2011年07月
2011年07月31日
日本工業大学MOT
失業中？のアルバイトに日本工業大学MOTに教えに行く。専門職大学院は神保町駅上の便利な場所にオフィスビルのような校舎がありました。実験とかするけじゃないので、これでいいんですよね。
MOTは「技術経営が学べる1年制の大学院」を謳っており、学生は全て社会人。今回はケース・スタディ。KBSで1985年に書かれた古いケースですが、今でも日本中の多くの技術系ベンチャーで起こっていそうな問題を扱っています。
戸惑ったのは、学生それぞれの背景がよく分からず、経験と知識もバラバラのようで、どこに標準を合わせて話せばよいのか分からなかったこと。講義の最初にある程度確認すべきだったと反省。
2011年07月30日
怒らない経営
録画しておいた「カンブリア宮殿」を見る。今週はレストラン・エクスプレス（REX）の江見社長。1998年岐阜で創業した「銀のさら」に始まり、現在では「釜寅」「あげ膳」「上海スクエア」「カレーキャリー」など７つのデリバリーブランドを展開する宅配業界の最大手。本部だけの売上で128億円に上る。これ以外にブランドとしては全国のFC加盟店の売り上げが加わる。従業員数1300名。
面白かったのは、「怒らない経営」という概念。理念的に「怒らない」のではなく、それが「合理的」だから怒らないのだという。
「経営は合理性を追及するゲーム」
「怒りは非合理、儲けを生まない。合理経営に怒りは敵」
それで人が育つのか？という気も一瞬したが、番組で見る限り、若手社員やアルバイトまでもがイキイキと働いていた。つらいチラシ配りをするバイト社員にも、「なぜその仕事が会社にとって重要か、どういう配り方をすれば効果が上がるか」をキチンと教え、その結果をデータで示し、分析し、まさにゲーム感覚で楽しめるように適切な指導をしている。
おそらく、気の緩みからくる、本人が気にしないような小さなミスは注意し、本人が恐縮するような大きなミスは怒らず、一緒に解決策を考える、というふうにしているのではないか？確かに、本人が報告するのにビクビクしているような件を怒っても、会社の雰囲気は悪くなるし、問題は解決しないし、さらには、次回から悪い報告をさらにしにくくなる。良いことは何もない。だから怒らない。そんな気がした。
2011年07月29日
アーロン収容所
アーロン収容所 (中公文庫)
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「西欧ヒューマニズの限界」を、筆者自身のイギリス軍による収容書体験から書いた名著。これを読むと、「つい60年前まで世界の半分は西欧諸国の植民地であった」ことを思い出さされる。
今でこそ、人権先進国のように振る舞うが、その人権はもともと白人に対してだけのもので、人間として認められてなかった有色人種の「人権」が考慮されることはなかった。
日本は戦争に敗れたが、おかげでアジア諸国は独立した。その余波で、アフリカ諸国も独立し、ついに地上から植民地はなくなった。そう考えれば、あの戦争も歴史の必然だった気もしてくる。余りに犠牲が大きかったが。
人間の愚かさ、はかなさ、逞しさ、も教えてくれる。次々と変わる局面で、リーダーシップをとる人間が自然と交代したりと組織論の教科書にもなる。高校生には必読だと思う。
2011年07月28日
メビオファーム
メビオファームの東証で開かれたアナリスト向け会社説明会に参加。
TOKYO AIMの2年間待ちに待った初上場銘柄だったが、やっと初値が付いたのは上場５日目で286円。事前に提示されていた板中心値段1200円に対し、７６％安の水準であった。
時価総額は8億円であり、昨年8月に北京泰徳製薬が3億円投資した時の時価総額31億円に対して1/4の水準だ。あるいは、これまでVCなど金融機関から投資を得た金額が40億円なので、40億円かけて開発した研究結果の1/5ともいえる。（従業員10人に対して、株主数は77名！）
