2008年11月
2008年11月30日
福井前日銀総裁
福井前日銀総裁のセミナーに出席。
以前から「ふくよかな、いい顔してるなー」と思っていたのだけど、話もとっても丁寧で、穏やかに話します。
時間は午後1時から1時間。このところ、引越し、ワンダハウスの開業準備で疲れていたこともあり、爆睡。(笑) マー、難しいことを穏やかに話すもんですから仕方ありません。
それでも、最後のほうで印象に残ったのは、
「金融は経済資源配分の最適化のためにあり、金融市場が乱れるということは、その根底に、実体経済の不均衡がある。不均衡の是正のために、金融市場の自由が保たれるべき。」
というものであった。「私は決して市場万能主義ではない」と断っていたが。
昔、MBAのファイナンスで習った、「市場がある際は、まずその指標を参考にする。どんな推定よりマシ。」という言葉を思い出した。
2008年11月29日
2008年11月28日
2008年11月27日
東京三田倶楽部
昨晩は、東京三田倶楽部の会員と倶楽部で会食。
この倶楽部、慶応大学の卒業生だけが対象の会員制。既存会員の推薦を受けて、審査の後、入会金を払って晴れて会員になれる。
ライバル校出身の私は当然会員資格はないわけだけど、会員のゲストとしてビジターで何度か利用している。
ロケーションは流石で、帝国ホテルの地下飲食街の一角。便利この上ない。いつも「塾員」(慶応では卒業生のことをこう呼ぶ）で盛況のようだ。
卒業生の会員倶楽部としては、もっと歴史のあるものがあるらしい。ところが、この手の倶楽部の常として、高年齢化が進み、昔話ばかりで若手会員が入りにくく、つまらないものになり勝ち。そこで、昭和49年(31年前)に新たに現役世代向けに作られたのがこの倶楽部ということ。
そんなわけで、当初の倶楽部「定年」は60歳。現在では定年延長の社会情勢を反映して65歳ということだった。
早稲田にも同様の倶楽部があれば・・・とチョッと思ったが、校風からしてあまり人気が出そうにない。
2008年11月26日
2008年11月25日
自治とは
後藤新平 日本の羅針盤となった男
後藤新平は台湾の統治や、関東大震災後の復興計画（災害に強く、格式を持った都市にする壮大な計画だったが、横槍が入り中断）で有名な後藤新平。
あまり知られてないのは、後藤新平がボーイスカウトの初代総長であったこと。かってBS活動をボランティアでやっていたとき教えられたのが、後藤新平が残した次の言葉。
自治三訣
人の御世話にならぬよう。
人の御世話をするよう。
そして報いをもとめぬよう。
ここでの「自治」＝｢自立」としてもいいのだけど、まずは、人(含む政府)の世話にならないこと。その上で余裕のある人が、助けを必要としている人の世話をすれば政府の役割は最低限でいい。
日頃は、自分ひとりで生きているような顔をしていて、いざ困ったことが起こると他人のせい、政府のせい。これは育て方、教育がおかしい。
2008年11月24日
ホテル･ルワンダ
ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
ルワンダの虐殺事件については、9月にも88 Partners 日記:ルワンダの涙 - livedoor Blog（ブログ）で書いたけど、今回は本事件について最初に映画化されたこちらを見てみた。
前回はあまりの悲惨さに最後まで見かねたけど、こちらはホテルに立てこもっていた人のほとんどが何とか助かるという点で多少は希望が持てる。
思い出したのは、「シンドラーのリスト」と関東大震災時の朝鮮人虐殺事件。
朝鮮人虐殺事件については、当初、警察がデマを信じて、「朝鮮人に気をつけろ」と各署に伝達したといわれる。後に、デマとわかり訂正するのだが、時既に遅く、暴徒化した自警団が数百人を虐殺した。
これは明らかに｢殺人」なので、関ったものは後に検挙され、裁判にかけられている。日本人にかばわれて命拾いした人もいたようだ。（山岡淳一郎『後藤新平 日本の羅針盤となった男』）
これに対し、ルワンダの事件の規模と執拗さは想像を絶する。ツチ族の犠牲者は100万人といわれる。
