2010年09月
2010年09月30日
2010年09月29日
鳴門鯛 吟醸 しぼりたて 生原酒
高松から鳴門へ移動・・・
のはずが、ナント、予定の特急に乗り遅れてしまった！朝の訪問した会社とJR栗林駅の所要時間をあまく見ていた。距離は大したことなのだが、バカみたいに信号がある。どう考えても自転車の方が早い。
高速バスで追いかけることにする。おかげで鳴門で予定されていたランチはキャンセル。どうやら、ご馳走だったらしい。
会議終了後、懇親会。出された酒は、地元、本家松浦酒造場 鳴門鯛 吟醸 しぼりたて 生原酒。
フルーティで濃厚。口当たりがいいのでツイ進むが、アルコール度数18.5度と高いので気をつけよう。
高松に戻る人も多く、6時から始まった会は8時に散会。私は昨日遅かったので、助かった。
2010年09月28日
四国･九州アイランドリーグ
昨晩は、高松で地元経営者らと会食。私にしては珍しく、2次会まで参加し、午前様に。社長連中は皆元気。それでなきゃ勤まらない、ということでしょうね。
会の中心的存在が、四国･九州アイランドリーグの鍵山社長。波乱万丈の人生を諦めずに乗り切り、若くして成功された方です。話が面白い!
アイランドリーグ運営は、育ててくれた四国への恩返しに、ということですが、赤字では続きません。継続できるように奮闘中です。
2010年09月27日
経営に終わりはない
経営に終わりはない (文春文庫)
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先日の立命館の講義で、ホンダの例を引いた。技術者の創業社長と、管理部門を任される副社長。
自分で学生の前で話しておいて、話したエピソードは正しかったか不安になり、1986の藤沢武夫による名著（実際は、インタビューを編集したもの）を読みなおしてみる。
空冷･水冷問題に関してのエピソードはチョット違っていたが、当時のエンジン開発責任者で後に社長になる久米氏の回想はまた違っているので、ま、あれはあれでいいだろう。
このコンビは、今で言う、CEOとCOOですね。ソニーの井深氏と森田氏の関係も同様か?
創業の2人が最初から役割分担しているのだから、その後の組織作りもし易い。唯一絶対的な社長のいる会社は社長の器までで成長が止まる。社長がスーパーマンで一人で乗り越えてしまった会社は、最後は、後継者問題で悩むことになる。
2010年09月26日
私は泣かない、屈さない
『文藝春秋』10月号の独占手記「私は泣かない、屈さない」村木厚子（取材・構成＝江川紹子）はまだ読んでないのだけど、山崎元氏によるこれに関するコラムを読んだ。
印象的なのは次の点。
・「ここは公平な場ではなく、検事の土俵にいるんだ、と思いなさい」弘中担当弁護士
・高い目標を作らない
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これは、彼女のような思っても見なかった逆境になったとき、役に立ちそうです。
2010年09月25日
ローカル化する大阪
今年のWACは初めて大阪で参加。
店はロンドンにちなんで、The Rose & Crown堂島店。都内でよく見る店だが、大阪ではサントリー本社ビルの一階にある。
今年の参加者は、私も含めて6名。同時刻に行っている東京では30人が集まっているはず。それに比べれば少ないが、大阪に同窓生は10人くらいしかいないと思われるので、参加率は高い。
昨年、転職して、故郷の大阪に戻ってきた小林さん、やはり大阪出身のMBA2009松本さんは丁度休暇で帰ってきていて、こちらで参加。
さて、東京で働いている私や松本さんも入ったので、話はおのずと東京都の比較に。私の印象は、大阪のローカル化。
経済的「地盤沈下」と言われるが、どちらが原因で、どちらが結果なのか分からないけど、明らかに地方都市化してきている。
東京で、大阪出身の人にはよく会うが、大阪で会うのは地元の人ばかり。東京には日本中から人が集まっているし、海外からも人が来ているが、大阪は地元の人ばかりなので、地元の人にとっては居心地がいい。反面、馴れ合いに陥りやすく、切磋琢磨が少ない雰囲気。
