2008年10月
2008年10月31日
セルフリーダーシップ
「憧れる人」になろう 世界のリーダーたちに学ぶ「生き方」のヒント
セミナーが続く。
今回出席したのは、｢セルフリーダーシップ」で売り出し中の内田隆さん（フォロードリームCEO）。CEOというのが米国で高等教育を受けた人らしい。
会社においてリーダーが必要とされるのと同様、自分自身を成功に導こう＝セルフリーダーシップ、という（米国的)考え方。
横文字が目に付くセミナーで米国版の「焼き直し」的印象だったが、余りに「内向き、下向き、後ろ向き」(大前研一)な日本にはもっと元気なリーダーが必要なことは間違いない。
まずは、自分から、だ。
2008年10月30日
感即動
涙の数だけ大きくなれる!
丸善で開かれた出版記念講演会に参加。本さえ買えば無料参加できるという大変お得な講演会であった。
著者＆講演者の木下氏は教員や社員研修を行っている�螢▲咼肇譴料篭伴圈Ａ或Δ牢慇祥�数の進学塾の創業者にしてカリスマ講師であった。
単に難関校に合格させるだけでなく、教え子たちがその後どういう人生を送っているかに興味をもった木下氏はある時、卒業後10年以上経つ全員に一人一人電話をかけて近況を聞いていったという。
そして発見したのは、幸せな人生を送っている人は「人を喜ばせた人」であるということ。まず人を喜ばせなければ、人に感謝されることも、高収入を得ることも、信頼を得ることもできないという。
人を動かすには「感動」が必要。中国語では「感即動」。つまり、感じて「即」行動につながるのが「感動」の語源らしい。
この本は行動を変える感動に満ちている。
2008年10月29日
イノベーション戦略
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
昨晩は東工大MOTで「イノベーション戦略」を教えている田辺先輩が講師をされるというので「NICT起業家経営塾」なるものへ参加。
イノベーション戦略というと必ず引き合いに出されるのがこの本。私も過去10年に出版されたビジネス本でトップ10に入ると思う。昨晩もセミナーの中で紹介された。
これは業界トップ企業が、「正しい判断」をするがゆえに技術革新を起こす新興企業にやられてしまう、というメカニズムを明らかにしたものだが、社会全体としてはそれでいいのだと思う。困るのは落ち目になった大企業の株主だけだ。
本書では指摘されてなかったが、金融の面から見てもこれは正しい。会社が小さく、高成長を目指しているときは、ハイリスク・ハイリターンを求める資金が集まる。
大企業になれば、大企業にふさわしい「安定した収益」を求める株主が集まる。株主が求めるのは、実用に何年かかるのか分からない、また、実用化されても大企業のサイズにインパクトを与えるだけのビジネスサイズになるかどうかが分からない不確実な技術革新ではない。
社会にはベンチャーも大企業も必要なのだから、ベンチャーがリスクマネーによって技術革新を担当し、商品化に成功したものを大企業が取り込んで、その確立されたネットワークと信用力で販売拡大することが合理的である。
その役割分担がうまく行っているのが米国で、どうも日本はうまくいかない。大企業が経営資源を抱え過ぎていて、一方、ベンチャーとの協力関係がなかなか進展しない。また、ベンチャーが大企業から積極的にアプローチされるまで育つケースも確かに少ない。
VC業界全体としての悩みである。
2008年10月27日
Fazioli
もう株価も見たくない!という心境。
そんな折、日経ビジネスオンライン(NBonline)にLBS同窓生の会社が掲載された。Fazioliという超高級ピアノの総代理店。
Alecが長年日本の代表をやったSteinwayくらいは知っていたが、Fazioliは更に上なのだとか。
Good luck!
