2013年12月

2013年12月31日

500万円のカラ出張した東大教授が名誉教授


先日読んだ、『工学部ヒラノ教授』が面白かったので、シリーズを全部読破中。 この本には、ヒラノ教授の、筑波大学での助教授時代→Stanford留学→東工大教授→中央大学教授にわたる大学教員生活での「事件」が書かれている。

特に興味を持ったのが、「東大N副学長のカラ出張事件」というもので、当人は、停職3ヶ月の処分を受けた後も教授職を続け、東大を定年退職して「名誉教授」になっている。いかに、教授会が身内に甘いかの証左である。この背景にあるのは、「皆やっていることだから」という意識であり、皆すねに傷があるから、他人に厳しいことを言えない。正論ばかり言っていると疎まれ、ついには嫌がらせを受けるのがこの世界のようである。

一方、制度上の問題もあり、ヒラノ教授が本書で指摘の通り、「教授は交際費を持たない管理職」という側面がある。秘書や助手を雇ったり、民間企業と共同研究をしたり、シンポジウムを開いたりと「交際」をしなければ成り立たない職業でありながら、交際費がない。交際費がないので、それに充てる資金をカラ出張などで工面しようということになる。東工大では、このカラ出張事件以後、日帰り出張の証明のため、「現地のキオスクの領収書を提出させることになった」というのには笑った。

24:東大N副学長 500万円のカラ出張で摘発→停職3ヶ月→3年間教授職→名誉教授

187:心優しい高窪教授(中央大学)は、卒業後も元学生を見捨てなかった。そしてその優しさが仇になった。

200:新エネルギーも原発も、ともにリスクを内包している。豊かな時代に育った人たちが、そのような貧しさに耐えられるとは思えない。
 
shikoku88 at 07:34|この記事のURL│Comments(0)│TrackBack(0)│本 | 教育

2013年12月30日

Intouchables

最強のふたりコレクターズ・エディション(2枚組)(初回限定仕様) [DVD]
フランソワ・クリュゼ
アミューズソフトエンタテインメント
2013-03-22

昨年話題になったフランス映画をDVDで観た。

実話に基づいている、というこの映画は、「頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描い」ている。

パリに住む身体障害者の富豪フィリップは、その豪邸に住み込みで自分の身の回りの世話をしてくれる介護人を探している。気難しいところもあるフィリップの元で、これまで雇われた介護人は1週間と持たない。そこに次の採用面接に現れたのは、職安から紹介されたドリス。ドリスは貧民層で、犯罪歴もある。職を本気で探していたのではなく、採用面接を受けなければ失業手当が貰えないために来ただけ。

ところが、この乱暴で、まともな教育を受けてない黒人の若者の、「自分に全く同情してない」ところを面白いと思い、採用する。

フランス映画らしく、ほとんど説明が無い。二人の関係をただずーっと追うだけ。遠慮の無いドリスは、フィリップの恋愛関係にもズカズカと入って行き、おせっかいを焼く。最後の、フィリップのデートシーンがいい。

エンディングにモデルとなった二人が出てくる。二人はその後モロッコに移住し、「ドリス」が現地人と結婚したのをきっかけに雇用関係を解消したが、今でも親友だという。 

2013年12月29日

アイデアのヒント

アイデアのヒント
ジャック フォスター
阪急コミュニケーションズ
2003-01-10


・アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせである

・アイデアを思いつく上で、「答えは一つ」という考えを捨てる
「答えはたくさんある」と考えること自体が、アイデアを引き寄せる力になる

・アイデアを生む方法

子供に戻る:大人の常識を捨て、子供のように、見るもの全てについて「なぜそうなのか」と考える

「知りたがり」になる:日常とは異なることをし、意識して新しいことに目を向ける

笑われることを恐れない:たとえ人が笑うような考えでも、そこに新たなアイデアの芽が潜んでいることがある

「考え方」のヒントを知る:言葉でなくビジュアルで考えるなど、これまでとは違うやり方で考える

いろいろなものを組み合わせてみる:似たものを比較したり、他分野に目を向けるなど、多くの組み合わせを考える

質問を変えてみる:同じ問題でも、それを違う言い方にして考えることで、正解への道が開ける

情報をかき集める:「意識を集中」して問題を考えるようにすると、それに関連する情報が自ずと集まる

数で勝負する:分析や評価は後回しにし、まずはできる限り多くのアイデアを出す

shikoku88 at 08:46|この記事のURL│Comments(0)│TrackBack(0)│本 | 仕事

2013年12月28日

竹島

写真 (13)隠岐の島町にある水若酢神社は隠岐国一宮で、出雲様式の本殿が立派だ。

ここの隣に隠岐郷土館 という町営施設がある。建物は、「島根県最古の白亜の洋風館」ということで、江戸から明治に掛けて北前船による交易で大いに栄えた隠岐をしのばせる。

興味深かったのが、竹島に関する展示。そう、竹島は隠岐の島町に所属する日本の領土である。

戦前はここで隠岐の島の漁師がアシカ漁をしていたそうだ。1952年に韓国が一方的に主権を主張し、1954年には武装警備隊を送って不法占拠した。乱獲で激減していたニホンアシカは、韓国による島の要塞化で最後の繁殖地を奪われ絶滅したといわれている。 

2013年12月27日

隠岐馬

隠岐馬隠岐の西ノ島には、ドータリイカだけでなくて、馬や牛もいる。

牛馬は国賀周辺で放牧されており、道にも出てきており、道路が牛馬優先なのはインドと同じ。

聞けば、西ノ島町民であれば、放牧料(1頭当たり4200円)を払えば、誰でも放牧できるとのこと。

今は冬で、牛はふもとの牛舎でいるそうだ。これはスイスと同じ。馬は年間を通して放牧されているらしく、ご覧のとおり、出迎えてくれた。

牛は育てて食用に売って儲ける訳だが、馬はどうするのか聞き忘れた。これも食用? 