かって栄えた大都市が衰退し始めている、という意味では日本の縮図。大胆な方策を採らなければ衰退は免れないだろうし、それを大阪府民は望まないのかもしれない。身分不相応なことはやめ、優雅にソフトランディングできるのか？
とりあえず、橋下知事の「大阪都」構想はいいと思うんですが。（「都」じゃなくて、単純に、大阪市の廃止で十分）
2010年09月24日
1940年体制
1940年体制―さらば戦時経済
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秋分の日の昨日は雨。おかげで十五夜の月も見られず。
1995年のベストセラー野口悠紀雄『1940年体制』を2002年に出た新版で読む。今の政治経済を考えるとき、基本になるべき歴史認識だと思う。正しい歴史認識無しに、正しい方針を決めることは無理。
1940年体制（戦時経済＋社会政策的）→戦後に連続
・日本型企業 （終身雇用、年功序列賃金）
・間接金融中心
・直接税中心（世界初の源泉徴収）
・中央集権的財政制度
「企業は利潤を追求するのではなく、国家目的のため生産性を上げるべき」
＊これが50年経って完全に制度疲労を起こした
自由主義 vs. 社民主義
個人の自由 ⇔ 自由放任の弊害
市場機構 ⇔ 所得再分配
選択の自由 ⇔ 産業規制
競争原理
社民主義は本来、大きな政府のため課税強化のはずが、日本では減税を謳っている！
いつまで戦時体制を続けるのか? これを温存させたのは自民党。ところが、民主党は社民主義的であり、むしろ強化の方向。本当の自由主義政党が無い!
2010年09月23日
公務員制度改革の論点
日経9月21日の経済教室。
公務員制度改革の論点��
「個」の意欲引き出す環境を
加藤創太 国際大学教授
・公務員制度の議論、超党派の取り組み有効
・従来は「国家と公務員の方向性一致」に終始
・国家ビジョン踏まえた骨太の改革議論必要
（日経はWebで記事公開してないので、ほぼ同様の内容を朝日新聞GLOBEで）
「公務員制度改革では公務員にインセンティブを与えるという前向きの議論は少なかった。代わりに、公務員の行動規制や法律の抜け穴をふさぐことばかりに熱を上げてきた。これは企業でいえば、抜本的な経営改革をするのに就業規則の改定ばかりに熱中するようなものだ。」
という指摘は、その通り! だって、もし自分が公務員で、首相になる政治家から「大バカだ」とか言われて、やる気になりますか? それでもって、マスコミからは一派一からげで叩かれ、世間からは「税金泥棒」と言われる。（実際は、日本の公務員比率は先進国で一番低いんですけどね。）
「うちの社員はバカばかり」と言っている経営者の会社が伸びたためしは無いですからね。自分の経営能力の無さを公言しているようなものです。
要は、制度設計が悪く、機能不全に陥っている、ということだと思います。
2010年09月22日
絵金祭
もう一つ、梅原さんから聞いた話。
高知の赤岡町に毎年7月の第3土日に開催される、「絵金祭り」というのがあるらしい。江戸時代末期から150年も続いているらしく、毎年この日の夜だけ、その昔、絵師金蔵が描いた絵を所有する商家が軒先に展示するのだとか。
元々は、ろうそく一本で照らしていたのが、昭和になり街灯が灯り、各家庭にも電気が入り、夜は明るくなった。
梅原さんは、「祭りの間だけ街灯を消せないか」と提案し、これがなかなか手間らしいのだが、消してもらうことにした。
そうしたら・・・
5倍の人が来たらしい。
そこには、江戸時代さながらに、ろうそく一本の灯で絵を見る、という面白さをうまく伝える工夫があったのだと思う。
絵金蔵という展示館も出来たが、これは元農協の倉庫。「補助金を貰って30億円で立派なのを建てる」という全国どこでも繰り返されている計画もあったらしいが、「バランスが悪い」と断り、農協の倉庫利用を提案したとか。それも、23枚ある絵のうち、「覗き見」できるのは月替わりで2枚だけ。
「毎月見に来てください」
というのが控えめでイイネ。
2010年09月21日
アサヒ･アートスクウェア
ところで、昨日のイベントが開かれたのが、この場所。