バイオベンチャーで、これまでの売上はほぼゼロ。今年予定されているライセンス売上20億円が実現できると考えれば異常に安いので、市場は実現できないと考えている、ということか？上場に当たり新株発行しなかったので、現金残高が少ないことも不安を増大させている。
というより、TOKYO AIMは投資家を「プロ投資家」に限定しており、取り扱う証券会社も少ないので、参加者があまりに少なく、公平な値付けがされる状態にない、ということだろう。アナリストのカバレッジによる参加者増に期待したい。
TOKYO AIMの2年間待ちに待った初上場銘柄だったが、やっと初値が付いたのは上場５日目で286円。事前に提示されていた板中心値段1200円に対し、７６％安の水準であった。
時価総額は8億円であり、昨年8月に北京泰徳製薬が3億円投資した時の時価総額31億円に対して1/4の水準だ。あるいは、これまでVCなど金融機関から投資を得た金額が40億円なので、40億円かけて開発した研究結果の1/5ともいえる。（従業員10人に対して、株主数は77名！）バイオベンチャーで、これまでの売上はほぼゼロ。今年予定されているライセンス売上20億円が実現できると考えれば異常に安いので、市場は実現できないと考えている、ということか？上場に当たり新株発行しなかったので、現金残高が少ないことも不安を増大させている。
というより、TOKYO AIMは投資家を「プロ投資家」に限定しており、取り扱う証券会社も少ないので、参加者があまりに少なく、公平な値付けがされる状態にない、ということだろう。アナリストのカバレッジによる参加者増に期待したい。
2011年07月27日
ダン吉 南海に駆けた男
私のラバさん酋長の娘
で始まる、「酋長の娘」。戦前、大ヒットした歌らしく、私もサワリだけは知っていた。この話が実話だと知ったのは、産経新聞で連載されていた新聞小説「ダン吉 南海に駆けた男」を読んで。
主人公は森小弁という高知出身の明治男。自由民権運動に燃え、投獄を経て、王道国家建設を夢見て南海の孤島トラック諸島に単身渡る。そこで、文字通り、酋長の娘と結婚して、後に本人がトラックの大酋長となる話。
誰にも見向きされなかった南海の孤島が太平洋戦争で急に注目され、陸海軍将兵4万人近くが駐屯する前線になる。執拗な空襲は受けたものの、米軍はトラックを飛ばして硫黄島を攻略し、陸上戦は逃れる。但し、海上補給を立たれたトラックでは終戦までに6000人以上の兵士が餓死したという。それでも、誰一人、現地人に銃剣を突きつけ食料を奪うことはしなかった。
そのため、今でも大親日国家で、住民の3割が日系人。森小弁の子孫だけで1000人を超えるというのだからスゴイ。現在の「ミクロネシア連邦第七代大統領のエマニュエル・モリも森小弁の長男、太郎の孫であり、小弁の曾孫（ひまご）に当たる」ということだ。
2011年07月26日
ドンドンダウンオンウェンズディ
2年前に「ガイアの夜明け」で取り上げられているのを見て、「面白い会社だ」と思っていたら、昨晩、社長から事業計画を聞く機会があった。
その後、上場体制を整えるため会計方針の変更等で前期欠損を出したものの、FC店が増え、売上は順調に拡大しているようだ。
岡本社長は店舗のイメージ通りの明るい人柄。大まかそうに見えて実は細かい、とか、他の役員が細かい、かどっちかでないと経営者は務まらないが、その点はどうなんだろう？
TVで見たときは�螢悒ぅ廚世辰燭�、どうも、私以外にも「語感が悪い」という意見が多く、�螢疋鵐疋鵐▲奪廚房厂省儿后�
商品や店舗が有名になって、それに合わせて、社名も同じにするというのはよくあるが、流石に、「ドンドンダウン」は社名に相応しくない、ということで、ドンドンアップに。店舗とも関連付けされるし、インパクトのある良い名前だ。
その後、上場体制を整えるため会計方針の変更等で前期欠損を出したものの、FC店が増え、売上は順調に拡大しているようだ。
岡本社長は店舗のイメージ通りの明るい人柄。大まかそうに見えて実は細かい、とか、他の役員が細かい、かどっちかでないと経営者は務まらないが、その点はどうなんだろう？