これはどうしてか？植民地時代以来の歴史がそうさせるのか？大国の思惑が背景にあるのか？(フツ族に武器供給して支援したのはフランス)アフリカ人は扇動され易いのか？映画化だけでなく、キッチリ研究されているのか興味ある。
2008年11月23日
松下幸之助
昨日は法政大学での「日本の企業家史 戦後編」第３・４回。第４回は｢経営の神様」松下幸之助であった。
幸之助については様々な本や雑誌などで取り上げられており、理解しているとは言わないまでも、知っているような気になっていたが、こうやって改めて講義を受けてみるとヤッパリ面白いことがある。
今までまったく知らなかったのは、1952年のPhilips社（オランダ)との提携による松下電子工業の発足。提携自体は知っていたが、その交渉が興味深い。
1951年戦後の混乱からようやく脱しようとしていた幸之助は欧米、２回に分けて海外視察を実施。欧米の生活状況を見るとともに、海外技術の導入を図る。
普通に考えれば、当時家電で最大手だったGEとか、米国メーカーが順当なような気がするが、戦前から取引もあり、オランダという小国にありながらヨーロッパ一の家電メーカーになったPhilipsを交渉相手に定める。
Philipsは技術指導料売上の7%というとんでもない条件を提示。(3%が一般的）そして、「高くても、それだけの値打ちはある。技術責任者を出し、責任をもって指導する」と譲らない。『そこで、社長は「経営にも価値がある」との信念から、経営指導料を逆に要求、先方を感心させた。』とある。（Panasonic企業情報)
『昭和27年10月16日、フィリップス社の技術指導料4.5％に対して、経営指導料3％で契約は成立、12月に新会社・松下電子工業株式会社が発足した。その後、この比率は3％と2％に改定されていったが、昭和42年の契約改定時には、ついに同額の2.5％ずつとなった。』(同)
経営指導料を相手が認めた、ということは、Philipsも松下の経営にそれだけの価値がある、と見ていたということだろう。幸之助の神通力は国内だけでなく、海外にも通じた、ということか。
2008年11月22日
人を幸せにする起業家精神と倫理
このところ早稲田づいている。WestinでのETP終了式も含め、先週から早稲田関連はこれで３回目。
昨日は、早稲田大学アントレプレヌール研究会主催の国際シンポジウム。
早稲田のアントレプレヌール研究会といえば、日本ベンチャー学会の松田会長で有名。
いったい何百人集まるのかと思ったら、いつも講演会が開かれる大隈講堂ではなく、大隈「小」講堂。「あれ？」と思ったら、その小講堂にさえ人影まばら。
今年３月に日経新聞の組織改正で「ベンチャー市場部」が無くなったのも昨今のベンチャービジネス低迷の象徴だったが、学生の間でも明らかに人気がなくなっている。
日本経済の主流が大企業であることは今後も変わらないのだろうが、世代交代が無くては経済全体が活性化しないのは明らか。やはり数が出てくる中で、楽天やユニクロのように成長を続ける企業が出てくる。
ベンチャーの火を消してはいけない。
2008年11月21日
総務には気の利かない人を！
辞めない採用、即戦力の育成で儲かる会社になる!
先日のザメディアジョンの山近社長の講演は、�衂霏¬郤膾鼎離札潺福爾琉貮瑤嚢圓錣譴拭Ｅ�然、メインは小山社長の講演。またまた小山節炸裂！
ダスキンFC全体が昨年対比で95%に落ち込む中、武蔵野は104%で最高記録を更新中だという。
今回のテーマは｢採用と育成」。
日本経営品質賞を取ったのが2000年だから、すでに有名になり始めていた6年前、武蔵野の退職率は85%だったという。ダスキンのFCという地味な仕事なので優秀な人が入ることは稀。なだめすかしてやっと入社してくれた新人を社長自ら一生懸命研修。研修したそばからドンドン辞めていかれたという。
そこで方針を転換することに。
ひとつには、入社前に「武蔵野は大変な会社だ」と学生にストレスをかけることで、「それに挑戦してみたい」という学生を取ったこと。
もうひとつは、入社後に集中的に研修することは止め、一つのことができるようになってからまた一つ、と段階を追って教えていったという。今の学生は（あるいは中小企業に入るような学生は)根をつめて勉強などしたことないから、一度には無理、という。