1989年バブルのさなか、「スーパードライ」の大ヒットで絶好調のアサヒビールが建てた新社屋の隣、その名も「スーパードライホール」４階にある。時あたかも、平成元年。「これからは日本の時代だ」と多くの人が思っていたと思う。私は、ロンドンで初めての海外留学で、それどころではなかったけど。
黒い立方体の上に乗るのは、金色の炎（フラムドール）。デザイナーは当時大人気だったPhilippe Starck（仏）。大いに話題になり、「うんこビル」の別名もついた。梅原さんは孫悟空の「筋斗雲」と呼んでいた。
このホール、
「2007年4月より、特定非営利活動法人アートNPOリンクとパートナーシップを組み、その運営やプログラムの開発に取り組んでいます。」（アサヒビールHP）
ということらしい。
会場の注目は、トイレ。男子小便用は、昔、田舎の駅にあったような、壁に向かって放尿するヤツ。勿論、こういう場所なので、壁面はガラスで、かっこよくライティングしてあったりするのだが、便器無しは意表をつく。「壁に向かってするのは初めて」という人も居るのでは。これもスタルクさんのデザイン?
2010年09月20日
梅原真トーク「地域のモノサシをつくる」
ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン＝風景
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三連休最後の日の午後、アサヒ・アート・フェスティバルの一環で行われた、梅原真トーク「地域のモノサシをつくる」に参加。
梅原さんは知る人ぞ知る、高知在住の著名グラフィック･デザイナーである。いや、私はプロデューサーといったほうがいいと思っている。なぜなら、その取り組みは単なるデザインでなく、製品作り、売り方まで含まれており、マーケッターでもある。
手がける商品のほとんどが、｢一次産業」で生み出される農産物や、その加工食品。なぜなら、それは、デザインによって「日本の（原）風景を残したいから」なのだという。
その驚異的な成果についてはこちらの日経ビジネス記事（連載）に詳しい。
2010年09月19日
巨大銀行の消滅
巨大銀行の消滅―長銀「最後の頭取」10年目の証言
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1998年破綻した長期信用銀行「最後の頭取」であった鈴木恒男氏による書。破綻した会社のトップが自ら筆を取る、というのは珍しい。東京地検は粉飾決算容疑で旧経営陣を逮捕。10年間掛かった裁判は、最高裁まで争われ、結果「当時の会計基準では違法とはいえない」ということで無罪となった。
本書で明らかにされているのは、同じ事件が、外から見るのと、内から見るのとでは全然違う、ということ。巨大銀行といえども、一旦荒波に放り込まれると、その命運を握るのがマスコミの無責任な報道であったり、政治的駆け引きであったりする。当時報道されたままの知識の方には是非読んでいただきたい、と思う。
私の友人にも元長銀は多い。皆、優秀。しかも、破綻で「頼れるのは自分だけ」という覚悟が出来たのだろう、迫力がある。活躍していただきたい。
2010年09月18日
イノベーションの収益化
イノベーションの収益化―技術経営の課題と分析
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著者の榊原先生は、1992-1995 LBS Associate Professor。私の留学時期と重なっていないので存じ上げなかったが、帰国後の同窓会活動で後輩から先生の話を聞き、同窓会で講演していただいたことがある。
一貫して、イノベーション（技術革新）の経営学的研究に取り組まれており、この本は一つの集大成といえる。
日本企業は、多くの革新的技術を生み出しているのに、なぜ収益性が低いのか? この問題に関して、内外企業の成功例、失敗例をあげている。丁度、昨日話題にした、腕時計市場のケースが取り上げられている。クオーツの「破壊的新技術」を独占した日本企業が、なぜその後長期的低迷に陥ったのか?