2008年10月26日
おさる物語
昨晩は、山王パークタワーの春秋で友人の結婚パーティ。新卒で入った会社の同期の女性。新郎が兎に角楽しそうな人。司会もおかず、自分が司会となって終始喋り捲り。落ち着いた姉さん女房といいコンビでしょう。
春秋は見晴らしが良くて、ゆったりしたレイアウトでいい感じの店です。夜はちょっと高めですが(8000円くらい)、昼のランチ(1500円）はお得感あり。
オメデトウ！
2008年10月25日
PC再生センター見学
中古PCの回収、再販で最大手のパシフィックネットの平和島にあるテクニカルセンターを見学。首都圏で回収されたPCは全てここに集められ、データが消去(上書き)され、清掃され、OSが添付されていたものはOSが再インストールされて、あるものは秋葉原などにあるパシフィックネットの店頭に並べられ、またあるものは海外に輸出されていく。
作業は分業体制で手際よく進められていた。感心したのは作業員の全員が気持ちよく挨拶してくれること。本社だけでなく、隅々まで躾が行き届いているのは◎。
ここの会社も時価総額7.5億円と、解散価値を大きく下回っている。保有する現金よりも低い! 新興市場は逆プレミアとなってしまった。（Mothers 3021)
2008年10月24日
公募価格PBR1倍割れ
酷い相場。正にグゥの音も出ない。そんな中でも新規公開してくる会社がある。こんな相場の中公開しても良い株価が付くわけもなく、従って有利な資金調達が出来るわけでもないのだが、昔から「上場はタイミング」と言われ、｢出来るときにしておかないと、再び出来る可能性は低い」と言われる。
それだけ上場準備は大変な作業であるし、会社全体としてそこにあわせて２、３年頑張っているのが｢延期」となったとたん緊張が維持できなくなるケースが多い。
今週決まった公募価格を見ていると、半数はPBRが１を割っている。つまり、即会社解散したほうが理論的にはよい＝未来がない会社、という評価である。
公開してしまった会社はともかく、新規公開に当たっては、「適正な開示が行われている」ことに加え、「事業に将来性がある」というのが上場審査の大原則だ。
それが、いくら需給で株価が決まるとはいえ、公募価格がそもそも解散価値を下回っている、というのは異常事態もはなはだしい。
時計が５年前に戻ってしまったような錯覚を覚える。この５年間、日本企業は円安バブルに浮かれただけだったのか?
何はともあれ、日本人が日本の将来に自信を持って投資を始めないことには話にならない。いつまでも外人任せでいいのか？
2008年10月23日
バイオ産業の最新動向
今日も株価下落。
「これで底は脱したか」と安心させておいて、またドスン。何しろ、つい先日まで一日に500円も日経平均が下がったら大ニュースだったのが、今では｢普通」になってしまっている。
そんな中、中小企業基盤整備機構で開催されたのがバイオフロンティア大滝社長の講演。ここはJAFCO出身者が中心となり作ったバイオ専門VC。
論旨としては、「バイオベンチャーは遺伝子解読技術の発展を背景とした創薬中心の事業から脱し、日本が得意とする電気、機械、IT、フォトニクスなどを組み合わせた総合的な事業を生み出さなければいけない」というもの。
それは正しいと思う。が、さまざまな要素技術を結びつけて、新しいコンセプト、事業を作り出す、というのは日本が最も不得意としてきたところだ。
最近の事例でよく出されるのは世界的大ヒットとなったiPod。部品は殆ど日本製で、ステンレスの磨きは新潟の小林研業、組み立ては台湾のEMSメーカー鴻海精密工業(ブランド名：Foxconn）の中国工場。
そして、勿論、大半の利益を取っているのは製品のコンセプトを作り、美しいデザインをした（だけで一つも汗をかかない?)Appleであり、極小部品を信じられないような安いコストで作り、手作業でせっせと筐体を芸術品のように磨いている日本メーカーではない。