TVで見たときは�螢悒ぅ廚世辰燭�、どうも、私以外にも「語感が悪い」という意見が多く、�螢疋鵐疋鵐▲奪廚房厂省儿后�
商品や店舗が有名になって、それに合わせて、社名も同じにするというのはよくあるが、流石に、「ドンドンダウン」は社名に相応しくない、ということで、ドンドンアップに。店舗とも関連付けされるし、インパクトのある良い名前だ。2011年07月25日
国会議員に一度なってみたいと思っていたらなれちゃった
こういう総括ですよね。XXチルドレンは。
「たまに会う民主党の政治家はごく普通の人物ばかりだ。国会議員に一度なってみたいと思っていたらなれちゃった。その程度の人が多い。自民党議員の多数も同じだが、能力ある人に指示を与え、政策実施を任せるだけの才覚があった。民主党の政治家は政治主導という掛け声の下、自ら何でもやろうとしてうまくいかない。大震災後の混乱、原発をめぐる方針のブレは、起こるべくして起きた。」慶応大学教授・阿川尚之
2011年07月24日
荒れる田舎の中学校
先週、高松泊まりの後、地元に帰省。夜、中学校の同級生らとミニ同窓会。場所は田んぼの中に2年前に出現した居酒屋「時々」になった。
同じくらいの子供がいるので、自然と話題は学校のことに。私も卒業した中学校が荒れていて大変なのだという。少数の手の付けられない生徒がいて、たばこを吸いながら学校の廊下を堂々と歩く、教師を殴る、等々。
悲しいのは、一部の保護者や世論を恐れて、教育委員会が「絶対体罰禁止」を明確にしており、ただやるに任せていること。こういった状態では他の生徒が落ち着いて勉強などできるわけがない。他の生徒の学ぶ権利を奪っているのに、教師は何もできないとはどういうことなのか。
こういう状態なので、教育熱心で、経済力のある家庭では中学受験を考える。同じ町にはないので、毎朝JRに乗ったり、あるいは親が車で送っていくことになる。私の時は中学までは全員が同じところに進学。親も子供もそれに何の疑いも抱いてなかった。こうやって、公立と私立の学力差が出来ていくのだ、と実感。
私は小中と授業中によくふざけていたので、先生にぶたれたこと数回。
生徒は、職を賭しても生徒のためを思って殴ってくれる先生を求めているようにも思うが。むしろ、「大人がいつになったら止めてくれるんだ」と周りは勿論、本人も思っているかもしれない。2011年07月23日
ＧＫ海堀選手支える／丸亀出身・前田コーチ
高校の後輩が、なでしこJAPANに関わっていたらしいです。（GKコーチ）
選手以外の公式メンバーは、佐々木監督、望月コーチ、前田GKコーチの三人しかいないので、喜んでいいかも。直接知っている後輩たちが騒いでました。
2011年07月22日
ドーミーイン
今回の出張で初めてドーミーイン（高松）に泊まった。ここは、東証一部上場の寮運営の専門企業である共立メンテナンスがビジネスホテル事業としてやっている。
実は、VCの新入社員の頃3社目位に投資した会社がここ。当時投資した会社の中で、その後一番成長したのがここだ。
泊まって見ると、東横インに比べて部屋が広い。ドーミーインは大浴場があり、部屋にはシャワーだけなので、おそらく、この分は広い。ビジネスホテルでの大浴場方式を始めたのはAPAホテルだと思うのだが、日本人の風呂好きをうまく捉えている。
室内のレイアウトも、これまで体験したことのないもので、とても合理的。後発だけに、その分よく考えられている、ということだろう。
2011年07月21日
よこ井
昨晩は、高松で先日バッタリ再会した中学の同級生と会食。彼の上司とは、以前仕事でご一緒したことがあり、こちらも嬉しい再会。
百間町の「よこ井」へ。良く泊まっている川六の真ん前。しかし、居酒屋ではなく、割烹の雰囲気だったので、これまで行ったことがなかった。
「おまかせ」は3000円から。4000円のコースを頼む。
流石、全ておいしい。すっぽんなどの高級食材もチラホラ。話が弾んで、ビール→日本酒→ワインとそれぞれ一杯ずつ。
〆て7000円。丁度、食事4000円＋飲み物1000円X3杯だった勘定。
