2008年09月
2008年09月29日
Singapore Seafood Republic
上場企業U社長と会食。
初めていくホテル・パシフィック敷地内にあるSingapore Seafood Republic。シンガポールにあるシーフード・レストラン3店が合同で出しているらしい。
チリクラブのソースをバケットにつけて食べるのが美味。
天井の高いコロニアル風の建物に似合う。
2008年09月28日
MUNICH
ミュンヘン スペシャル・エディション今回新しく借りたのはコレ。
どうも、何らかの受賞作品を参考に選んでいたら、また血なまぐさいのになってしまった。
1972年のミュンヘンオリンピックで11人のイスラエル選手団がパレスチナゲリラに人質にとられ、そしてドイツ軍による人質奪回作戦の中人質は射殺される。
イスラエルは報復を決定。二日のうちに、周辺国の難民キャンプにあるゲリラ基地を空爆。民間人も含め200人が死亡。
さらに、イスラエルはテロを企てた「黒い九月」幹部の殺害を計画し、イスラエル軍諜報部隊のモサドがリストアップされた11人を次々と暗殺していく。
映画の主人公はこの暗殺部隊のリーダーという設定。
相手側の反撃で5人のチームも一人二人と命を落としていく。「いつ殺されるか」と心が休まらない。その不安は、作戦を離れ、妻子の元に戻っても続く。
アラブ・イスラエル問題は今も解決していない。この問題は、第二次大戦後、ユダヤ人にパレスチナの地に建国を認めたことにある。そこに昔から住んでいたパレスチナ人を追い出して。
2008年09月27日
ルワンダの涙
ルワンダの涙先週から借りているDVDの期限が切れるのが金曜日。家に戻ったら子供たちが「返さないといけない」と慌ててみていたのがコレ。
1994年に起こったルワンダでの民族虐殺の話。フツ族とツチ族間の対立から25万人以上のツチ族が虐殺される。
その時、国連平和維持軍やフランス軍が駐留していたにもかかわらず、そして助けることが出来たのにも拘らず、安全保障理事会の命令で白人だけを乗せて撤退する。
そのウラで動いていたのは、自分たちの利害に関係ないトラブルには巻き込まれたくない、という英米のロビー活動だった。既に多数の虐殺の報告がされていたにも拘らず、絶対に「虐殺」と呼ばせなかった。
この映画の製作者でもあり、共同執筆者でもあるデヴィッド・ベルトンはこう語っている。
「そこには国連軍もいて、虐殺を防ごうとすれば出来たのにしなかった。国連の安全保障理事会はまざまざとその腰抜けぶりをみせつけた。国連が国連軍をボス ニアに送ろうとした時点で、安全保障理事会はアフリカから逃げ出したのだ。たぶん国際機関が紛争国の仲裁に乗り出すには、二つの明確なルールがあるのだろ う。その一つは当事者たちが白人であること、二つ目は当事者たちが西側が求める何かを持っていて、それが安全保障理事会の利益になるものであること、の二 つだ。しかし当事者が黒人で、貧しい国であった場合は、関係ない。自分たち同士で勝手にやってくれ、となるのだ」
本当に関係ないのか?といえば、対立の遠因はベルギーの植民地政策にある。民族間の対立を煽って、不満の矛先が自分たちに向かわないようにしたのだ。こうした統治策をとったのは勿論ベルギーだけでない。不朽の名作「アラビアのロレンス」でも同様のテーマを扱っている。
2008年09月26日
2008年09月25日
2008年09月24日
スカイ アクアリウムII with ペリエ カフェ
祝日の昨日、Ritz Carlton Deliでランチの後、六本木ヒルズへ。ランチは好物のクラムチャウダー。
ヒルズではリーマン・ブラザーズの社名石碑の前で観光客が記念撮影していた。
最上階のスカイラウンジへ。モンゴルで一番高いビルは16階建てということで、アヌジンがはしゃぐ。
開催中のスカイ アクアリウムII with ペリエ カフェを見学。これにも、海の無いモンゴル人に受け、とても嬉しそう。連れて来たかいがあった。展示も思ったより本格的。
寝込むほどではないのだけど、風邪が抜けない。先週、飲み会が三日続いたのがいけなかった。疲れたので、3時に引き上げる。
2008年09月23日
100人コーチング
知人がコーチングの無料体験をしている、というので受けてみた。初めての体験。人よりかは自分の考えを書いたり、発表したりすることは多いほうだけど、それはあくまで仕事を中心とした部分で、自分のキャリアとプライベートが交錯する部分では稀。
その部分を中心に1.5時間、質問を受けながら自分の考えを深め、整理できたのは収穫。
印象深かったのは、
「後からトレーニングで身に付けたスキルより、子供の頃から得意だったこと、自然に出来たこと、に注目してはどうか?」
ということ。
自分では「当たり前」のこととして忘れている中に実は意識して前面に押し出していくことで新たな展開があるかもしれない。

「師」と「ライバル」と「コーチ」はいたほうがいいと思いました。
2008年09月22日
3D飛び出る英単語 トビタン
3D飛び出る英単語 トビタン ~基本レベル500単語~3Dで英単語が飛び出るという、その名も「トビタン」が発売!