これでは15年間全く所得が上がらないはずだ。日本の職人的技術を否定するわけではないが、これだけで今後も生活水準が維持できると考えるのは間違いだろう。そもそも、日本人がその技術に対して十分な対価を払わないため、あらゆる分野で職人が減っている。
職人的技術を活かす新たな世界を魅了する製品、サービスを生み出さなければいけないのは何もバイオ産業に限った話ではない。
2008年10月21日
2008年10月20日
横浜トリエンナーレ2008
午後、横浜で仕事。その後、付近で開催中の現代美術展「横浜トリエンナーレ2008」に行ってみる。先日モリモトから招待券を頂いた。私は初めてだったが、2001年から毎年実施されている恒例行事らしい。
新港ピア他、7箇所の会場に分かれていて、今日見れたのは、夕方から回り始めたこともあり、新港ピアと赤レンガ倉庫の2箇所だけ。
どちらの会場も平日にも拘らず（だからか）若いカップルが結構入ってました。ホント、雰囲気があってデート向きの場所です。これまでも毎月役員会でランドマークタワーに来ていたのに、全く知りませんでした。今度からは、時間を見つけて、ちょくちょく寄ってみたいと思います。
2008年10月19日
原田武夫国際戦略情報研究所
元外交官の原田武夫氏が主催する無料セミナーに出席。昨年あたりから｢売り出し中」の方であちこちで目にするようになった。
内容としては、原田武夫国際戦略情報研究所の設立趣旨が第一部で、第二部がサービス内容の説明と簡単な現在の国際状況分析。投資顧問ではないので、個別株の推奨などは行わず、国際政治経済に関してのトレンド分析。
この１０年間なにも動かなかった（動けなかった)日本だが、「欧米の金融危機で現金を７５０兆円も温存している日本への注目が高まる」というシナリオ自体に目新しさはなかったが、果たしてどうか。
ユーロについて私の考えをいえば、United States of Europeへの道を紆余曲折を経ながら歩んできたのがここ２０年の欧州であった。米国経済の強みは連邦国家として同一の通貨をもつ大経済圏としての経済合理性と、実際の経済政策を州単位で競い合っていること。
米国にない欧州の強みは、EU経済圏の｢拡大」であった。毎年加盟国が増え、国境でのコントロールが撤廃され、人・物・金が自由に行きかうようになる。人件費高で苦しんでいたドイツ企業は東欧に工場を移し、シティの活況で潤ったイギリス人は南欧に別荘を買う。｢国境」がなくなったので、これが簡単に出来てしまう。
この拡大が止まるときがユーロ高の終焉だと思っていたが、その時は来たようだ。原油高でロシアの復活が目覚しく、今までEUに続々加盟する旧ソ連諸国に対し殆ど影響力を行使できなかった。今年起こったグルジア紛争は｢EU拡大をこれ以上許さない」という意思表示だ。
こういったところに起こった米国発のサブプライム問題が混乱に拍車をかけたといえる。
2008年10月17日
ゲストハウス計画進行中
それで家はどうするかというと、「ゲストハウス」にする計画。ま、社会人向けの寮を想像してもらえばOK。以前、高松に住んだ2年間も、その間こちらはゲストハウス業者に貸し出していた。今回は自分でやってみることにした。
初めてなので、イロイロ春秋する。
今日悩んだのは、TV。他のハウスを見ると大抵部屋にTV付きなので、どうせなら安いホテルにある15型でなく、比較的新しい21型にしようと思い（ブラウン管なら安いし)ここ数日オークションで入札していた。部屋の数分なので6台。
そこに、今日相談したゲストハウス運営経験にある人に聞くと、「最近ではネットがあれば、かえって大きいTVは邪魔では？」という話。
皆さん、どう思います?