ただ、ストレス面接は、これからは｢ゆとり教育世代」が入社するので、本当にストレスになってしまい、無理そうだ。
｢心を一つに」とか掛け声かけても、効果が期待できるのは一瞬。人の心は不安定なのが｢普通」で、管理は｢目に見えること」に絞るのがいい、という。
｢キチンとやれ」ではなく、「AはBの位置に常に置いておく」とか、誰の目にも明らかなルールを決め、それを破れば叱る。つまり、「人を叱らず、事を叱る」。そうでないと、会社が暗くなってしまう。
管理の基本は、「環境整備」で、これは仕事をやりやすくするため。環境を整えて(=捨てる）備える(=揃える)こと。これに武蔵野では賞与評価の25%を当てているらしい。
極めつけは、総務。武蔵野では650人の社員に対し、総務はたった一人！しかも、毎年交代！これは間接部門の肥大化を防ぎ、極限まで間接費を削減するためのようだ。それも、なるべく気の利かない社員にやらせると、他の社員が｢あいつに何を頼んでもダメだ」となるから総務に余計な仕事が来ずに、各自が自分でやるようになるので好都合、らしい。
正に｢逆転の発想」だけど、中小企業にその発想は大切だと関心。
2008年11月19日
ETP卒業式
昨晩、EU Executive Training Programmeの卒業式がWestinで開かれた。昨年11月にScience Po (Paris), SOAS (london) やBocconiでの研修で始まったこのEUがスポンサーするプログラム。欧州の中小企業がもっと日本で売り上げを上げられるよう人材育成する目的である。
3月から11月まで日本での受け入れは早稲田大学。途中、日本企業でのインターンもこなし、無事9ヶ月の研修を終了。
日本語が一番上手くなったブルガリアの研修生ゲオルギ・コストフさんが日本語で｢答辞」。来賓挨拶は元ソニー社長、現、ソニー生命会長の安藤さんだった。
2008年11月18日
中国の経済成長の本質は「自由」と「競争」
先週のアリババの続き。
その時の前座は、中国市場戦略研究所代表の徐向東さんであった。中国にあまり関心の無かった私は知らなかったが、中国経済評論家としてはかなり有名らしい。
中国経済は、
・過去30年間9.8%！の成長（今年も先進国が軒並みマイナスに陥る中で9%だそうだ）
・外貨準備高世界一
・都市人口40%
・中流人口 2-3億人（世界最大）
これは大体インターネット人口と同じで、この人数が2020年までには倍増するという。
中国経済は、これまでの「いけいけドンドン」の外需依存から、「安心・安全・癒し」といったキーワードにした内需型成長に移りつつあり、日本製品は益々人気になるだろう、という話だった。
足りないものは、日本企業の「本気」だという。経営者自らトップ会談で決めていかないと、「自由」と「競争」の中国市場には入り込めないという。
2008年11月17日
サウンドセラピスト
「魔法の声」CDムック―涙があふれ奇跡が起きる (マキノ出版ムック)
｢サウンドセラピスト」とは初めて聞いたが、なにやら面白そうなので、知り合いの経営者が応援しているというAikaさんをゲストに招いたパーティに出席。
元々、大阪音楽大学でオペラを学んだAikaさん。プロのオペラ歌手、ミュージカル女優として活躍していた彼女を変えたのは1995年の阪神大震災。そこに追い討ちをかけたのが母校池田小学校で起きた児童殺傷事件。
深い心の傷を負ったAikaさんを救ったのは、気功と音楽だったという。
彼女のコンサートは、腹式呼吸の練習から始まるという。今晩も、短い時間ながら練習。今まで｢腹式呼吸」といわれても、｢これでいいのか？」と自信が持てなかったが、目の前で実演していただいて納得。
その後の歌声は・・・心が洗われ、硬いものがが溶けていく様だった。
2008年11月16日
ベンチャーに向く学生
本日、ワンダハウス正式オープン
初日は3人の内覧希望者に来ていただく。平行して開かれた(持ち寄り)パーティには8名ほどの先輩･後輩、友人、親戚らが参加。昔、欧米に住んでいたころ、パーティといえば、お土産はワインが定番だったけど、最近は日本もワインを持ってきていただくことが多くなりました。すっかり定着しましたね。これで儲かっている会社はどこなんだろう･･･?