考案者の森山さんが、昨晩自宅に持参してくれた。

森山さんは大学の後輩にあたり、司法試験にも合格したが、弁護士登録はついにせず、イメージトレーナーとして各界の著名人も含め指導している人。
なぜ3Dなのかというと、立体視をするとき、アルファ波が増加し、「リラックスした集中状態」になるから。英単語はアクセント部分が大きく書かれていて、背景の関連した映像とともにイメージとして覚えることで、自然と覚えられる仕組みとなっている。
トビタン、次世代英単語の標準になるか!
2008年09月21日
2008年09月20日
2008年09月19日
不都合な真実
不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション
またまた「映画の週末」のスタート。今日は、家に遊びに来た丹治さんも一緒にみる。
子供たちが借りてきた中から選んだのはコレ。
米国での公開が1996年。日本では昨年初めに公開されずいぶん話題になって誰でも知っているが実際に見た日本人は何人いるのだろう?
まず感じたのは、やはり「行動しなきゃいけない」ということ。ただ、燃費の良い車を、くらいじゃ無理だよね。車をやめないと。少なくともエンジン付は。
次に感じたのは、ゴアのプレゼンの上手さ。資料の出来のよさ、使い方、話し方、アイコンタクト等々。さすがの一言。
こういうのがヒットするとあら捜しをする人間が必ず出てくるもの。映画に100%の完璧を求めることが無理というもの。メッセージ性が強い映画だから70%じゃまずいだろうけど、90%正しければいいじゃない。
2008年09月18日
2008年09月17日
レオス・キャピタルワークス
スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫)
時々出席しているベンチャーサポート研究会に出席。今晩はレオスの藤野社長など著名人が参加するパネルディスカッションとあって盛況。
終了後、藤野さんも含めた関係者らと会食。藤野社長、大学の後輩に当たるがえらく貫禄がある。体重だけのせいではないようだ。
印象的だったのは、
「我々投資業界の人間は、『1500兆円の個人金融資産が投資に向かわない』と長年嘆いてきたが、今となっては、1500兆円がリスクをとっていなかったために殆ど無傷で残っている。これは凄い資産。」
という発言。その通りで、日本の個人金融資産が世界金融恐慌を防ぐ最後の盾になる可能性がある。
2008年09月16日
Oliver Twist
オリバー・ツイスト連休最後の日に観たのは、Charles Dickensの名作Oliver Twist(2005)。『戦場のピアニスト』の巨匠、ロマン・ポランスキーが監督、『ガンジー』のベン・キングズレーが主演なのは偶然。
ご存知の通り、19世紀のロンドンで子供がひどい扱いを受ける話で、それがリアルに描かれている。うちの子供たちは途中で「もう見たくない」と言い出した。
この話はディケンズの二番目の小説で、1837年から1839年にかけて雑誌に掲載されたものらしい。元になっているのはディケンズ自身の働きづめの青年期の体験。ポランスキー監督も第二次大戦中ナチ占領下のポーランドのユダヤ人ゲットーで暮らしている。
2008年09月15日
ガンジー
ガンジー コレクターズ・エディション3夜連続で映画。家族揃って観られるのは週末だけだから。