2008年10月15日
石井裕之アンプラグド 〜遺言〜
今まで何冊か本も読み、DVDも見たりしている石井裕之が｢遺言」と銘打ち、2500円という今までなかった低価格で講演するというので早々と申し込み、昨晩参加。東京国際フォーラムで最大の5000人入るAホール。
生で見るのは勿論初めて。セラピストとしての本業に一旦戻るためしばらく講演はしないこと、そして後半に今回の講演がなぜ破格の2500円なのかが明らかにされた。
10年ほど前、セラピストとしての道を歩み始めた石井は｢この役立つ内容を悩んでいる人たちにもっと知ってもらいたい」と初めての講演を企画する。あちこちで告知をし、自ら30人の会場を押さえ、待つこと数週間。申し込んだのはたったの一人。その一人さえも講演の前日にキャンセルされる。
会場に電話をして、会場をキャンセルしたい旨を告げると、係りの人からやさしく声をかけられる。
「そうですか。やはり集まりませんでしたか。」
その時、石井はこう言ったのだという。
「いえ、集まりすぎて会場が狭くなったので、大きいところに変えることにしました。ご迷惑かけるので、会場費はそのまま支払いますから。」
このときの悔しさをバネに、いつかは数百人が集まる講演をしたい、と頑張ってきたのだという。そして数年前から今回と同じくフォレスト出版主催で300人、600人、800人、2000人と大規模な講演会を数万円の入場料を取って実施してきた。
その誰も集まらなかった幻の最初の講演会の参加費が2500円だったのだという。今回｢最後」の講演に同じ値段をつけたのは、出発点に戻る、ということだったようだ。
今までのセミナーのように、テクニックの話は一切なし。メッセージはシンプルであった。内容については、明日にでもまとめたい。
＊今日は午後から高松です
2008年10月14日
アヌ帰国
モンゴルから来たアヌのホームステイは昨日で終了。様々な国から来ていた他のAFS留学生と一緒に成田で泊まり、後は飛行機便の都合で今日帰国したり明日帰国したり。
最後の日、江戸東京博物館に連れて行く。私は風邪が完全に克服できず、また以前にも何度か見ているので休憩室で待つことに。風邪の具合は一進一退で、寝込むほど悪くもならず、かといって完治も出来ないままこれで2週間!これはマズイ。
株価も影響しているように思う。
実は本blogにも3月に、「世界一の経済大国発なので、これは戦後最大級の経済危機になる」という榊原早大教授のコメントまで載せていたのに、自分でも忘れていたという情けない事態。
アヌはまだ高校生で、経済危機なんてまるで知らない風だったけど、モンゴルでも影響は出ているのだろうか?それとも鉱物資源はまだまだ高いので大丈夫なのだろうか。
2008年10月12日
日本の企業家史 戦後編
昨日から昨年も出た法政大学エクステンション･カレッジの「日本の企業家史」が始まる。今度は戦後編。前回同様、毎月一回土曜日に開かれ、一日２回で全１２回。第一回目は戦後三井不動産の発展を支えた江戸英雄社長。
今でこそ三菱地所と並び称せられる不動産界の両雄だが、意外なことに会社自体できたのが戦時中で、大きくなったのは戦後のことであった。この点、明治政府から払い下げられた丸の内の土地を日本一のオフィス街にしていった歴史も資産もある三菱地所とは大きく異なる。
三井不動産は戦時下の昭和16年に三井家の不動産管理会社として発足する。戦前三井合名の総務部でいた江戸は、終戦後財閥解体の命令を受け三井本社の精算人となる。昭和22年、43歳で三井不動産に転出。江戸英雄が社長に就任した昭和30年時点では、営業用不動産はたったの９棟しかなかったらしい。
その後、江戸は精力的に動き、昭和30年代の京葉臨海工業地帯埋立（TDLが出来たのもこの延長)と宅地造成事業で大きく発展する。昭和43年には日本初の超高層ビルである霞ヶ関ビルが完成し、ビル事業に弾みがつくとともに大きなイメージアップになったということだ。
2008年10月11日
本日運動会を実施いたします！！
今日は末娘の運動会。午前中は生憎の雨で、30分遅い開始。来日中のMBA Admissions OfficerのLisaも昼前から参加して、一緒に観戦＆ランチ。思いがけない日本の小学校の運動会を楽しんだようである。
彼女はニースで育ったフランス人なのだけど、子供の頃、沢山の日本のアニメを見たそうだ。そこに出てくる学校の様子、生徒の制服などに興味を持っていたらしい。
ちなみにLisaの好きなキャラクターはけろっぴ。あちこちさがしたけどキティちゃんばかりで見つけられないのが残念だとか。