寂れつつある地方都市で、美味しいとはいえ、この値段でよくやっていけるな、と思うのだが、飲み代に関しては、全国ほとんど差がないように思う。一つには、アルコールの値段が全国同一であること。もう一つは、可処分所得が変わらないことだろう。
東京で住居費に月20万円払っているとする。年間で240万円になり、東京都の1人当たり平均所得415万円と、香川県の平均所得257万円の差額を補って余りある。（ちなみに、この地域間所得格差は高度成長以降縮小しており、都市から地方への所得移転が行われたことがわかる） 勿論、香川でも住宅費がゼロということはないが、以前高松で借りていた2階建て庭付きで床面積150�屬琉豸�家は賃料10万円だった。さらに、親元から通っていれば、ゼロで済む。
結局、平均的に見れば、親元などから通い住居費が掛らずに、東京の給与をもらうのが一番生活は楽で、一番大変なのが、住居費を負担しながら東京で働くことになる。（まさにわが身!）
2011年07月20日
孫氏は政商、マイナスに日本導く
今朝、台風をついて高松に来ました。結局は何の影響もなく、すんなり定刻通りに到着。雨もなし。
さて、SB孫社長とGlobisの堀社長が「脱原発」で８月５日に１対１の公開討論を行うということです。経済界の中でも論客としてなる二人ですから、これは見ものですね。
私の意見は、以前から一貫して書いているとおり、
「再生エネルギー特措法案は、企業や家庭が太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気の全量を、電力会社に買い取らせるというもの。発電設備の導入には国などから補助金が出されるほか、買い取りにかかる費用は電気料金への上乗せが前提で、国民負担によって新規参入者がもうかるだけ」
なので、堀さんを応援します。
堀さんが挙げる、代替エネルギーについて、
（１）補助金を受けないこと
（２）電力の買い取り価格が適正であること
の２つの条件も至極まっとう。これだけ税収が落ちている時に、反原発の情緒に流された判断は危険です。
SBはデータセンタを日本より原発比率が高く、電気料金の安い韓国に移すらしいですが、本当に日本が脱原発になれば、SBに続く企業が続出するでしょう。
2011年07月19日
It was a storybook ending, just not the one the U.S. women’s soccer team wanted.
“They are playing for something bigger and better than the game and when you’re playing with so much emotion, and so much heart, that’s hard to play against,” U.S. goalkeeper Hope Solo said before the match.
(Washington Post)
その通りかと。
2011年07月18日
三戸浜でBBQ
10年来の友人が昔からメンバーで、足しげく通っているのが三戸浜フリート。ここにHOBIE CATと言われるヨットを置いてある。
昨日は、クラブのBBQ大会ということで、私も10年ぶりに参加。HOBIE CATやバナナボートに乗せてもらったりして楽しく過ごした。どちらも初体験。
海に出るのは今シーズン初めて。うっかり日焼け止めを塗らなかった部分があり、帰り道から痛い。風呂に入らず、水シャワー。
2011年07月17日
エンジェル税制
金曜日の朝、JAFCOの先輩に誘われ、民主党の長妻昭氏による「起業倍増政策について意見交換」に出席。JAFCO出身で初めての国会議員となった坂口岳洋代議士、ソニー出身の藤田のりひこ代議士、官僚出身の岸本周平代議士もメンバー。経歴や経験のバランスは良く、期待が持てそう。
今回は2回目だったが、議論があちこちに飛び、また、会の目的がハッキリしてないのには閉口。国会は全てこうだとは信じたくないが、一事が万事、ということもある。民間出身の議員さんがほとんどなのに、それでもこうなるというのは、理由があるのか?