日本企業の
・技術戦略の閉鎖性 「自前主義」
・占有可能性の低さ
の問題点は改める必要があろう。
2010年09月17日
腕時計
GOETHE10月号に『経営者たちが告白！「私が偏愛する腕時計」』という特集があり、パラパラと見ていて、SBI北尾CEOとマネックス松本社長の記事が目に留まった。
どちらも金融界の大物。1951年生まれの北尾CEOは慶應→野村證券と当時の大道？を行って、1995年にソフトバンクに参加。それまで多かったのは、野村→外資証券だが、当時、上場を果たしたとはいえ、ベンチャー企業のSBに転職したというのは面白い。
その北尾CEOが、仕事用として愛用しているのがROLEX。これも「大道」という感じで、ナットク。パーティ用にはカルティエと使い分けているらしい。元々、時計に興味は無かったというが、「欧米では身だしなみで仕事が出来るかどうか判断される」のでNY駐在中に買ったということ。
一方、1963年生まれで、東大→Solomon Bros.→GSという経歴の松本社長は、いうなれば、東大→外資のハシリ。その彼が選んだのが、国産のGrand Seiko。
世代の差、経歴の差（北尾氏が人と交渉する機会の多い営業畑なのにたいして、松本氏はトレーダー出身）、考え方の差（世界で認められているものを取り入れるか、独自路線で差別化するか）が出ているような気がする。
私はといえば・・・
15年ほど、仕事のお礼で頂いた100万円位するスイス製高級腕時計をしていたが、5年毎に必要なオーバーホール代に耐えれず、今では国産の普通の時計に戻っています。だって、オーバーホール代がちょっとした時計を買える位かかちゃうのです。
今の時計はSolarで電池交換も不要。時間は正確で、防水と、時計としての機能はピカイチ。でも、この記事を読んで、Grand Seikoが気になりました。
2010年09月16日
外食不況と無縁の回転ずし業界
仕事の関係で、回転ずし業界を取材。
「外食不況」と言われて久しいが、好調なのはMacだけではなかった。ナント、「100円回転ずし」御三家の、「かっぱ寿司」「スシロー」「くら寿司」の売上はこの10年で5倍も伸びている！
昔は、50坪の店で年商1億円と言われていたのが、郊外型の100円ずしは大型化し、現在では120坪＋の店で2-3億円売るらしい。
大型化と共に、厨房とテーブルの間が離れ、ここ数年の流行りは、「新幹線レーン」と「タッチパネル」だとか。この二つがあれば、回ってくるのを待たなくても、好きなものがすぐ注文で来て、すぐ届く、というわけだ。
都心に住んでいるので、こういった回転ずし店に縁がなかった。今度、行ってみたいと思う。
2010年09月15日
フラッシュマーケティング
米国でGrouponというフラッシュ・マーケティング・サイトが大ブレイク。創業2年で300億円超の売上、40億円の利益を出しており、直前のファイナンスでは$1.35Bの時価総額で$135Mを調達したらしい。
Gatheringの仕組みに似ているが、モノではなく、地域の店が提供するサービスに特化しているのが特徴。例えば、レストランの食事券を「半額でXX人以上集まれば」提供。レストランにとっては稼働率を上げ、かつ、前売りなのでCFが改善。
日本でも流行るとみて、参入企業が続出。ぐるなびと提携したPiku、Groupon Japanに加え、リクルートも参入。
関連サイトを集めたポータル「グルーポンなう」も誕生。
2010年09月14日
2010年09月13日
鞍手茶屋 大手町店
11時過ぎ、上司が「お昼に行こう」という。
「まだ早いのに・・・」と思いながらも、まあ、いいか。証券会社出身者は昼が早い。11時に前場が終わると、直ぐに食べにいって、1230からの後場に備える。最初についた習慣とは恐ろしいもので、その必要がなくなった今も昼が早い。