1982年制作のイギリス映画でアカデミー作品賞。公開時も話題になったらしいが、主演のベン・キングズレーが本当にドキュメンタリーで知るガンジーに似ている。
調べてみるとベンの本名はKrishna Bhanji。お父さんがインド人医師でお母さんがイギリス人のモデルというハーフらしい。1943年としては珍しかったと思われる。どおりでインド訛りも上手いはずだ。
歴史の教科書でしか知らなかったガンジーの行き方を観て身が引き締まる思い。
ただ、独立時の混乱による死者は50万人を超えたといわれる。もう少し段階的な独立が望ましかったのかもしれない。
2008年09月14日
夢のまた夢
夢のまた夢―ナニワのタニマチ連休二日目。昨日は子供たちが借りてきたDVD2本を一緒に観る。このところいつものことだが、休みになるとダルイ。世の多くのオヤジが「粗大ごみ扱い」される理由が分かってきた。
これではイカンと読書。昨年春から1年で500冊読もうと思っていたが、後半ペースが落ち、現在480冊。どうやら1.5年掛かりそうだ。
著者は早稲田サッカー部の出身。選手として活躍することはなかったが、元来面倒見のいい性格で、家もお金持ちだったため、学生時代から人脈を広げる。後に、実家の大阪の石炭会社を引き継ぎ、上手に石油会社に転換し大成功。
そこはあっさり弟に譲ってしまい、もう一度石油会社を立ち上げるが、海外事業に手を出して失敗。責任を取って、部下に譲ってしまう。
一時は生活に窮する事態になったが、顔の広さを生かし石油ブローカーとして再び成功。元々の性格がそうなんだろう、何の見返りを求めるでもなく、頼まれるままに政治家やスポーツ選手の後援で何億円と湯水のごとく使ったという。
官僚も接待していたが、これが賄賂ではないかと疑われ起訴される。本を読むと、「解釈しだいだなー」というところだけど、結果は有罪。何十億円の収入があったにも関わらず、右から左へ使っていたため、8000万円の罰金を払えず2年間服役。
破天荒な人生でスカッとする。社会に出て以来、早稲田だからどうこういうことは良くも悪くもなかったが、ナルホド、こういう学生生活を送り、こういう仕事なら活きるのか、というからくりを見た気分。
行政指導がもっと合理的で、臨機応変、恣意的な部分がなければ存在し得ないビジネスのようにも思うが、どんな時代でも、どんな制度でも全部白か黒かとはいかないから、社会の潤滑油として必要でもあるのだろう。
殆どすべてが実名で書かれており、面白い。この本が「あまり売れてない」というのはもったいない。
2008年09月12日
2008年09月11日
Mothers上場企業の苦悩
ここも上場後赤字が続き、「時価総額=保有現預金」の状態が続いている。事業価値がマイナスと評価されているわけでなく、ゼロであるだけましか。
今日も株価は下げ、日経平均はもう少しで12000円を割りそうだ。昨年のブルドックソース判決以来、頼みの綱の外人投資家が引き上げ、後には自国の未来に投資しようとしない国内投資家だけが残った。1700兆円も持っていながら情けない話だ。
株価は会社解散価値を下回るほど低い一方、上場コストは適時開示の厳格化、J-SOX対応、監査報酬の値上げで2年前の倍になっている。上場企業の相次ぐ破綻とスキャンダルで上場のステータスも落ち、資金調達もままならないとすれば何のための上場か?