もはや「仕組み」が悪く、誰がなっても同じでは、という失望感があるのが日本の政治をさらに悪くする。
今回は2回目だったが、議論があちこちに飛び、また、会の目的がハッキリしてないのには閉口。国会は全てこうだとは信じたくないが、一事が万事、ということもある。民間出身の議員さんがほとんどなのに、それでもこうなるというのは、理由があるのか?
もはや「仕組み」が悪く、誰がなっても同じでは、という失望感があるのが日本の政治をさらに悪くする。
2011年07月16日
駅探
クレア古田弁護士のご招待で、駅探の中村社長の講演を聞かせていただく。前回、中村社長にお会いしたのは、まだ東芝の100％子会社であった5年くらい前だった。
その後、同社はMBOし、3月3日、今年第一号のIPOとしてMothersに上場。初値は99%+と倍増。 大人気となった。
元々は、1997年東芝が世界で初めて発売したインターネットに接続できるPHS端末に合わせ、当時、携帯端末向けのコンテンツ が世の中に何もなかったので「これも作ろう」としたのが始まりだったということ。いわば世界で初めてのスマートフォンだったわけだが、一社だけでは盛り上がらず、鳴かず飛ばずで端末は生産終了。駅探の「乗換案内」が注目されるのは、1999年のiMode正式コンテンツ採用を待たなければならない。
iModeのヒットで順調にユーザー数を伸ばしていった駅探だが、10万人で頭打ちになる。 機能は継続的に追加されているのだが、有料会員が増えない。
そこで、2007年にMBOしたのをきっかけに、無料＋有料サービスを組み合わせた「フリーミアム」戦略をとることにする。 基本サービスを無料にすることによってユーザー数を飛躍的に増やし、使ってもらう中で、有料ユーザーしか利用できない便利なサービスを仕掛けることで、有料会員に転換を図っていく。このコンバージョン率は5%近くになっており、大成功している。また、料金もそれまでの100円から200円に値上げしている。値上げ分は丸々利益なので、これは大きい。
PCだと、いろいろなサイトの乗り換えサービスを比べて、それぞれが好みのサービス（それも無料）を使っていると思うが、モバイルの場合、「普段、無料で使っているが、なにか緊急の時に有料会員になり、そのまま使っている」というケースが多く、「比較」ということがまずされない。
このMBOの例では、 初期投資をした東芝も、MBO資金を提供したポラリスも株主としてキャピタルゲインを得た。ポラリスの取得価格は20億円前後かと推定されるので、3年で3倍はMBOファンドとしては成功だろう。もっとも、まだ50%の株を継続保有中なので、最終リターンは今後次第だが。
MBOせず、東芝の子会社としてやっていた場合、ここまでの成長ができたかどうか？出来たかもしれないし、そうならなかったかもしれない。ただ、東芝本体の意向に左右されるリスクをなくした、という意味では意義があったと思う。
これまでのMBOでは、上場企業がMBOで上場廃止となる例のほうが多かったが、今後、大企業子会社や事業部がMBOで独立し、こうやって上場する例が増えるて欲しい。
2011年07月15日
恥を知らない新人類の市民運動家
「学生時代から（40年間）知っている」というのはスゴイですね。
「 恥を知らない新人類の市民運動家」・・・言いえて妙。こういう人を首相に選ぶ党というのはなんなんでしょうね。
・他に候補がいない？
・いい人が選ばれない「仕組み」になっている？
・国民の選挙による「選択」の結果？
2011年07月14日
Biervana
LBS同級生から10年ぶりくらいで連絡があり、他の同級生も合わせ4人で会食。二人は外資系日本企業の代表。私ともう一人は求職中＆自営業なのだが、友人の方はどうやら以前も勤務していた外資系金融機関に再就職が決まったようだ。半分は外資トップ。この年齢になったら、こんなものか。
店はPiku割で買っておいたPrudential Towerに入っているBiervana。世界のビールが楽しめる。表通りからは見えないので、そのため客入りが悪いのか? 店自体は雰囲気も、店員の接客もなかなかで（コロンビアから上智に留学しているという大学院生も）良かった。ハズレもかなりあるPiku割だが、今回は当り