「どこにする?」と言いつつエレベーターを降り、ビルの外に出て、「よし、今日は大手町の蕎麦屋に行こう！」
「え、わざわざ」と思ったが、声には出さない。地下鉄でも直ぐだが、3人いたのでタクシーで。
5分で到着したのは、鞍手茶屋 大手町店。大手町・丸の内で働いたことの無い私が行くのは初めて。
お奨めは「けんちんうどん（そば）」ということ。まさか、讃岐出身の私がうどんを食べるわけにはいかないから、迷わずそばを注文。
今日の東京は32℃で比較的過ごしやすかった（9月に30℃を超えて「過ごしやすい」というのも変だが）のだが、けんちんそばを食べるうち、暑くてたまらない。でも、美味しい！
ネコメシ状態に平らげ、満足。何でも、本店は福島らしい。
次回は、冬に来よう。
2010年09月12日
原爆投下を阻止せよ
昨晩ホテルに帰ってきて、TVをつけたらやっていたのがこれ。元々、総合TVで今年8月5日にも放映したらしい。
「原爆投下の2週間前まで、アメリカ政権内では投下反対派が圧倒的多数を占めていた。その理由は、人道面ではなく、ビジネスによるものだった。新発見の資料から見つめ直す。」
以前から言われていたことだが、原爆投下の目的は戦争の早期終了ではなく、ソ連の牽制だった、という話。本説の確証が、最新の研究によって得られた。
この番組は、日本人はもとより、アメリカ人にも是非見てもらいたい。普通の人は、「原爆投下によって日本がやっと降伏の決意をし、おかげで、米軍将兵の命だけでなく、日本人も救われた」と教わっていますから。
本当は、原爆投下の3ヶ月前に戦争は終結するはずだったんですね。
写真：原爆投下を了承したトルーマン大統領
2010年09月11日
2010年09月10日
オプテックス
自動ドアのセンサとして世界一の会社。それがオプテックス。実際は、自動ドアセンサだけでなく、防犯用センサ（実はこれが最初の商品）や、工場で使われるセンサでも大手。
今回、立命館での講義にあわせて、初訪問。
京都からJR湖西線に乗り20分。「おごと温泉駅」で降り、琵琶湖に向かって坂を下ること12分。田んぼと湖に挟まれた本社は、リゾートホテルの雰囲気。全面ガラス張りのエントランスから湖がすぐそこに見える。
これほど良い環境で働ける会社も珍しい、と思った次第。
2010年09月09日
ブラザー コミュニケーション スペース
珍しく名古屋に出張。訪問先は堀田駅近くにあり、そこは「ブラザー村」であった。
お昼休み、近くの「ブラザー コミュニケーション スペース」なるものを訪問。100年を越すブラザーの歴史と現在の商品が展示してあり、近代産業史好きの私としては見逃せない。
ブラザーの創業は1908年。「安井ミシン商会」を輸入ミシンの修理業として創業。1932年には家庭用ミシンの量産化に成功。
終戦後、ミシンの米国への輸出で会社を拡大する。しかし、生活が豊かになると共に家庭用ミシンは売れなくなり、精密加工技術を生かして、1960年代にタイプライターなど事務機器に進出。
やがて、事務機器は電子化されていき、現在の情報機器のbrotherになるのだけど、これだけ一商品で成功した会社が、業態転換できたのは珍しい例ではないか?
見学終了後、滋賀に向かう。
2010年09月08日
小沢氏が青木愛と密会疑惑
「小沢氏に不倫スキャンダル 青木愛と密会疑惑」はどちらでもいいんですけど（政治家としての仕事さえ出来れば、いいじゃないですか）、こっちは気になりますね。
小沢氏周辺 使途不明37億円
組織対策費名目、民主党本部から支出／18〜22年要職時
（今朝の産経新聞）
ということです。webには出てなかったのですが、｢赤旗」に同じ内容の記事がありました。この問題については、左右で意見が一致?