このままでは確実に上場を目指す会社は減るだろう。上場することは多くの投資家の目にさらされ、株主からのプレッシャーを受けて経営すること。これは大半の会社にとってはプラスであるし、そうやって「上」を目指す会社が多いことで経済の活性化が図れる。
株式市場が機能していない。
2008年09月10日
アクティビストファンド
アクティビストファンドで投資先のバリューアップを担当している学生時代からの友人を訪問。ここでは400億円ほどのファンドで20社くらいに投資しているらしい。アクティビストファンドというと、昨年のスティールパートナーズとブルドッグソースや、今年のチルドレンズと電源開発など、とかく投資先の経営陣と対立するケースが(話題として面白いからであろう)多く報道される。
しかし、多くは真っ当な提案をしているので、提案が受け入れられているケースの方が多いと思う。また、提案が受け入られなければ、VC投資と違って、市場でいつでも売却できるのが上場株のいいところである。
友人のやっているファンドでは、長年のコンサルティング経験を生かして実際に業績向上させることを狙っている。運用開始して3年、投資先の改善実績も上がっており、運用成績も好調だという。
2008年09月09日
Gideons Bible

世界中どこに旅行しても、ホテルに常備してあるのがこれ。
このギデオン協会がホテルに聖書を無料で配布しだしてから11月で100年になるそうだ。
ことの始まりは1898年のアメリカ。ウイスコンシン州を旅していたビジネスマン二人がホテルの部屋をシェアする。(当時は米国はまだ貧しく、旅費節約のため部屋を見ず知らずの旅人とシェアするのは一般的) 二人は経験なクリスチャンで就寝前に神に祈った。その時、「聖書が部屋にあればいいのに」と思ったのがきっかけ。
それから10年後の1908年11月、最初の聖書がギデオン協会からホテルに寄付される。
さらに100年が経つ間に、14億冊の聖書が世界183カ国のホテルで配られた。今でも年間に$68M(約70億円)を使い、6600万冊の聖書が世界中で配られているそうだ。
100年前はホテルに泊まって旅行できるだけの余裕があるのは殆どキリスト教者だから問題なかっただろうが、今では勿論他の宗教の人たちも活発に旅行しており、「勝手に聖書を置くな!」という苦情も多いらしい。
2008年09月08日
2008年09月07日
硫黄島からの手紙
硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版)近所に新しくビデオレンタル屋が出来た。一昨日家族がいくつか借りてきていた中に「硫黄島からの手紙」(2006)があったので、子供たちと鑑賞。
米軍の上陸というと最も印象深い映画はSaving Private Ryan。圧倒的なリアリティだった。
今回の映画、そこまでではないけど(子供たちに生々しすぎないかと心配していた)、戦争の不条理、悲惨さを余すとこなく伝えている。
それにしても、この軍の不合理さはどうしたことか?圧倒的に不利な状況の中で、一日でも長く持ちこたえられる作戦を合理的に考えて実行した栗林中将も最後は、決死の総攻撃。軍規で投降が禁じられていたからに他ならない。
この無謀な戦争を支持したのは紛れもない国民なのだから、いざとなれば「日本人はこれほどまでバカになる」ことを肝に銘ずる必要がある。
2008年09月06日
2008年09月05日
2008年09月03日
オバマ大統領候補の演説
8月28日に行われた米民主党党大会でのオバマ議員の大統領指名受託演説。
You Tubeで45分にわたるスピーチを聞いたが、評判どおりの凄い演説だった。朗々とした語り口、自信に満ちた仕草、計算されたレトリック、すべてが今まで聞いたスピーチの中で第一級。
当然これは45年前の同日行われたキング牧師のワシントンでの名演説"I have a Dream"を意識している。
オバマ候補はありとあらゆる政策に触れ、その多くは支出増を伴うものだ。さらに国民の95%を対象にした(最高所得層5%を除くすべて)所得減税を打ち出している。
財源については、(長期的には)教育改革などの自分の政策が収入増をもたらすとした以外には、「自ら一つ一つ無駄な支出がないか調べる」とだけしか言わなかった。
まるでどこかの国の野党と同じなんだけど、この点についてはどうなんだろう?




先週に引き続き、子供たちが一本100円でDVDを借りてくる。