2013年12月26日

「大空のサムライ」の娘


「撃墜王」坂井三郎の一人娘が、アメリカの大学に留学し、そこで知り合った米陸軍の士官と結婚していたことはこれを読んで初めて知った。しかし考えてみれば、坂井三郎は『大空のサムライ』が世界的ベストセラーになったことで、幾度も渡米し、また、自宅には駐日米国大使や退役軍人など米国人の訪問客が多かったというから、自然な流れだったのかもしれない。

65:「これだから、アメリカ人は偉い」
下士官でも優れた戦績を残せば、士官以上の待遇が与えられ、軍隊内で尊敬されていることについて。旧軍では、いかに優れた下士官でも、兵学校出の士官とは差別された。

112:ブロック塀は防犯上も危険
悪いやつはたかだが2mの塀はゆうゆう乗り越す。いったん入ってしまえば、塀が死角となり、外から見えない。
歩いていて曲がるときは、内側を曲がらず、大きく外側から回る。死角には、どんな危険が潜んでいるか分からない。

174:生き抜くためには「負けない!」こと
いざという場合は「相手と刺し違える気で戦え」
「負けない」ことの大切さ
完全勝利が恐ろしいのは、また勝とうとする気持ちがうぬぼれを招き、最悪の結果に陥る要因を作る

おわりに
運命だからと初めから諦めちゃいけない。
運命とは命を運ぶと書く。
自分の命を自分で運んで、
自分の道を開くしかない。 

shikoku88 at 14:01|この記事のURL│Comments(0)│TrackBack(0)│本 | 教育

2013年12月25日

哀れなドータリイカ・カップル

ドータリイカ


















隠岐には「イカ寄せの浜」 という入江がある。文字通り、「イカが押し寄せてきた」ことからついた名前で、昔は、毎年冬になるとスルメイカの大群が浜に押し寄せていたらしい。

環境が変化したためか、沖で定置網で獲ってしまうようになったためか、今ではスルメイカは来ないという。しかし、ドータリイカは時々来るそうだ。

たまにしか来ないのでプロは相手にしないようだが、天皇誕生日の休み、そこで張っていたのは小学生グループだった。それに、イカを捕まえるところを取材しようというNHK松江放送局のTVクルー。

私が通りかかった時、丁度、「居た!」との声。釣竿を持った子供と、鉄のかぎ針(ギャフというらしい)を持った子供が走る。

入江に姿が見えたのは、雄雌のカップル。こうやってカップルで現れるのは「見合い」のためらしい。この時、どちらを先に釣るかは鉄則があり、必ずメスを先に釣らないといけないという。なぜなら、メスを先に釣られてもオスは逃げないが、オスを先に釣られるとメスは逃げてしまうのだ

釣竿を持った子供が、竿を投げて、釣り針にメスイカを引っかける。手繰り寄せられたイカをギャフで引っかけて浜に上げる。言われていた通り、オスはメスが獲られられているにもかかわらず、未練がましく?辺りを泳いでいる。子供たちすかさず、オスも捕える。そして揚げられたのが写真のカップル。苦しそうに、時折「バフ」とか言っている

今回捕えられたのは一杯5kg程。カップルで10kg。漁業権を持っていなければそもそも漁をしてはいけないので、漁協に持っていって組合員の名前で売るのだという。これで数千円になるそうで、もっと大きかったり、時期によっては1万円程度までなることもあるそうだ。隠岐の子供たちはこうやって小遣いを自分で稼ぐのだとか。

ストーカーと言えば男と決まっており、女のストーカーというのは聞いたことが無い。今回、イカの生態を見て、「あー、これは(本能を司る)『爬虫類の脳』のせいなのだ」と思わずにはいられなかった。

shikoku88 at 20:03|この記事のURL│Comments(0)│旅行 | 食べ物

2013年12月24日

自分の意見をしっかりと持ち、末来を読み解く



「日本人が自由な考えを封じられたのは皆が大学に行くようになったから」というのが筆者の意見。なぜなら、「学者は過去のデータを見るのが好きで、今までがそうだからこれからも同じ、という直線思考の考えに固まっている」からである。

大学の本来の役割から言えば、そうではないはずなのだが、日本の多くの大学がそうなっているのも事実。入ってみて驚いたのだが、兎に角、「細かい」のである。「何を言っているか」より、「誰を引用しているか」や「論文の体裁」がしばしば重要であったりする。

こうなった理由の一つは、世界中で大学が増えすぎたからだろう。50年前に世界で数十万人規模だった研究者の数は現在6―700万人といわれており、激しい競争を繰り広げた結果、「研究発表のうち再現できるのは半分以下」と言われている。毎年、膨大なお金がムダに使われているわけだ。

本来、「大学教育を受けるだけの価値のある人間は人口の1割程度」という説もある。戦前の大学進学者は約2万人、現在は60万人。大学進学率は、数%であったものが、現在は50%を越えている。

就職のため、大学に行きながら、専門学校にも通うという学生も居る。就職率のいい専門学校に対抗するため、専門学校の内容に近い大学も多い。

最悪なのは、何をやりたいのか分からないまま4年間を無為に過ごすこと。おまけに、そんな大学生にも、国は平均して年間100万円を大学の運営助成金として投じている。

それなら、社会に出て一刻も早く働いた方が学べるものは多い。働いてから、「違う」と思えば、それから大学を目指してもいいし、転職してもいい。目標が決まってから大学に入るほうが、教えるほうにとっても、教えられるほうにとっても、そして、納税者にとっても余程いい。
 
・「最後の藁一本がラクダの背中を折る」
磐石だと思われていた組織がわずかなことで崩れることがある。そうした予兆に気づかないのは、油断をしているか、物事の遠因を考えないから。

・事にあたって「自分の知識は足りているか」「先入観にとらわれていないか」

・国について考えるときは、指導層と庶民を分けて考える
政治家だけを追いかけていると、短期の予想しか出来ない。庶民は急には変わらない。

・一瞬で結論に到達できる「アナロジー」
ロジック不要の直感能力で、まず結果全体を感じることが大切

・仮説を立て、自由に発想を広げる「拡散思考」
逆に、仮説を排除していくのが「絞り込み思考」

国会議員一人につき毎年100億円以上の無駄なバラマキ予算をつけているから、3億円の退職金でいなくなってくれれば得?