2010年09月07日
松本大のつぶやき
無料メルマガを幾つか購読してますが（あれ、無料なのに購読はおかしい・・・何といえば?）、多くは読む暇がなくて受信箱に溜まる一方。
例外的に、ほぼ毎日読んでいるのがMONEXメールの「松本大のつぶやき」。マネックス証券の松本社長が開業以来10年間、平日休み無く書いています。
松本社長といえば、かのGSで天才トレーダーとして勇名をはせ、最年少パートナー（共同経営者）となったことで有名。「日本人として」ではなく、「世界でGS創業以来」ですから、一体、どれだけ稼いでいたのか。
それでさぞかし「嫌なヤツでは」と思っていたのが、この「つぶやき」を読んでいると日本古典の教養の深さに驚きます。何でも、外資系証券に入ろうと思ったのは、「学生のとき米国旅行して、余りに英語が出来ないのが悔しかったので、それを克服したくて」だったのだとか。
仕事のことや政治のことにも時折触れていますが、これも気になりましたね。
9月8日 ＜ビジネスマン＞
今日は朝から夜まで、ぶっ通しで社外の人達と複数のビジネスミーティングをこなしました。主に機関投資家。主に日本語、時に英語。興味深かったことは一つ。皆さん必然に日本の政治に大きな影響を受ける筈なのですが、現状の日本の政治に対する質問はゼロ。いや、一回あったかな？しかし返答に一瞬困っているとすぐに話題は移り、それっきりその話題には戻ってきませんでした。日本の政治は、内輪だけを見てきて、マーケットや世界を省みませんでした。その結果、周りから無視されることになってしまったのでしょう。寒いことです。同時にビジネスマンの逞しさも見た気がしました。政治家とビジネスマンのギャップを埋める手段はあるのでしょうか・・・？
2010年09月06日
【民主党代表選】外国人に国政参政権付与と同じ
今行われている「民主党代表選」。民主党の国会議員に加え、年間6000円払えば誰でもなれる「党員」、2000円払うとなれる「サポーター」にも投票権がある。誰でもなれるには外国人も含む。
これは良く考えると、問題だ。
議院内閣制の日本では、与党の党首が（通常）首相になるので、与党の党首を決める代表戦は、事実上の「首相選挙」だ。
政府代表である首相を決める選挙に外国人が参加できる、ということは、選挙結果に影響を与えたい外国が票を金で買うことも可能。あるいは、選挙のときだけ大量に人を送り込んでも可能かもしれない。
今回、国会議員票は小沢･菅両氏が伯仲している、と伝えられているので、実際に、1/4を占めるという党員･サポーターの投票で代表が決まる可能性が強い。そして、民主党は党員･サポーターのうち何人が外国人化も把握してない、というのだ！
2010年09月05日
ベンチャーマネジメント[事業創造]入門
マネジメント・テキスト ベンチャー・マネジメント［事業創造］入門
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同じジャフコ出身で、ベンチャー投資実務と理論の両方で活躍しているのが長谷川博和さん。1984年に中央大学を出て、野村総研に入社。自動車産業のトップアナリストとしてまず有名になる。その後、ジャフコに出向。「次はどういった産業が有望か」といったトップダウンアプローチ調査などされていた。
そして独立。1996年に設立したグローバルベンチャーキャピタルは有力独立系VCとして常にトップクラスの実績を出してきた。
それだけで飽き足らず、2006年に早稲田大学大学院で学術博士（国際経営）を取得。今も現場でVC投資を続ける傍ら、早稲田や京大など５校でベンチャー論を教えているらしい。
本も既に何冊か出されていて、大いに参考にさせてもらっている。その長谷川さんの最新作がこれ。
ベンチャーが大きくなってくると、外部から専門経営者を入れ、「経営陣」を作っていくが、創業社長と新メンバーのどんな組み合わせが「統計的」に良いのかなど、現場でなんとなく「こうじゃないか」と思っていた仮説が、苦労して検証されていく。
ベンチャー経営も、仮説とその検証の連続。これをいかに早く、リスクをコントロールしながらやっていくかなのだが、この本を見ても長谷川さんの仕事ぶりが伺える。
ベンチャー関係者必読の書がまた出た。
2010年09月04日