2011年07月12日
知られざる真実
知られざる真実―勾留地にて―
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暑い。どうやら梅雨も明けたようだ。家で本を読むと集中できなくて時間がかかるし、節電のため図書館へ。
植草一秀氏が自らの一連の「事件」と、その半生を自伝的に書いた本書を読む。経済評論家・アナリストとして絶頂であった2004年に筆者は品川駅で「迷惑防止条例違反」で逮捕される。
「もし否認すれば確実に長期勾留になる。そうなれば必ずマスコミに公表される。すべての仕事ができなくなるよ。」と警察官に脅され、上告書に署名してしまう。しかし、結果的に事件はマスコミの知るところとなり、筆者は大学教授の職を追われ、マスコミからも追放されてしまう。（この辺は、私の高校の先輩も実際に体験し、直接話を聞かせれもらった。）
さらに2年後、今度は電車内で痴漢と間違われ、再びマスコミに登場。世間は「やっぱり」と思ったことだろう。
しかし、本書を読めば、「人はこうやって犯罪者にされるのか」と身震いする。大胆な犯罪者が捕まらなくなる一方で、小市民が上記のような脅しで泣く泣くやってもいない罪を認めさせられる。私は植草氏の主張を信じる。（経済政策については別だが）
迷惑防止・痴漢の場合は、法制度の不備で、説明しようと駅事務所に同行したらもうアウトで、その不条理さは映画『それでも僕はやっていない』でも描かれた。それ以降、制度改善はあったのだろうか?
2011年07月11日
北朝鮮から帰国したグループの子女は、両国の行き来が可能
いつまでも田宮高麿とともに
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こうした「帰国子女」もいるんですね。
政治献金をもらっている政治家が、それをまたこんな団体に政治献金する。7250万円といいうからハンパじゃない。
その団体から立候補したのは、「よど号事件」のテロリスト田村高廣の息子。父である田村は北朝鮮で死亡したようですが、同じく実行犯で母の森 順子は国際指名手配されてるんですよ!
2011年07月10日
Some like it hot
金融危機からいち早く立ち直り、世界経済を引っ張っている新興国。金融危機初期は、「先進国の金融危機には関係なく成長を続ける」と言われ、実際は、投資資金の引き上げで先進国市場以上に株式市場が下落したため、「やはり密接に関係している」と言われました。今から見れば、新興国の経済は予想以上に国内需要が強く、大きな影響を受けなかったので、「無関係論」が正しかったことになります。
一派ひとからげにBRICｓとか「新興国」とか言われる国々ですが、各国大きな違いがあります。The Economistが多くの新興国市場が「過熱している」と警鐘を鳴らしてます。（アルゼンチン、ブラジル、香港、インド、インドネシア、トルコ、ベトナム）
指標：インフレ率、経済成長率、失業率、銀行の信用供与、実質金利、経常収支バランスを使って指数化
2011年07月09日
あの時もっと壊しておけばよかったかも
驚いた。
この人、騒ぐだけ騒いで、国有財産を破壊して、内ゲバで仲間を殺して、残ったものは学力の低下だけだった学園紛争に関わったことを全く反省してないんですね。
江藤は平成８年１１月の本紙正論欄で、時の橋本首相に対して「菅厚相を罷免せよ」と勇断を求めた。
「菅厚相の大臣という地位への執着は、野党志向の民主党という新党を与党化するほど強烈なものだったということになる」
江藤の「菅罷免」要求はそれだけが理由ではなかった。
菅厚相はその年の１０月下旬、東京医科歯科大学で講演し、「東大医学部が発端となった『安田講堂事件』を引き合いに、『あの時もっと壊しておけばよかったかも』と過激な発言」を繰り返した。そのうえで、任期が「あと一週間だと思うと、ついラジカルになる」などとボルテージを上げた。