shikoku88 at 22:03|この記事のURL│Comments(0)│本 | 教育

2013年12月23日

10億ドルのアイデアを生み出す新発想法

ブレーンステアリング 10億ドルのアイデアを生み出す新発想法
ケビン・P・コイン
阪急コミュニケーションズ
2012-03-29

2006年のマッキンゼーの調査によれば、「ゼロから10億ドルの売上を4年以内に達成した会社」及びそれに近い会社は43社あり、そのうち42社は一つのコンセプトに基づく企業であったという。正に、FOCUS戦略の勝利なのだが、そこには重要な「発想法」もあったというのだ。

Brainsteering=創造的エネルギーの全てを、より生産的な方向に誘導することで、人間の思考と行動のパターンを、より上手く利用する

・正しい質問をすれば、やがて答えといいアイデアが出てくる
1.顧客が抱える未解決の問題を見つける
2.平均と異なる利用者や使い方を見つける
3.意外な成功の可能性を探る

・MECEの概念、Logic Treeの手法
・分析、評価 

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2013年12月22日

仮説思考

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
内田 和成
東洋経済新報社
2006-03-31

「BCGのコンサルタントは仕事が速い」らしい。

・仮説思考とは、物事を「答え」から考えること
課題を分析して答えを出すのではなく、先に答えを出し、それを分析して証明する。

・仮説思考とは、ビジネスパーソンにとって最も大切な能力の一つ
→情報洪水に溺れなくなる
→大局観を持って仕事が出来る
→問題解決に役立つ

・仮説=確からしい答え
「仮説→実験→検証」を繰り返す。

・実験による検証はわかりやすい半面、向き不向きがある
実験に向かない仮説は、「ディスカッション」や「分析」によって検証する。

・良い仮説は、経験に裏打ちされた直感から生まれる
少ない情報で良い仮説を立てられるようになるには、経験を重ねるしかない。

・仮説思考をトレーニングする方法
日頃から「So What?」を考え続ける
日常的に「なぜ」を繰り返す

仮説思考のできる組織だけが、激変する経営環境に素早く対応し、成功し続けることができる。

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2013年12月21日

リーダーの教科書


私的には、突き詰めれば、「リーダーとは、決断して、その結果に責任を取れる人」。その資質に無い人がリーダーに選ばれる組織というのは、組織設計か組織風土か、もしくはその両方に問題がある。

・会社が求めるのは、仕事で「結果」の出せる人 


・上司に言われたとおりのことをやるのではなく、「付加価値」を意識し、一歩踏み込んだ仕事をする人が高い評価を得る 

・優れたリーダーになるには、スキル(仕事の能力)だけでなく、マインド(人間的能力)が必要 

・部下を通じ、世に役立つ仕事をするのが上司の役割 

・リーダー=マネージャー+α 
�_饉劼量椹悗好咼献腑鵑鮗�分の言葉で語れる 
��改善だけでなく、リスクをとって革新にも挑める 
�4浜�を行うだけでなく、部下のやる気を引き出せる
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2013年12月20日

地方国立大学の危機

先日紹介した『工学部ヒラノ教授』に次のような一節があった。

地方の国立大学は危機的な状況に陥っている。秘書を雇うことが出来ない教員は、出張手続きや期末試験の集計業務を、自分でやらなくてはならないのである。

まさにその悲哀を体験中で、事務作業に追われる。地方国立大学は、大学としては二流でも、手続きだけは一流のことを言う。国立大学全国共通で、画一的なのだ。出張は細かい経路まで全て事前に申請し、出張先での変更は認められない。交通費として認められるのは公共交通機関だけで、タクシーもレンタカーもダメ。 

一方、研究費は翌年に持ち越せないので、期末が近づくと、「予算消化」に走り、多くの研究室は大して使いもしない機器や不相応な家具で溢れることになる。

解決策は簡単で、
・組織目的に合わせたルールに変える
・学部や研究科で共同秘書を雇う
・B/Sを導入して、「資本蓄積」や「投資」が出来るようにする
ことだ。

他大学での経験がないので比較が出来ないが、改革の遅れという点では地方国立大学で一番ひどいのではないかと思う。 なぜなら、日本でトップクラスの大学は、国内だけでなく、海外も見ている。国内トップの東大でも世界ランクではトップ20に入らない。世界の最優秀な学生は欧米のトップ大学を目指す。世界の中で生き残ろうとすれば、改革せざるを得ない。

一方、下位の私立大学は、少子化の中で「経営を誤れば本当に潰れる」という危機感を持っていて、偏差値が低い中でも、何とか大学の特長を出したり、あるいは学生に少しでも付加価値を付けて就職率を高めようと組織一丸となって努力している。

その間に挟まれているのが地方国立大学で、それぞれの地方ではトップ校であり競争が無い。教授たちも地元では名士で下に置かれることは無い。阪大医学部から来て働いていたポスドクが、「阪大の先生より皆さん偉そうにしているのでビックリしました」と言っていたが、さもありなん。 いくら阪大であっても、周囲には京大もあれば、研究では東大と競うこともあるだろう。そこを競争相手と思って頑張っている人と、そういった視野を持たず、「井の中の蛙」として威張っているひとでは態度が違う。

こちらの方が、本当の「地方国立大学の危機」だと思う。 

shikoku88 at 09:50|この記事のURL│Comments(0)│提言 | 教育

2013年12月19日

鬼からし

img_barysanうどん県で「からし」といえば、「鬼からし」。

何しろ、このマークなので、その強烈な辛さとあいまって、子供の頃は「怖い」とさえ思っていた。

その、製造元の�蟷垣�を週末偶然訪問した。この会社が、工場の前でカフェをやっていて、そこで「ぜんざいを食べましょう」と連れて行かれたのだ。

何故に、からし会社がぜんざい?と思ったら、からしだけでなく、あんこも作っているのだそうだ。甘と辛、両極端をいく会社である。

古民家風のおしゃれなカフェ。キットすごく人気があるのだろうと思ったが、営業は木曜日〜日曜日のみで、年内は今日が最後なのだそうだ。まるっきり商売気は無い。専務の奥さんが無理せずやっているということらしい。