さて、先週講演を聞いた中から、面白かった話をもう一つ披露すると、「ベンチャーに向く学生を見極める10のキーワード」というのがあった。お話されたのは、ザメディアジョンという広島の新卒採用支援をやっている会社の山近社長。派手なベンチャーというより、場所柄もあって、中小･中堅企業を対称にしている印象。
� 崙察廚�付く習い事をやっている（いた）・・・何か落ち着きがある
��苦労、失敗の経験
�６豎慇検碧悗瓢犖譴世�、編入者や夜間部にたまに）
�の嘘慇�
�ヂ琉蕾顱�10年前の1/3にまでなっているらしい）
�α追稱譴龍気┐留洞舛鮗�けている
��歴史好き（になりそう）
��｢三ホウ」＝地方(出身)、阿呆（何かに夢中)、貧乏
��質問をする（相手のことに興味を持つ)
��親を大切にする
だそうだ。
別に、「ベンチャーに向く」ではなくても、大企業であれ、こんな学生ならどんな会社でも好かれそう。つまりは、大企業と同じ採用をしていては苦戦するので、ベンチャーは大企業とはチョット違う視点、重点で採用しよう、ということか。
殆ど、「立派な日本人の条件」とも言えそう。私に当てはめると70点くらいか。体育会ではないし、習い事も続かなかったので、確かに落ち着きがない。
【日本再生】を掲げ、「人づくり、街づくり、国づくり」のために当社は存在します。
と堂々とHPに書いてあるだけある。イロイロ面白い活動をしているようなので、今後注目したい。2008年11月15日
もっと働け!
汗出せ、知恵出せ、もっと働け!―講演録ベストセレクション
今週は大企業トップの講演を聞く機会が多かったのだけど、出色はやはり丹羽さん。伊藤忠商事の社長としてバブル崩壊後の会社建て直しに辣腕を振るい、現在会長。
話は原油価格から始まった。石油価格は100年前、1バレル72cであったそうだ。これが現在約100倍。｢100年で100倍というのは、他の物価に比べて大変低い。例えば、蕎麦は2000億倍くらいになっている。なので、これが$50だろうが$100だろうが大したことはない。」
続いて株式バブルの話。「1970年代、米国の株式時価総額は当時のGDPの60%位だった。1990年頃には時価総額がGDPを20%くらい上回っていた。ITバブル崩壊後再びGDPの70%くらいになっていたが、今回50%以上上回っていた。」
日本にとって人口減少が最大の問題。人口が減少する中で生活水準を維持するのは簡単ではない。技術革新でそれを補うなど、「もっと働け！」
2008年11月14日
2008年11月13日
アリババ
自宅のインターネットが未だ開通しない。ワンダハウスの方は開通したのだが。それで、つい更新が遅れてしまう。
「これは、やられた」
これが、一昨日、Alibaba.comのジャック・マー会長の講演を聞いた感想。アリババは既にB2Bで世界最大のサイトになっている。登録社数2600万社！取引シェア75%！
個人オークションでも子会社の「タオバオ」が月間取引高1500億円でダントツの1位。対ebay対策ではYahoo!Japanがアドバイスしたそうだ。
今回の講演は、アリババ（日本）が「月5万円で中国進出」サービスを始めるのにあたって行われたもの。日本の中小企業がオンラインで自社製品を登録しておけば、中国のバイヤーが勝手に買いに来る、という画期的なもの。これは、今更抵抗するのではなく、利用した方が賢いだろう。
SBはアリババの15%の株主。今はアリババ株が中国市場全体の下落を受け、ピーク時の1/8の株価。売るための自社製品も持ってない私は、とりあえず、株の買い注文を出してみた。
2008年11月11日
経営者は目線を高く
昨日書くのを忘れてしまったが、引越しの影響でここ一週間インターネットがつながらない。そのせいでblog更新がしばらく空いてしまった。かなりマメに書いているので、書けないと気になってしまう。
ネットにつながらないと増える時間が、読書とTV。
昨晩は（これだけは）毎週欠かさずと言っていいほど見ているカンブリア宮殿。今回は「金融危機 スペシャル企画 今、日本は何をすべきか？」 ゲストは野村の渡部社長、SBI北尾CEO、竹中教授に日本電産永守社長と豪華。
共通していたのは、「大変だ、大変だ、と騒ぐのではなく、これを好機ととらえよう」ということ。野村はLehmanのアジア・欧州・中東の従業員5500人を引き継ぎ、海外事業を一気に拡大した。
北尾CEOは、「欧米でこれまでRisk Takerであった投資銀行が機能しなくなった。日本がリスクマネーを供給することが期待されている。」と総括。