ここに至って江藤は、国立大学の学生に国有財産の破壊をそそのかす閣僚の言動に呆（あき）れ、「反社会的分子は、オウム真理教のなかだけ巣くっているのではない。今や内閣の閣僚にまぎれ込み、スター気取りで世間を闊歩（かっぽ）しているのである」と怒りをぶつけていた。（産経新聞7月7日）
2011年07月08日
東証が上場推進部設立
ミッドタウン・タワーで行われた太陽ASG主催セミナー「IPO市場の変革」に参加。東証上場推進部の方が講演。
IPO数が一時の1/10、過去10年の平均で見ても1/5になっている状況を踏まえ、「殿様」東証も改革に乗り出した。
１．上場推進部の設立
これまでも上場推進室という組織が上場部の中にあったが、これが独立し上場推進部が出来た。同時にこれまで企業上場部隊が10人、REIT/ETFなどそれ以外の部隊が10人の体制だったのが、企業上場部隊が倍増の20人となった。東証上場を促す営業部隊である。3年後、年間60社（昨年はIPO22社中12社が東証）の東証上場を目指している。
２．実質上場審査基準の変更
従来の「市場信頼性向上」（＝上場審査の厳格化）のみでは市場活性化出来ない、という認識◎
・主幹事証券作成の推薦書の提出時期の見直し
・審査プロセスの整理・見直し
・審査スケジュールの事前提出
・不承認の場合の文章による明確な理由説明
と、これまで関係者が再三指摘していた事項が実現した。何しろ、これまでは、上場審査に入ってもいつ終わるともわからず、上場承認されない場合にも理由が開示されなかった。主幹事証券を通じてニュアンスを聞くのみで、まるで直接話をしてはいけない皇室のような存在だったのだ。これでは、コストは高くても審査が早くて透明性の高い海外上場を目指す会社が増えるのも仕方ない。
東証の活性化に期待したい。
2011年07月07日
女性のための修身教授録
女性のための修身教授録
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うちには娘ばかり3人もいるので、ある方の推薦で、この本を読んでみる。昔は、相当有名な哲学者・教育者だったそうだ。森信三の影響で、教育の道に進んだ方も多いようだ。こんなエピソードを披露されている方もいる。
この本は、戦前、大阪天王寺師範と女子師範で教えていた修身の講義をまとめたもの。
・夫婦のうち人間としてエライ方が、相手を言葉によって直そうとしないで、相手の不完全さをそのまま黙って背負ってゆく
・親への孝養とは、単に自分を生んでくれた一人の親を大事にするだけでなく、親への奉仕を通じて、実は宇宙の根本生命に帰一すること
など、深い。晩年、「日本人の質の低下をこえた異質化」を憂えたということ。それはそうだろう。
子供の躾については、次の三つが基本だということ。
・ハイと返事をする
・挨拶をする
・履物をそろえる
幼稚園はまず、これだね。
2011年07月06日
明治大学博物館
日本珍スポット100景
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明治大学に用事があり、寄ったついでに、博物館に立ち寄る。
明治大学は元々、「明治法律学校」としてスタートしていることもあり、刑事部門の展示が秀逸。国内ではめったに見られない、拷問道具や捕り物でお馴染みの十手などの本物が展示されている。『日本珍スポット100』でも紹介されてます。
これは残酷、コワイ。エアコンが存分に使えない今年の夏におすすめ。
冤罪が少なかったことを祈るばかりだ。
2011年07月05日
黄金の天馬
黄金の天馬 (PHP文庫)
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この本を読むまで合気道のことを誤解していた。「護身術」くらいにしか思っていなかったのだが、これはもう「人間が宇宙と一体化したらここまでできる」という武術。宗教的側面もある。
合気道の創始者・植芝盛平をモデルにした長篇武道小説。作者らしい丹念な調査で、話はほぼ実話らしい。
イチローのように小さいころから道を決めていたわけでなく（合気道はなかったのだし）、様々なことにチャレンジして、最後に「この道」と決めたのは40歳を過ぎてから。今の感覚なら、50歳を過ぎてからに近いだろう。