ところで、せっかくからし会社を訪問したので、調べてみたら、カラシナというアブラナ科の植物の種が原料らしい。「鬼からし」の原料はカナダ産ということ。それで、西洋からしであるマスタードがなぜ日本のからしほど辛くないのか?原料が違うのかと思ったが、そうではなく、マスタードはからしに酢や糖類、その他の香辛料を混ぜた複合調味料ということ。

さらに、日本で発明された「練りからし」は、増粘剤や油脂を混ぜてからしを安定化させたもので、人工的なからし風味を加えてある。どうりで、子供の頃間違って食べては泣いた「鬼からし」ほど辛くないわけだ。伝統的な「和からし」とは別物と考えたほうがよさそうで、本物を味わうには、粉からしを使う直前に水で練ったほうがいいようだ。 

2013年12月18日

三権集中

Avante






























先日、サムライインキュベータの「行動規範」のことを書いたが、そのタネ本である『武士道』を学生の必読書とし、「卒業までに学長に感想文を書かないと卒業できない」としているのが、国際教養大学(秋田)。創立5年にして、東大・京大と並ぶ偏差値となり話題になった。

同大学の創立者で初代学長の中嶋嶺雄先生は惜しくも今年亡くなられた。その中嶋先生が、大学改革のガンとして真っ先に挙げられていたのが、教授会。実は、国際教養大学創立の前は中嶋先生は、東京外国語大学の学長であり、中嶋先生が秋田で行ったことは全て東京外大でやろうとして出来なかったことばかりだった。全て、既得権益者集団と化した教授会に潰されたと著書で書かれている。

私も昨年初めて大学という組織に入り、その組織の粗末さに驚くばかり。組織設計が根本的に間違っている。民間企業なら、とっくの昔に潰れているだろう。民間なら「(潰れるまで)勝手にしてくれ」だが、一地方国立大学でも年間に100億円もの税金が投入される地域トップクラスの大組織である。こうした国立大学法人が全国に86校もあると思うと恐ろしくなる。

政府といえば、「三権分立」というのは中学生でも知っている。なぜ、そうなっているかといえば、「権力が集中すれば、その権力は必ず腐敗するから」である。

ところが、大学では、「学部の自治」との美名の下、教授会に権限が集中している。学部・研究科運営のルールを決めるのも教授会なら、その執行をするのも教授会、そして何か問題が起こったときどう処理するかを決めるのも教授会なのである。

いわば、立法・行政・司法全ての権限が教授会に集中しており、チェック&バランスが効かないようになっている。これでは、外部のことなど気にせず、内向きな組織になることは必然だ。そして、内向きな組織は腐敗し、やがて「不祥事」が起こることになる。

shikoku88 at 08:50|この記事のURL│Comments(0)│仕事 | 教育

2013年12月17日

香川ビジネス&パブリックコンペ2013

Avante








































香川大学始まって以来のビジネスプランコンテストであった「香川ビジネス&パブリックコンペ2013」の公開審査が15日の日曜日に行われた。公開審査に臨んだのは、177通の応募の中から書類選考を通過したビジネス部門、パブリック部門それぞれ5案ずつ。

審査員及び協賛企業の投票から選ばれたのは、こちらの通り。パブリック部門グランプリの片山さんは、ため池密度全国一である香川県のため池という地域資源を活かす案であることが評価された。ビジネス部門グランプリの平田&鶴見チームは、老齢化とペットブームというメガトレンドを的確に捉えた発展性のあるビジネスモデルである点が評価された。

協賛企業賞に選ばれた、パブリック部門の岡本さんは、スタンプラリーを使ったうどん県民の弱点である糖尿病克服の案が評価された。同じくパブリック部門の大崎さんは、大学生が得意な一方、多くの審査員が不得意なSNSを活かした香川県ファン作りの仕組みが評価された。ビジネス部門の狩野さんは、自らの育児体験に基づいた新しい機能を持った子供服と、主婦でありながら、既に実用新案を取得し、縫製工場と原価を話し合っている行動力が評価された。

思えば、地元唯一の上場広告代理店であるセーラー広告から、「一緒にやりませんか」とお話を頂いたのが、昨年の11月。その後打合せを重ね、キックオフしたのが12月の忘年会。その後、紆余曲折があり、「これは無理ではないか」と思ったことも何度か。

初回で運営上の反省も多かった今回だが、「香川にこのコンペがあってよかった」と思われ、続いていくためには、多くのビジネスプランコンテストの問題である、案が「実行されない」という点が克服され、大きなビジネスや公的な取組みが実施され、成果を上げることが必要である。

ブランプリ受賞者には賞金50万円、協賛企業賞受賞の3組には賞金10万円が渡された。これらの賞金を使い、案の実現に向けた準備が進むことが期待されている。 
shikoku88 at 09:32|この記事のURL│Comments(0)│仕事 | イベント

2013年12月16日

経済自由人にあなたもなれる


先週のSVSで、サムライインキュベートの榊原社長の後に講演されたのが�螢蹈奪�ーの藤田会長。地元香川で最大手となったビデオレンタルチェーンを創業し、10年前にゲオに16.5億円で売却した。33歳で独立して始めた会社は、17年後の売却時には売上4650百万円、経常利益3億円になっていた。当時、上場を目指して利益も出すようにしていたが、上場準備を進める中で、「これは自分にあってない」と会社売却を決断したという。

その判断は流石。何しろ、藤田会長は地元では有名なヤンチャだったらしい。高校は7-8回転校。奥さんも現在4人目というから、上場企業の社長としては仕事以外のことで振り回されそう。 

自らジコチューだったという藤田会長が出した本が、『経済自由人にあなたもなれる』。藤田会長は、現在バリが本拠で、日本の居住者にならないため、日本での滞在は一年の半分以下にされている。

直前に講演した榊原社長が、「武士道」で志の高さを強調し、「納税も年金を払うのも、これだけの日本を作ってくれた先達への恩返しで、当たり前」だと言うのと対照的。

この辺り、39歳の榊原社長と、59歳の藤田会長の世代差が出ているような気がする。高度成長の真っ只中で育った藤田会長と、所謂「団塊ジュニア」で大学を出るときにはバブル経済が崩壊していた榊原会長。団塊ジュニアは「おとなしい」と言われる一方、最初から豊かな社会で育ったので、やることに「意味」を求める傾向がある。

