2008年08月
2008年08月30日
京都国際マンガミュージアム

立命館での講義終了後、京都へ。
予定より遅くなってしまい、予定していた二条城見学(小学校の修学旅行以来!)はできなかった。
7時から京大で日本のVC研究をしているドイツ人研究員と会うことになっており、待ち合せ場所に向かって京都駅からふらふら歩いていたところ、広場で皆が思い思いに座り一心不乱に本を読んでいる場所に来た。
ナンダこれは?と思ったらマンガミュージアムであった。入場料500円を払い入ってみると、館内飲食は禁止されているものの、そこはマンガ喫茶状態。各国語に翻訳されたマンガもおいてあり、日本人も外人も仲良く?わき目も振らず読みふけっている。
地下には希少本のコレクションが、2階は主にこの建物である元 龍池小学校の昭和4年建造の校舎に関する展示。
館長はなぜか養老孟司。
2008年08月29日
彦根城

昨日の朝、新幹線で滋賀へ。今年で3年目になる立命館大学でのMOT短期集中講座。これが終わると夏も終わり。
今回は途中の米原で降り、隣の彦根へ。
彦根城立派!昨年は築城400年ということで賑わったようである。内堀が円形になっているのがユニーク。普通城の堀は四角ですからね。
恥ずかしながら、大老井伊直弼が彦根藩の藩主であったことを始めて知った。井伊家は徳川家康の腹心で、「徳川四天王」といわれた一人。筆頭譜代大名で多くの大老(今で言えば総理大臣か)を出した名門である。
今見て驚くように立派な彦根城でも、明治初期に撮影された写真と見比べると、実は建物は半分ほどしか残っていない。もちろん、中掘も外堀も埋め立てられている。勿論、これでもいい方で、全国の城の大半は天守閣も含め取り壊されてしまった。これらの城が残っていたら今どれほど市民の憩いとなり、観光資源になることか。
当時できたばかりの明治新政府にすべて正しい判断を求めるのは酷だが、廃仏毀釈といい、この廃城令といい、おかしな政策も多い。もっと「大人の判断」ができなかったものかと思う。二度とこれほども物を作れないのだから。
2008年08月28日
2008年08月27日
めりけんや

香川ではその昔、小麦粉のことを「メリケン粉」と呼んでいた。勿論これはAmericanから来ている。アメリカから来た粉だから「メリケン粉」。
この名前を冠したうどん屋が香川にある。JR四国の子会社で首都圏でもJR東日本運営のエキナカうどん屋に麺と出汁を供給している。
今晩はそのめりけんやから成房常務が上京。常務は私と同じ高瀬の出身の方。
ハリキッテ東京の香川人脈を駆使。丸高後輩二人と常務と同じ観一出身の経営者、大手前出身の証券マン、それに高高出身の新聞記者に集まっていただく。
リトル香川県人会となり異常な盛り上がり。次回は有楽町「さか田」で再会を期す。
2008年08月26日
無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

あっという間にベストセラー作家となった勝間和代氏。前作の「勉強法」に続いて、この本も売れているようです。
本に書かれている方法、考え方は、確かに私の知っている成功している人たちが多く実践している方法です。そうしなくても成功している才能のある人もいますが、この本に書いてあることを徹底できれば誰でもある程度成功できそうです。
時間を重要度も緊急度も高い「消費」の時間、重要度は高いが緊急度の低い「投資」の時間、重要度は低いが緊急度が高いのでやらざるを得ない「浪費」の時間、そして重要度も緊急度も低い「空費」の時間に分けることから始まります。
当然、重要度の低いことをなるべく減らし、その分を「投資」に使って成果を挙げ、収入を増やし、それを自分の納得できることで「消費」するというサイクルが望ましいわけですね。
最後についている本人のケーススタディで子供の弁当作りは「投資」になっているのに気づきました。特に解説はありませんでしたが、これは、「子供のために使う時間は将来への投資」だということなんでしょうね。だって子供がまともに育たなかったら金銭的にも精神的にも損をするのは親ですからね。社会全体としてもそうですが。逆に、立派に育てば、親は老後も安心ですね。
丸高の偉大なる先輩、都村さんによれば、「国が老後の面倒見るようになったから、親が子供の(本当の)教育に熱心でなくなった」ということです。
2008年08月23日
サウナの話