2008年10月10日
MOTの必要性
悲劇の発動機「誉」―天才設計者中川良一の苦闘
昨日は東工大MOTに行ったが、偶然先週から読んでいたのがこれ。
｢太平洋戦争を前にした昭和16年、中島飛行機の弱冠27歳の天才的設計者中川良一の手になる「誉｣発動機の試作機が完成した。試験の結果それは当時世界最高水準の発動機であることが証明された。海軍はこの発動機に飛びつき、遮二無二生産に向けて突き進む。ところが、太平洋戦争が始まってみると想定していたハイオクタン価のガソリンが手に入らず、原材料の質的低下、熟練工の軍隊への招集、陸海軍の指示の不手際などで不本意な結果に終わったのである。ところがH2ロケットの打ち上げ失敗を分析してみると、多くの原因が｢誉｣の開発
生産過程の中にあったことが判明してきた。」（表紙ウラより）
これだけでは何のことか分からないかもしれないが、やはり日本では、全体を客観的に俯瞰できるリーダーが不在で全体最適に弱いことが分かる。部分部分に凝った職人仕事が好きな一方、しばしば全体としての目的を忘れてしまってチグハグなことをやる。
戦時中の一航空エンジンに絞って調査し、そこから日本の技術開発に現れがちな普遍的弱点を抉り出した良書。全ての技術開発に携わる人が読むといい本。
ちなみに、戦時中日本最大の航空エンジン製造会社であった中嶋飛行機は戦後解体され、そのうちの何社かが自動車を作り始める。航空機の組み立てをしていた太田工場は富士重工（スバル）になる。中川良一はプリンス自動車の技術部長から常務となり、名車スカイラインを生み出すことになる。これを買収して取り込んだのが日産自動車である。
2008年10月09日
東京工業大学MOT
二日続けて大学でのセミナー。今日は東京工業大学MOT。
大岡山キャンパスに行くのは初めて。家から意外と近い。急行で目黒から行ったら、娘の通う小山台の次の駅だった。
今回のテーマは「リスクを取る！」
JAFCO先輩の村口さん他、エルピーダメモリの坂本社長、元産業再生機構COOの冨山さん、(私は良く知らなかったが)政策研究大学院大学の黒川教授という豪華講師陣。これが無料で聞けるのは大学ならでは。
さぞや聴講者が殺到するのかと思っていたら、宣伝不足なのか、それとも｢リスク｣という言葉にネガティブに反応してしまったのか、席は半分も埋まっていない。本来、学生向けの企画なのだろうが、肝心の学生に至っては殆ど見かけなかった。
学生からの報告があって、東工大での就職先を見ても大企業志向が強まっているとか。これに対して、パネルディスカッションの際、各講師が｢大企業なんか行ってもやりたいことなど出来ない」と盛んに言うのだが、果たしてこれはどうか?
確かに社内調整で取られる時間は通常大企業は多いだろう。しかし、それを必要以上に長くならないよう工夫をしている大企業はあるし、結局はそういったところが成長している大企業である確率が高い。一方、小さいからといって好きな仕事が出来るとは限らないし、むしろ、ワンマン体制の中で待遇が悪いうえに好きな仕事もさせてもらえない、ということは十分ありえる。（ま、新入社員なんだから四の五の言わず、まずは与えられた仕事に挑戦したほうがいいが)
就職する学生にアドバイスを、と求められれば、私なら「他の条件が同じなら、伸びている会社がいい」と言うだろう。それも一時的でなく、継続して伸びている会社には何らかの｢良い伝統･社風」があることが多い。さらに、伸びている会社は活躍できる場が与えられる可能性が高い。そういう会社は継続して伸びているがゆえに業界第一位であることも多い。
私はベンチャーを支援する立場なので、ベンチャーを薦めるべきなのだろうが、新入社員を受け入れ育てられる体制を持っているベンチャーが少ないのも確かだ。
2008年10月08日
大隈講堂
大隈講堂で開かれた早稲田大学グローバルイノベーションフォーラムに参加。昨年の125周年記念で改装が行われて以来、中に入るのは初めて。というか、考えてみると、卒業式以来入ったことがない。
勿論外観は変わってないが、引き出しテーブルつきの新しい椅子になり快適。一つ一つに寄付した卒業生の名前が入っている。
トイレに行くと・・・他で見たことないほど小便器が小さくて、取り付けられた位置が低い。おそらく戦前のままではないのか。
欧米で小便器が高い位置に取り付けられていて不便を感じることがある。用を足すのがやっと。(笑) 大隈講堂のは逆で、これでは今時の足の長い学生では上にハミ出してしまうのではないかと心配するほど。