一方、二つの世代の間に挟まれているのが、我々の世代。団塊の世代や団塊ジュニアのようなマスはない。しかし、高度成長の最後のあだ花であったバブル経済とその崩壊を20代に体験し、言わば、両方の世界を知っている。日本を動かすこの二つの世代の間を繋ぐのが我々の世代の役割なのか? 
shikoku88 at 07:29|この記事のURL│Comments(0)│TrackBack(0)│本 | 仕事

2013年12月15日

義・礼・勇・誉・仁・誠・忠・挑

300px-Population_of_Okinawa_prefecture,_Japan











サムライインキュベートには上記の「8つの行動規範」というのがある。途中で気が付いたが、これは新渡戸稲造の『武士道』に書かれた「侍の行動規範」に、「挑」を付け加えたものだ。

他に、「起業家の発想法」という 話があった。

1.5年後の世の中を考える
政治・経済・社会・技術
マンガや映画は参考になる

2.当事者になって解決策を考える

3.当たり前をぶっ壊す

4.アイデアを出し続ける
サムライでは起業前に一人100個以上を義務付けていて、その中から最良の起業アイデアを選ぶ 

shikoku88 at 07:57|この記事のURL│Comments(0)│TrackBack(0)│仕事 | 本

2013年12月14日

できるできないでなく、やるかやらないかで、世界を変える!


表記を会社のミッションとして、Web系のスタートアップ企業に特化して投資しているのが��サムライインキュベートの榊原社長。先週末、高松で行われた同社協賛のSVS(ビジネスプランコンテスト)の審査員として呼ばれ、参加した。

同社は、このような地方都市でのビジネスプランコンテストを既に40都道府県で実施したということ。こういう形で起業に後ろ向きな地方を刺激し、「こういう道もある」ということを有名人がやってくれるのはありがたいこと。勿論、サムライにとっても、これは地方に埋もれている案件を探し出す手段でもある。

2008年に創業した同社は、2年間サムライハウスと言われる練馬の一軒家を榊原社長の自宅兼インキュベーション施設とし、5社20人の起業家と共同生活をしていた。それは、自身も創業したばかりで出費を抑えるためと、「マスコミに受ける」という狙いもあったという。創業したばかりの同社が発展するためには、世間に注目され、良い案件が集まり、よい出会いも無くてはいけない。そのために何が必要かを考えて、最良の方法をとった。起業家は志を持つと同時に、したたかでなくてはいけない。

サムライハウスからは、KDDIに10億円で買収されたスマホ広告配信の会社が生まれ、そのキャピタルゲインで、天王洲にスタートアップアイランドを設置し、現在ではそちらに移っている。5年間で70社に投資し、投資先企業の市場価値は500億円、500人の雇用を生み出したという。

「できるできないでなく、やるかやらないかで、世界を変える!」 

2013年12月13日

日本経済は「安心の原理」で動く



前回読んだ藻谷さんの本は50万部のベストセラーとなった『デフレの正体』。こちらは、「デフレの正体は日本の生産年齢人口が減っていることによる」としたもので、経済を学んだものからすれば、いわば「常識」であり、それほどのインパクトは感じなかった。

2回目の書下ろしとなる今回の本の方が中身がある。「もっと自給自足的要素を生活に取り入れ、本当に豊かな暮らしを目指しましょう」 という提言である。それだけなら、70年代のヒッピー文化と変わらないが、そこに経済分析と、現代風具体的やり方を加えてある。

フランス&イタリアが「スローライフ」を実施しながら、経済的にも、対日貿易黒字を維持する「優等生」として紹介されるが、それはどうなんだろう?日本相手に黒字なのは、日本人が両国のブランド品が大好きなためだが、そなんなことが世界で広範囲に通用するはずもなく、両国とも全体では貿易赤字を続けている。

確かに、大して本来的価値の無いものに「無形の付加価値を付けて高く売る」という点では、両国は突出しており、これは日本が多いに学ぶべきだろう。

251:日本人の不安の源泉→今享受している経済的繁栄への執着
お金があれば何でも買える社会⇔「食料も資源も自給できない国の繁栄など、しょせんは砂上の楼閣」という不安→官僚、大企業、マスコミ、政権への非難(スケープゴート)

254:マッチョ的解決策=マネー資本主義の勝者
・土木工事
・軍事力強化
・金融緩和→インフレ誘導

副作用:貿易赤字拡大(円安)
8割は内需関連産業
2割は輸出関連産業

257:そう簡単に日本の経済的繁栄は終わらない
マネー資本主義↓ 里山資本主義↑

270:賃上げできるBM=イノベーション&構造改革
*企業による飽和市場からの撤退と、新市場の開拓

フランス・イタリアは対日貿易黒字!

日本:死亡時に一人当たり平均35M残す(大前研一)=35兆円!
これお金を女性や若者に回す

258:日本経済ダメダメ論
�〃从兩�長していない
1990-名目GDP 1.1x 先進国中最低
*しかし、減ってもいない

1990-一人当たりGDP 現17位
*生産年齢人口当りGDPの伸び率トップ

��国際競争力が失われた
IMD 1位→27位
輸出額2007年の3/4
2011貿易収支赤字(2兆円)は31年ぶり(2012年6兆円)

輸出額
1985:42兆円
1990:41兆円
2012:61兆円

��「近経のマル経化」を象徴する「デフレ脱却」論
リフレ=市場経済は政府がコントロールできる 

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2013年12月12日

糸魚川市

Avante











昨日、「糸魚川から一番近い県庁所在地は富山。次に金沢。次いで長野。新潟は4番目だそうです。」と書いたが、そのせいかどうか、市役所の「自分たちでやっていこう」という自立心が強い印象を持った。

朝一で余裕を持って市役所を訪問し、役所前に置いてある彫刻を見ていたところに市役所員と思しき女性が通りかかった。「これは断層を表しているんですか?」といきなり声を掛けたのに、嫌な顔一つせず、にこやかに「そうだと思います」と返してくれた。

これは、市が運営するフォッサマグナ・ミュージアムでも同じで、何を聞いても、「分かりません」「私の担当ではありません」とか言わず、一生懸命答えてくれる。一言で言えば、民間のよう。(笑)

