻ではない。それどころか、塩分接種過剰のリスクが高まる。一日の塩分摂取量は6g未満が望ましいが、日本人の平均値は11gもある！
2014年02月05日
地質標本館
出張で筑波の産業総合研究所へ。筑波へ来るのは何年ぶりだろう。10年以上来てないはず。
1985年科学博があったとき、私は大学3年から4年の間の春休みで、JTBで外人旅行客相手のバスガイドを毎日やった。仕事で英語を使うのは初めてで、今から思うと冷や汗モノなのだが、朝から晩まで一日中英語を使うことで飛躍的に英語力が伸びた。英語を上達するには、お金を払うのではなく、貰うのに限る。
そんな思い出に浸りながら、つくばEXPで筑波へ。早い
確か、万博の時はバスで2時間掛かっていたのが、50分で着いた
打合せの後、隣にある地質標本館を案内していただく。私は多少の関心があるからいいが、一般客には縁遠いかも。従って、楽しめるかどうかはガイドさんによるところが大きい。職員OBのボランティアガイドさんが居て、頼めば案内してもらえる。
入館無料だが、少額でも徴収して、ガイドさんへの｢お小遣い」＆ガイド教育に使ったほうがいいと思う。無料は責任逃れにもなり、好きではない。
2014年02月04日
日本の国家破綻に備える
冷静かつ具体的なのがいい。
まえがき：アベノミクス→高金利・円安・高インフレ市場三つの可能性�ヽ擺僖轡淵螢�：アベノミクスが成功して再び高度経済成長��悲観シナリオ：デフレ不況が続く�Ｇ北妊轡淵螢�：JGB暴落＆高インフレ＆財政破綻↓Stage1:JGB下落・金利上昇Stage2:円安とインフレ進行→国家債務膨張Stage3:JGBデフォルト→IMF管理下にどうやって、これに備えるか?�々餾張戰▲侫．鵐柊�国内 T&D日本国債ベア(5倍) NYSE JGBS（1倍) JGBD（3倍)��外貨預金➂物価連動国債ファンド156:30代、40代の人たちにとっての最大の「国家破産」対策とは、どのような環境になっても仕事をしてお金を稼ぐことのできる人的資本をつくっていくこと。159:世界の株式に分散投資できるETF ACWI をドルコスト平均法で買う日本株を既に持っている人には、ACWIから日本株を除いた1554
2014年02月03日
一杯の完璧な紅茶の淹れ方
改めて統計学の有用性を思い出させてくれる本。
現代統計学の父と言われるRonald A. Fisherは名著『実験計画法』で、「紅茶とミルク、どちらを先に入れたミルクティーか分かる」という女性のことについて書いている。Fisherは、そのどちらがいいかではなく、その女性が本当に両者の違いを正しく判定していると言えるためには、何をしないといけないのかについて、その実験手法について考察している。
その手法については本を読んでいただくとして、結論は、下記の通り。
51:標準誤差サンプルから得られた割合に対して標準誤差の2倍を引いた値から標準誤差の2倍を足した値までの範囲に真の値が含まれる信頼性が95%79:フィッシャーたちの時代とそれ以前の統計学の大きな違い＝誤差の取り扱い方→カイ二乗検定＆P値＜5%81:ABテスト（ランダム化比較実験）OmnitureをAdobeが巨額買収106:英国王立科学協会2003 「一杯の完璧な紅茶の淹れ方」牛乳は紅茶の前に注がれるべきである蛋白質の変性＞75℃
2014年02月02日
恋チュン、山陰海岸ジオパークバージョン
国内の「世界ジオパーク」調査で最後に行った、山陰海岸ジオパーク。推進協議会をインタビューのため訪問したところ、「今、プロモーションのため、ジオサイトで『恋チュン』を収録しているのですが、踊ってくれませんか？」との要望があり、調査団3名で踊ることに。
正直に言うと、「恋チュン」が何かも分からなかったのですが(笑)、恐れ多いことに、玄武洞の前で踊ることになりました。
それが、上記の映像。まあ、出ているのは最後のほうに一瞬だけなのですが、新聞には上の朝日新聞だけでなく、読売でも記事になったようです。2014年02月01日
ワンダ2001?-2013
訃報：ワンダ（ビーグル雄） 推定年齢13歳
死亡推定時刻：2013年12月31日未明
死因：老衰
ワンダは2005年1月7日に我が家にやってきたビーグル犬。東京都動物愛護センターから連れ帰ったので、正確な年齢は分からない。うちに来た時の愛護センターの話では推定4歳だったので、推定年齢13歳ということになる。
この冬かなり弱ってきて、外で飼っていたのを、最後は家の中で温めていた。最後の2週間は散歩も出来なかった。小さい頃キチンとしつけられていなかったのか、室内飼いはチョット無理だった。
30日の夜、同じ部屋でTVを見ていたら、突然、ヨロヨロとケージから出てきた。そして、私の近くまで這ってきて寝転んだ。一昨年から不在がちな私への最後の挨拶だった。
東京で一緒に暮らしている間、毎朝、毎夕の散歩は私の役割。それまで散歩をする習慣のなかった私が、その間健康を維持できたのはワンダのおかげだろう。自分を心待ちにしてくれている存在があるというのは生きがいになる。
安らかにワンダ。そして、全国の動物愛護センターにお世話になる動物が減ることを祈る。ペットをこれから飼おうと思っている人は、まずは愛護センターへ問い合わせてみることをお奨めする。一匹でも、殺処分が減るように。