商売は「向いてない」と悟り、陸軍士官を志したときは「長男だから」と親から止められる。郷里の南紀からはるばる北海道の開拓に渡り、苦労の末、成功を掴みかけるが、山火事で全てを失う。
レベルは全然違うにしても、今でいえば、長年続けていた趣味に定年退職後を控えてより熱中。その分野でトップになり、現役時代よりも「本業」になった、という感じか。趣味も人に教えられるくらいなれば、より楽しい。
2011年07月04日
「確率」だけで原発止めるな
公認「地震予知」を疑う
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外交評論家の岡本行夫氏。これも勇気ある発言です。
地震予知が出来ると信じて（騙されて?）つぎ込んだ税金が3500億円にも上るらしいですが、そんな金があれば、被害の軽減措置と、復旧事業に使ったほうがいいですよね。先日の群馬大学院片田教授の話にも合ったとおり、「どのような情報であれ、人は都合のいいように解釈してしまう」のです。正確な情報でない限り、出さないほうがいい。
2011年07月03日
フィリピン人同窓生と会食
フィリピン関係で調査したいことがあったので、以前日本のフィリピン大使館で働いていて、その後LBSに留学した同窓生に連絡を取った。彼女は今、米国在住。「子供たちの教育のため」だそうだ。
彼女はセブ島の出身。セブ島に相続した土地があって、日本人退職者向けの施設にできないか?という相談が逆にあった。彼女は神戸大学を出ていて、日本びいきである。（1980年代、学費も無料で、住居も無料の上、毎月文部省から14万円の生活費をくれたそうだ。当時の私はその半分以下で暮らしていたし、今のフィリピン人平均給与より多い! 文部省は何を考えているんだか。）
そこで、介護関連のコンサルタントをやっている日本人同窓生と、オランダ人同窓生から紹介されたオランダ人建築家と一緒に会った。
フィリピンには行ったことがないので、行ってみたい。
2011年07月02日
クリエイティブ社会
ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)
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月に一度の朝食勉強会。
今回の講師は、気鋭のメディア学者ジョン・キム先生。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授、ハーバード大学法科大学院客員教授。韓国生まれで、日本、英国、米国で学び、日米欧で教えている。
クリエイティブ社会
異端→摩擦→容認→文化
米国の経済発展している地域を分析した結果、クリエイティブ社会が成立するための条件は「３T」
Technology（技術）
Talent（才能）
Tolerance（寛容）
であった。
なるほどね。異才を認めないとね。
2011年07月01日
師・市川房枝氏も不信の目
私の国会報告
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以下、昨日の産経新聞から。永久に記録として残る著書にわざわざ書くとは余程不愉快な思いをしたと見える。それでも、仕事が出来ればいいとは思いますが。
首相はこれまで自己紹介する度に、婦人運動家、市川房枝元参院議員を「政治の師」と仰ぎ、市川氏の選挙活動を手伝ったことを「政治活動の原点」だと振り返ってきた。１４日の参院東日本大震災復興特別委員会でも「私は昭和５１年のロッキード事件のとき、初めて無所属で衆院に立候補した」と語り、市民派をそれとなく強調した。
では、菅氏の初選挙について市川氏はどう見ていたか。実は著書「私の国会報告」にこう記している。
「選挙が始まると（菅氏は）私の名前をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たちの名簿を持っていたらしく、その人達にカンパや選挙運動への協力を要請強要した」