聞けば、
・水力発電所が市内に20箇所もあり、自然エネルギー自給率は120%
・黒姫山周辺が石灰岩の一大産地で、それを利用したセメント業や人造ゴムなどの工業が発展した
ということで、元々産業基盤があった上で、ジオパークに取り組んでいることがその原因かもしれない。

「ジオパークで起死回生」的なことは的外れだし、継続できないように思う。 

2013年12月11日

糸魚川ジオパーク

写真 (11)







































先月から調査を続けているジオパーク。NPO日本ジオパークネットワークの理事長を努めるのが、糸魚川市の米田市長であり、その事務局長も糸魚川市役所員が出向で努めている。

その、糸魚川を今週訪ねたが、流石だと思ったのは、
・ジオパークを何のためにやるか、理念がしっかりしている
・ジオパーク教育活動の充実(0-18歳まで、いつ何を学ぶかハッキリとした指針があり実施されている)
・活動の効果が測定されている
ことだ。

これまで訪問した中ではここまでキチンと出来ているところは無かった。今後、「讃岐ジオパーク」を目指すうえでも、大変参考になる訪問だった。 

2013年12月10日

ラウンドアバウト

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イギリスの道路で特徴的なのが「ラウンドアバウト」。信号機の無いロータリー式の交差点で、車が来ていなければ止まる必要が無い。しかし、「車が来るかもしれない」ので、スピードは落として確認しながら交差点内に進入する。

25年前の留学時、これが、イイな!と思ったのは、
・車が来てもないのに止まる必要が無い→時間も燃料も節約できる
・バカ高い信号が要らない(こちらの兵庫県の例によれば、設置に一基340万円+維持費年7万円)
・信号があると「青」で安心して突っ込み大事故になるケースが多いが、ラウンドアバウトでは常に警戒心があるためより安全
だということ。人間の心理状態まで織り込んで制度設計するなど流石シェークスピアの国だと思った。

FBで友人が交通事故について書いていたので、久しぶりに思い出し、調べてみると、専門に調べている人がいて、研究発表もされている。私の印象は間違っていなかったようだ。

日本でも、今年初めて、飯田市で実験的に導入されたらしい。本来ラウンドアバウトは一時停止なしが原則なのだが、飯田市では一時停止を義務付けている。

ラウンドアバウトは都市部の交通量の多い道路では向かないとされているが、人口減少が始まり、今後道路交通量も減少すると予想される日本で有力な解決策となるはずだ。 
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2013年12月09日

室戸ジオパーク

写真 (10)

























昨年の日本ジオパーク全国大会に引き続き、2回目の訪問となった「室戸ジオパーク」。今回は調査なので、気合が入る。

好転に恵まれ、かつ、大潮に近く、日頃めったに渡れない岬の先端まで行くことができた。それがこの写真。

ここは、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込む場所。海底に積もった泥と砂の層(ダービタイト層)が地震によって隆起したのが室戸岬。 

2013年12月08日

クリエイティブシンキング

佐藤可士和のクリエイティブシンキング
佐藤 可士和
日本経済新聞出版社
2010-06-26

「カンブリア宮殿」でも見て、気になってました。やはり、「右脳&左脳」両方をバランスよく使ってますね。

こちらの記事もオススメです。「
どこに行くべきかを共有することこそ、本当の意味でのクリエーティブな作業です。仕事がなかなかうまくいかない人は、ゴールが見えないまま走り始めてしまっているのかもしれませんね」

クリエイティブシンキング=創造的な考え方で、問題を解決していくこと 
前提:Creative Mind 
・習慣や業界の常識といった「前提」を疑い、冷静な目で様々な角度から物事を観察・検証する 
・相手の本音を聞きだす「問診力」を鍛える。そのためには、仮説や極論を相手にぶつけてみる。 
・自分が感じたことを「言語化」する習慣をつける。それにより、抽象的な概念を理論的に組み立てる能力が身に付く。 
・身近なものを別のものに喩える、すなわち「見立て」を行うことで、本質をつかむ力を鍛え、表現力を豊かにする。 
電球 
・人々の琴線に触れる商品などを生み出すには、多くの人が共感できる「リアリティ」を提示する必要 
・ブランディングにおいては、ブランドの背景やコンセプトなどに沿って「ストーリー」を描く 
・デザインは表面的な飾りではない。コンセプトやビジョンを最適な形にし、判りやすくその価値を伝える行為。 

デザインをもっと経営戦略・商品戦略に活用する 
時代を的確に捉えるには、身体を動かしたり自然に触れたりして、リアリティのセンサーを磨く

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2013年12月07日

林原の真実


「大山鳴動してネズミ一匹」というのが、最後の章題だが、まさにそれが読後の感想。

しかし、この破綻企業の経営者側から(筆者は健社長の弟で管理部門担当専務)書かれた本を読み、ユニークな地方優良企業が不幸な経緯で失われたことに同情する一方、「これだけの会社でこんな稚拙な経営がされており、それを何十年にも渡って取引行が見逃していた」ことに驚愕する。

「ベンチャーが銀行融資を当てにしてはならない」のは当たり前だ。「日本のベンチャーは融資を当てにしてはならない」のではなく、ベンチャーにまで銀行が融資してくれるのは日本くらいである。基本的に無理があるので、過剰な借入に頼れば、経営環境が変わったとき致命傷になる。

「経営権を握ったまま、急成長を遂げたい。しかも、メセナにふんだんに金をつぎ込みながら。」というのは無理があった。株式公開によって短期的な経営に陥りたくない、というなら、資本提携も考えるべきだったのではないか? 子会社の上場がIPO市場低迷で予定通りに行かないなら、子会社の売却も考えられた。 

「資本金1億円の中小企業」というが、林原は1300億円の銀行借入を抱える会社法上の「大企業」だ。大企業にふさわしい経営を拒否し、中小企業のように経営したところに林原破綻の原因がある。しかし、それを「悲劇」にしたのは、取引行とマスコミだ。