と、どうでもいい話ですが、便器の研究をしている人も居ると思うのでいつのものか知っている人が居たら教えてもらいたい。
2008年10月07日
MIC
平成１６年春に創業支援施設としてオープンしたＭＩＣ（MINATOインキュベーションセンター）が来年の2月で閉鎖!と聞き、あわてて無料セミナーに応募。
今日のセミナーは「プレゼン話し方戦術」。大昔LBSでも交渉術のクラスがあったり、米国で働いた時にもProfessional Selling Skillの研修があったりとその都度周辺の訓練は受けたのだけど、ずばりプレゼンに絞った話し方というのは初めてだと思う。
初級ということもあり、本当に初歩的な内容。それでも、一つ二つ、忘れがちな基本動作の確認が出来たことは収穫。
やはり話すからには、聴衆が満足して、出来れば感動して帰るように話したいですからね。
2008年10月06日
プレジデント
プレジデント社を訪問。ビジネス雑誌「プレジデント」以外に、「danchu」「プレジデントFamily」「七緒」も。数は少ないけど、それぞれの雑誌がキチンと読者を捕らえている。代表誌のプレジデントは、この雑誌不況の中部数を伸ばしているのだそうだ。実売で20万部とか。
確かにここ数年、「お得な大学(入りやすく卒業生の年収が高い）」とかいったランキング特集が目立つ。やはりこういったモノが受けるんでしょうね。
2008年10月05日
水元公園でBBQ
モンゴル人ホームステイの斡旋元であるAFSの行事で葛飾区の水元公園へ。何しろ、埼玉県との境なので初めて行った。行ってみたら、これが、最高の公園。小合溜という江戸時代に造られたという遊水池が目前に広がり、Regent's Parkを思い出す。広々しているのと水があるのがいい。
BBQも、ホストファミリーの中に本物の料理人さんが居て、牡蠣に蛤、サザエに秋刀魚と海の幸を堪能。その後、松茸まで出てきたらしいが、風邪が治っていない私だけ先に自宅へ帰る。
さっさと決断して徹底して治さなかったことが恨めしい。すぐ治るだろう、と高をくくってしまういつもの失敗。
というわけで、もう寝ます。
2008年10月04日
MOTORSPORT JAPAN 2008 Festival in Odaiba
モンゴルの子に海を見せよう、というので家から15分でいけるお台場へ。平日に展示会でビッグサイトに時々行っているが、休日に行くのは久しぶり。天気もよく賑わっている。お台場の砂浜になっているところで記念写真を撮る外人旅行客が目に付く。
砂浜でおにぎりを食べた後、海浜公園を回って、チラシをもらった「モータースポーツJAPAN」なるものへ。公園までエンジンの咆哮が聞こえていたので楽しみ。
海の科学館駅の陸橋を超えるとき見えたのはマツダ787Bのデモ走行。日本車で初めてル・マンを制した車。
その後各展示ブースをめぐり、最後にホンダF1のデモ走行を見て（流石に人気でよく見えなかったけど)帰途へ。日本勢にかってのように活躍してもらいたいものです。
2008年10月03日
About Schmidt
アバウト・シュミット
またまた映画の金曜日。今回家人が選んだのはコレ。友人から「ニコルソン最高の演技」と聞いていたらしい。
実は私は以前にも見ていたが、何となく｢良かった」という覚えはあったので、一緒に見る。
淡々とした、普通のアメリカ人の人生。ライフスタイルの違いを別にすれば日本でも同じ平均的サラリーマンの人生。そこに漂う哀愁。
でも、淡々としすぎで、私としては同じニコルソンなら、今年飛行機の中で見た「最高の人生の見つけ方」(Bucket List)の方がよかったかな。
2008年10月01日
不況
皆、株や不動産が落ちて、一方、生活必需品は上がって、なんとなく不安を感じていたところに、相次ぐ巨大金融機関の破綻で、「とにかく支出を絞っておこう」と財布を閉めた感じです。
消費者も会社もコレをやると下方スパイラルに入って、本当に不況に。本来なら金利を下げて、財政支出で需要創造をすべきところですが、過去15年間やりっぱなしなのでその余地が殆ど残っていない。量的緩和だけでは厳しそうですね。
企業活動としては、それでも成長している国や地域はあるので、そこに活路を見出すしかないのでは?欧州では中小企業でも、元々陸続きで海外進出には抵抗が薄いので、積極的です。
日本の中小企業も、生産拠点としての海外進出は広がりましたが、今後そこを市場にする努力が必要でしょう。