稲庭干温飩 銀座佐藤養助
大学の同級生から珍しく連絡があり、｢今年、小学校の同窓会をやったら、同級生がバイアウトファンド運用会社をやっていることがわかった。一緒にどうか?」という話だった。
長谷川君に会うのも久しぶりだし、彼の友達に会うのも興味があり、金曜日夜指定された店へ。私の便利を考えてか、店は会社から徒歩3分ほどの近さ。（後で判明したが、これは単に、行きたい店が偶然近かったようだ）
その店が稲庭干温飩 銀座佐藤養助。まさか讃岐生まれの私が稲庭うどんの店に自分で行くことはないので
、人生で二度目くらいか。時々、定食に付いている稲庭うどんを食べることはあるけど。
そんなわけで、久しぶりで食べた稲庭うどん。細すぎるのと、乾麺なのでコシが無い。しかし、飲んだ後に〆で食べるには量といい、食感と言い、合っているかも。
日経「夏に食べたい冷たい麺」ランキングで一位、というのもなんだか納得。讃岐うどんは、やはり食事用だな、と思った次第。
2010年09月03日
徳島も私立優勢
以前、「私立王国高知」の事情を書いたが、今週、徳島出身の経営者とお話しする機会があり、徳島の事情を聞いてみた。
隣の県なのに知らなかったが、徳島でも25年前から私立優勢になっているらしい。
というのも、（圧倒的に人口の多い）徳島市内では、公立高校に入学願書を出すと、学力が平均的になるようにワザワザ割り振るということ
これには驚いた。そんなことをしたら、出来る生徒は私立に行くに決まっている。それが県民にとっていいことなのか？
おまけに、学力が平均的になることを優先に割り振られるので、市内に8つ（と言っていたと思う）も高校があるのに、近くの高校にいけるとは限らないという。
結果、今、徳島でダントツの進学校は、徳島文理大付属高校。
日教組の悪質さには驚くばかり。スタートはそうではなかったと信じるが、60年経てば完全な既得権益者のための組織だ。
香川がそうならないように祈るばかりだ。
2010年09月02日
孫正義の未来戦略
久しぶりに見たカンブリア宮殿。今週はソフトバンクの孫正義社長。本当は2回の番組だったのが、反響の多さに、未放送部分を中心に3回目を追加したらしい。残念なことに、初回、2回目は見過ごした。
改めて、スゴイ経営者だと脱帽。5人、10人の企業なら作れる経営者は5万といるが（日本の株式会社は約250万）、一代でナン兆円という規模の企業を作れる経営者は10年に一人だろう。
「転機」が二つ上げられていた。一つは、16歳で高校を中退して渡米。そこで読んだ雑誌に紹介されていたIC（集積回路）の拡大写真を見て感動して「泣いた」とき。私も子供の頃、同じような写真を見て、「スゲー」と感動した覚えがあるが、同じ感動でもレベルが違う。孫社長は、感動の余り、「手足がしびれ、涙がボロボロ出て、10分間それが止まらなかった」という。そして、その写真をクリアフォルダーに入れ、一緒に寝て
、半年間どこに行くにも持ち歩いた、というからスゴイ。
この時に、「将来はITの仕事を」と潜在意識に深ーくインプットされたことは想像に難くない。
二回目は、22歳で創業して1.5年後、慢性肝炎で余命5年を宣告されたとき。この時、病院のベッドで徹底的に考え、「本当の自己満足は物質的欲望を満たすことでは得られず、人に喜んでもらい、感謝されることにある」と気付いたとき。これは、大成した経営者にはよくあるエピソードです。
人間として成長するには、こういった「試練」が必要なんですね。
2010年09月01日
Japan as number three
日本GDP世界第3位を報じるThe Economist記事。
3位は仕方ないと思うのですが、「2003年以来、終身雇用を望む若者が倍増し、一方、起業したいという若者は半減した」というのは気になりますね。
結局、有権者が（いつ自分にメリットがあるか分からない）「富の創造」より、（確実に自分の手元に来る）「富の配分」に熱心なので、当然、政治家もそうなります。
結び:Today, Japan’s biggest obstacle is itself. Without dramatic reform, it will slip swiftly to number four, number five and beyond.