21:巨額の借入(1300億円)
→子会社上場計画もIPO市場低迷
*リーマンショックで銀行の疑心暗鬼「債務超過?」

31:住信からの呼び出し(顧客情報守秘義務に違反し、メインの中銀と情報交換)
B/Sが合わない←節税のため資産圧縮

91:担保不足で借り換え不可能に

2010/12 西村あさひ&PwC ADR資料作成
2011/1  主力4行に説明→メインの中銀とサブの住信が抜け駆けで債権保全
2011/2  全取引行にADR説明の最中に会社更生法適用申請(西村あさひ)

146:「破綻ビジネス」の果実を分け合う弁護士事務所と会計事務所

168:日本のベンチャーや中小企業は決して銀行融資を当てにしてはならない

208:会社更生会社 弁済率平均11% 林原93%
「処分価格」でこれだけの価格だったので、通常なら100%を優に超えていた=資産超過

214:反面取材、裏づけ調査をしないNHK
2012/2 「林原の破綻・不正経理の実態に迫る」3回連続の特集

229:マスコミの完全な思考停止
基本事実に触れていない

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2013年12月06日

賢い投資家になるための隠れた常識



リーマンショック前に市場の変化に気づき、リーマンショックで一番稼いだファンドの一つといわれるOaktree Capital(LA)創業者&会長による「投資哲学の声明文」。すごく内容のある本で、こういう本が書けるというのは、それだけ、市場と長年、真剣に対峙しているからだろう。

この稀代の投資家は、学部生のときに日本文化を学び、「無常」の概念に心惹かれたという。市場には必ずサイクルがある。日本はそうした考えが昔からあるのに、なぜ投資には適用できないのか?

1.二次的思考をめぐらす
深く考える

2.市場の効率性(とその限界)を理解する
「どのゲームにもカモがいる。45分経っても誰か分からなければ、自分こそがカモだ」
ポーカーの格言

3.バリュー投資を行う
割安な資産を買い、まめにナンピンする

4.価格と価値の関係性に目を向ける
×良いものを買う ○うまく買う
暴落時にどんな価格でもとにかく売らなければならない他人から買う

5.リスクを理解する
リスクに見合ったリターンとは
Sharpe Ratio

6.リスクを認識する
「潮が引いて初めて、誰が丸裸で泳いでいたのかがわかる」バフェット

7.リスクをコントロールする

8.サイクルに注意を向ける
ほとんど全てのものにはサイクルがある。利益や損失を生み出す大きな機会は、人々がサイクルを忘れた時に生じる。
「成功の中に失敗の種があり、失敗の中に成功の種がある」

9.振り子を意識する

10.心理的要因の悪影響をかわす
本質的価値

11.逆張りをする
「そんなにひどい話があるわけない」

12.掘り出し物を見つける
良いチャンスは常にあるわけではない。あまり動かずに状況を見極め、掘り出し物が出て来るのを待つ。
・あまり知られておらず、十分に理解されてない
・一見して、ファンダメンタルズ面で疑問
・投資を削減されている

13.我慢強くチャンスを待つ
無常:変化や栄枯盛衰は避けられない

14.無知を知る
予測できる範囲には限りがある。
「損をする人は二種類いる。何も知らない人と、何もかも知っている人だ」カウフマン

15.今どこにいるのかを感じとる
我々が今サイクルのどの位置に立っているのか

16.運の影響力を認識する

17.ディフェンシブに投資する
正しい行動をとることよりも、間違った行動をとらないこと(=守り)に重点を置く。
�‖纂困鮟个校饂困鬟檗璽肇侫�リオに入れない。
�∩蠑譴�悪い時期、暴落のリスクがある時期を避ける。

18.落とし穴を避ける

19.付加価値を生み出す

20.すべての極意をまとめて実践する

shikoku88 at 08:04|この記事のURL│Comments(0)│本 | 投資

2013年12月05日

嘘をつかない有珠山

中国自動車シェア





























先月、調査で行った、「洞爺湖有珠山ジオパーク」の活火山有珠山は、「嘘をつかない」と言われている。噴火の前には必ず前兆があり、火山性地震があれば必ず噴火するので、そう言われている。

写真の「洞爺湖幼稚園」(空撮:ヤマシタツヨシ)は、2000年噴火の災害遺構として残されている。この際は、3月27日から火山性地震が観測され始め、30日に山頂部で地割れが確認され、住民が避難したとのこと。噴火が始まったのはその翌日だ。

洞爺湖有珠山ジオパークには「火山マイスター」という認定制度があり、今回は、「かわなみ」の女将でもある川南さんにご案内いただいた。なんと、川南家の祖先は高松出身らしい。その他にも、付近には香川からの開拓民が多かったらしく、「三豊トンネル」とか「財田キャンプ場」の他、「金毘羅寺」まである。

調べてみたら、三豊市と洞爺湖町は姉妹都市でした!明治時代に、この辺を開拓したのが三豊出身者だったということ。 

2013年12月04日

工学部ヒラノ教授


昨年、民間から初めて大学組織に入った私にとって、大学は不可解な組織であり、「本当にどこもこうなのか?」と疑問だったのだが、どうやら、どこも似たり寄ったりらしい。

40:2つの教授ポストには、40代初めの人が座っている。そのうちの1人である博士号も研究業績も無い文部省の天下り教授は、いずれどこかに転出すると見られていたが、文部省は一度手に入れた権益を放すはずがない。この人が転出すれば、また別のノンキャリ官僚を押し込んでくるだろう。

44:「大学スゴロク」の仕組み
スゴロクには「1回休み」、「2回休み」、「振り出しに戻る」などの罰則がある。大学スゴロクでは、"40歳をこえても助手”が1回休み、"50歳を過ぎても助教授”が「2回休み」に相当する。また教授は上がりのポストなので、セクハラや論文盗作懲戒処分を受けても、(免職になることはあっても)助教授に降格されるようなことは無い。

106:文部省は”これからの日本は研究者養成に力を入れるべきだ”という識者の言葉に惑わされて、1991年に「大学院重点化」構想をぶち上げ、添え物だった大学院を中心に据え、学部をそれに従属する組織と位置づけた。そして大学院の学生定員を大増員した上で、定員通りの学生を採用することを要求したのである。2万人の博士浪人が発生したのは、この政策のおかげである。

108:これだけの仕事をこなすには、最低でも年3500時間は働かなくてはならない。月−金は朝9時−夜9時、土曜は9時−3時、そして日曜も隔週9時−3時。これを50週間続けると、3500時間になる。