永守社長も、「買収ファンドの活動が止まり、これで適正価格で買収が出来る。海外企業も円高で割安に買える。人材募集も楽になり、こういう時だからこそ改善などの知恵も出る。経営者は目線を高く！」という流石、ポジティブな考えだった。
2008年11月10日
ベンチャーの適正離職率
IPOコンサルをしている沼田社長とランチ。そこへ丁度先週、「来月の記事ネタに困っている。取材させて。」という依頼が日経HRの知人から。急きょ、ランチをスポンサーしていただく変わり、共同インタビューということに。
テーマは「ベンチャーに就職する時気を付けること」。
私の意見は、「ベンチャーは（定義上）成長しなければベンチャーじゃない。成長する中で、経営状況も、必要とされる人材も、ポストもドンドン変わっていくので、変化を嫌う人は向いてないし、大企業のようにローテーションがあるわけでもないので、『自分は今後3年間これをしよう。そのためにこの会社のこのポストで頑張ってみよう。』というハッキリした目標を持つこと。」というもの。
その中で、「ベンチャーの適正離職率」という話が出る。
日本の大企業であれば、平均5%位なのだろうか? 年間に20人に一人が退職する計算だ。ベンチャーは勿論これより高い。私の感覚だと20-30%か。
一般に、離職率は低いほどいいといわれるが、人間と同じで、会社の活力を維持するためにはある程度の「新陳代謝」も必要だ。特に高成長を期待されるベンチャーならなおさらである。
SBの孫社長は、これを、「ハイキングに行く人と、富士さんに上る人と、エベレストを目指す人は違う」という表現をしているらしい。会社の目指す方向により社員自らが変わるか、人が変わるしかない。
それでも、普通のベンチャーなら、50%を超えるようだと赤信号で、組織として経験や知恵が蓄積されない。
2008年11月05日
マスコミの罪
経済の波はなぜあるのか？
それは人間に感情があるから、というのが持論だが、人類は飽きることなくバブルとその崩壊を繰り返してきた。
景気のよいとき、人間はいつまでも好景気が続くように思い込む。そして実需以上に生産し、設備投資をし、「あれ、余っているぞ」と気がついたときは景気後退期になっている。
問題は、その時、つまり今だけど、マスコミが不景気をあおることである。「恐慌になる（かも）」といわれれば、｢本当かな？｣と思いながらも万一に備え支出を絞る。皆が支出を絞れば確実に不景気になる。
そんなこといちいち報道しなければ景気循環ももっと穏やかにすむと思うのだが。
今日、愛媛で訪問した会社は「売上の落ち込み？全くない。増産に次ぐ増産。」と言っていた。重工業分野の会社だが、この分野、何十年も技術革新が行われてない。それは、この社長によれば、「優秀な人が、同じ技術系でも、華やかなITや自動車に流れ、この分野に来なかったから」だという。
この会社では、社長の個性もあって、様々な｢魅せる工夫」をしている。その甲斐あって、何十年ぶりという技術革新を業界にもたらそうとしている。
2008年11月03日
2008年11月02日
「ワンダハウス」開業準備
この度、自宅を｢ゲストハウス」として貸し出すことにし、今日近所のマンションに引越し。ゲストハウスとは、共用部分があり出入り口は共通、部屋単位で短期間から礼金敷金なしで貸し出すのが特徴。簡単に言うとウィークリーマンションの「寮版」と思ってもらったらいい。
うちの場合、山手線大崎駅から徒歩3分という交通至便な場所。朝早くなら大崎始発の電車に座っていけるし、山手線は全て大崎止まりなので、終電で乗り過ごすこともない。
それでいて庭には樹木が溢れ、犬まで居る。この犬、次女が5年前に保健所から救出してきたビーグルなのだけど、ゲストハウス名はこの犬から命名。日本広といえど、犬つきのゲストハウスはないのではないか?
このワンダ、臆病者でよく吼えるのだけど、番犬としては最適か。近所とはいえ、これまでのように毎朝、毎晩散歩するのは負担なので、夜だけでも散歩してくれる入居者には月1万円の割引にする予定。
部屋代はルームシェアの場合4万円から。一人部屋は6万円から。お部屋を都心でお探しの方いらっしゃれば、ご紹介をお願いします！
共用スペース：電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫、トースター、パソコン、テレビ、ビデオDVD、CDラジカセ、掃除機、アイロン、文房具、インターネット(実測8Mbps)使用料無料。