204:科研費や外部研究費が潤沢な大学では、アルバイト職員を雇用するためのお金を捻出することができるが、地方の国立大学は危機的な状況に陥っている。秘書を雇うことが出来ない教員は、出張手続きや期末試験の集計業務を、自分でやらなくてはならないのである。

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2013年12月03日

瓦せんべい

写真 (9)

































讃岐の銘菓といえば、「瓦せんべい」。あの、硬ーい煎餅なのだが、貴重な讃岐和三盆の原料糖である「白下糖」を使用した瓦煎餅は全国でもここだけとか。

写真は工場風景で、ご覧のように手焼き。職人さんがまず、原料の小麦粉に白下糖と卵を加えてた生地を捏ねて、最後に延ばす。その行程は讃岐うどんそっくり。それを機械で型抜きし、鉄板に並べて焼く。何度もひっくり返して焼くことであの硬さになるそうだ。ちなみに、原料はカステラと同じなので、カステラも製造している。

経営学の研究者として興味深いのは、同じ高松に、同じ「くつわ堂」が2軒あり、経営が別であること。これは、高松の人間でも知らない人が多い。

今回訪問したのは「宗家くつわ堂」。もう一軒が「くつわ堂本店」。創業者は同じで、現在も親戚なのだが、戦前は、宗家が製造部門で、くつわ堂本店は、その名の通り、販売部門だったそうだ。戦後、原材料が入ってこない中で、原材料を持ってきた人のために製造することが本店でも始まり、やがて、経営的にも分離したらしい。

分離から60年経ち、味も微妙に違うらしいので、食べ比べてみるといいかもしれない。香川大学生協で売っている香川大学煎餅は宗家のもので、高松大学の「たーちゃん煎餅」は本店製造となっている。 

2013年12月02日

お金の呪縛を解く



松本さんには2度しか会ったことがなく、よく知っている訳ではないのだが、同い年ということもあって何となく気になる存在だ。勿論、相手は30歳にしてGoldman Sachs史上最年少のパートナー(共同経営者)になった立志伝中の人物で、私など足元にも及ばない。

その松本さんが「お金の呪縛から解き放たれた」きっかけというのが面白い。東京大学3年の時、お金持ちの同級生と塾を経営していた松本さんは、その同級生の親からこういわれたのだという。

「オオキちゃん、アメリカに行ってらっしゃいよ。航空チケット代は出してあげるから」

1980年代半ばのことで、ドルは250円くらい。私にも覚えがあるが、米国往復チケットは30万円以上した。堅苦しく考えれば、そんないわれはないと断るところだろうが、松本さんはこれをありがたく受けることにして、人生で初めて海外に出かける。そこで、あまりに英語が通じなかったことが悔しく、帰国してから英語の勉強に励み、さらには外資系証券会社に入社することになった経緯は別の本に書かれている。この時、「お金の呪縛」で申し出を断っていれば、MONEXの松本大はなかった。

 さて、なぜ、これで「お金の呪縛から解き放たれた」のか?それは、「人は自分の持っているものを伸ばせばいい。お金がある人、人脈のある人、いろいろな人が集まって分業すればいい」ということに気づいたからなのだ。分業は資本主義の根幹であり、それを仲介するのはお金だ。そして、資本市場が機能することでお金が効率よく配分される。

こういった考え方の他にも、仕事術的なヒントが満載でためになった。出張の時の中身は私もほぼ同じなのだが、「(夏でも)薄手のセーター」は気が付かなかった!これがあれば、今年1月のタイ出張で風邪を引いて1週間苦しむことはなかった。

33-34:Travel Light
スーツ、私服、下着、仕事資料、PC、洗面用具、セラミックヒーター、シュピラー(携帯ウオシュレット)
・薄手のセーター(身体には冷えが大敵)
・耳栓(移動中の雑音を減らすだけで疲労が少なくなる)

26:仕事はできるだけ少人数で回す
単位時間当たりの経験知を増やせば、全体的な経験知も増える

172:納税はもっとリスペクトされるべきであるし、払っている本人は「だから社会人である」と誇っていい

92:夢や目標は曖昧なほうがいい
末来のことを事細かに考えたところで周りも換われば自分も変わる

22:「どちら側に転ぶか?」をいつも考える
判断力を磨くには判断のスピードを上げ、判断の数を増やす以上の方法はない

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2013年12月01日

ぬちまーす

Avante






















先週のベンチャー学会に、地元ベンチャー企業経営者の代表として呼ばれていたのが、�蠅未舛沺爾�の高安社長。

「ぬちまーす」とは、海水を常温で瞬間的に空中で塩の結晶にしたもの。海水をそのまま塩にするので、海水に含まれるミネラル分(マグネシウム、カリウム、カルシウム)がそのまま入っている。その製法は国際特許になっている。

講演での話がとても面白かったので、学会が終わった翌日、飛行機が出るまでの午前中を利用して、宮城島にある本社まで行って来た。そこで、高安社長から起業時の話を詳しく聞いていた。沖縄では、「ぬちまーす誕生物語」として、道徳の副教材としても使われているそうだ。

・子供の頃から発明家になりたかった
・琉球大学物理学科を卒業
・南西航空(現JTA)の技師として20代を過ごす
・発明家になる夢を実現すべく、30代で蘭の栽培法を考案して独立
・夏場のハウス内の冷却のため、水を霧状にして冷やす装置を考案
・これを改良して、「常温瞬間空中結晶性塩法」を考案→特許取得

しかし、ここからが苦難の連続で、特許は取得したものの、製造装置を作るための資金調達に7年掛かっている。この間の赤字は1.6億円に達し、その資金を、家族や親戚、友人らからの投資と借金で乗り切ったという。

最後は、事業理解者が複数現れ、大型投資を実施してくれ、それで累損を消せたため、銀行融資も得られた。この資金で建設したのが、「観光工場」兼本社である「ぬちうなー」。宮城島の高台にあり、眼下には太平洋が広がる絶好のロケーション。

高安社長によれば、「ぬちまーすを採ることで生理痛が治る」そうで、現在、琉球大学医学部と研究中だとか。 
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