今回の宿はNo1松山。最上階に大浴場がある。サウナも付いていた。
サウナには小学校の頃、よく父親と一緒に行った。隣町にあるサウナまで車で15分。6歳下の弟と3人、この時は「男」の時間だ。
私が中学校になり、だんだんと生意気になるとほぼ同時に、父親は趣味の世界に生きがいを見出し始め帰宅が遅くなる。朝食で顔を合わせるかどうか、という日々が続き、話をすることがほぼなくなった。
こんな状態が高校卒業まで続く。大学進学で上京することになり、初めて親元を離れた。
最初の夏休みで帰省したとき、飲みに誘われて近所のスナックに行った。父からはじめて聞く幼少時の思い出。祖父母に子供がなかったため養子としてもらわれてきた父はそれで差別されたという意識があったらしく、思い出話をするうちに私の前で泣き出してしまった。
私が小学校の頃の父は怖い面もあり、気に入らないことがあると時折殴られていた。当時の田舎では当たり前のことだったと思う。
とにかく、その怖い父が、中高の「無接触」時代を経て、目の前で泣き出してしまったのには面食らった。父の涙を見るのはあれが初めてで、そして最後になった。
というのも翌年の夏、父は急逝してしまう。これからいろいろ話も聞けたのに、と思うと本当に残念だ。
私にとっての「あの暑い夏」から今年で25年になる。
サウナに入ると、小学校時代の自分に帰る。
2008年08月22日
老人の話を聞く
人間感係を生きる
朝の高松は晴れ。早朝いつもの習慣でまずは玉藻城の周りを散歩。朝一のアポを済ませ、松山へ高速道路を走る。
正午松山着。新規の外交を一件済ませた後、投資先のFCオーナー会議出席。
最初の講師はなぜか社長の父親。初めて会うしまったく知らなかったが、先代社長は現在プロの講師だった。
著作をお土産にいただく。パラパラ読んで一番印象に残ったのが、「手形の手形の話」。昭和50年年末、年商の1割を超える不渡り手形をつかまされた社長は金策に走ることになる。
憔悴しきって呆然としているとき、ふと思い浮かんだのが少年の頃銭湯で聞いた老人の話。それがきっかけであるアイデアが浮かぶ。
結果的には、このアイデアのおかげで支援者が続々現れ難局を乗り切ったのである。
人生の先輩の話は聞いておくべきだ、と改めても思った。昔は三世代世帯が当たり前で子供は祖父母の話をよく思う。
2008年08月21日
2008年08月20日
假唱

先日のオリンピックの開会式について、
女の子が「ほら、かわいいでしょ」とあからさまに使われた場面に違和感。
と本blogで書いたら、その後、あれは「口パク」だったことが判明した。私は口パクに気付いたわけではないが、「演出のためなら何でもやりそう」という雰囲気に違和感を感じた。さしずめ、日本の民放なら「視聴率のためならヤラセもあり」というところだ。
なんでも、「最高の演出効果を出すため、最も美貌の子を登場させて、最も歌唱力の高い子に歌わせた」ということだ。「これも国家利益のため」だと音楽監督が証言している。
その後さらに、
・足型の花火が最後の1個を除いて全て1年以上前にCGで作られたものだった
・「56の民族の子供たち」が大きな五星紅旗を持って入場した、というのは実は全員漢民族の子が各民族衣装を着たものだった
ということだ。
2008年08月19日
とうもろこし街道

下小川地区から国道120号沿いの約4kmの街道に、焼きとうもろこしや新鮮な野菜などの地元農作物を売る店が並んでいます。
車が結構停まっていた店に寄って見ると、傷のあるトマトが川から引いた流水で冷やしてあり、無料でした。美味しかった!
筑波大学で画像処理研究(犯罪防止関係)をしているというイスラエル人としばし歓談。「日本の田舎は最高!」ということでした。
2008年08月17日
奥日光 湯ノ湖

年に1,2度行くので「もう行ってないところもないだろう」と思うのですが、さすが日本を代表する観光地、さらに世界遺産に指定されたことで海外も含めた観光客が増え新設の施設もチョコチョコ出来ているようです。
今回、初めて寄ったのは「湯ノ湖」。インターネットでリアルタイム画像まで見れます。
昨日は昼過ぎまで天気も良かったので、手漕ぎボートで遊覧。50分で1500円でした。(3人乗り)
さすがに夕方帰りのいろは坂は渋滞してました。
2008年08月14日
北京ヴァイオリン
北京ヴァイオリン 特別プレミアム版
明日からお盆休み!
といっても明日一日休むだけなのだけど。ビールを飲んだらTVを見たくなる。以前BSでやっているのを見て、良かったのでとって置いたビデオをまた見た。
陳凱歌(チェン・カイコー)監督の「北京ヴァイオリン」
監督も余(ユイ)教授役で出演。同監督のものとしては「さらば、わが愛/覇王別姫」を見たのが初めてだけど、どちらもいいですね。
2008年08月13日
2008年08月12日
I'd rather be vaguely right than precisely wrong
朝聞いたら、今日からお盆休みで中学校のクラブは無いという。仲の悪い下の子と二人だけになるので、居てくれたほうがいい、ことで急遽会社を休むことにする。ま、元々、アポも入ってないお盆期間中なので。
午前中、小学校のプールへ。今期のプール教室は今日が最後。折りしもTVでは北京オリンピックの熱戦が繰り広げられている。北島も金メダルだし、全国のスイミングスクールは会員獲得に気合を入れているんだろうな。
午後はゲートシティで涼みながら読書。野口悠紀雄の「超」経済脳で考える
論旨の展開は正に正論。極論を結論ぽく書いてあるのは、読者に考えさせるためにわざとか?
「経済学的なものの考え方」を身に付ける本として秀逸。
なお、今回のタイトルは本の中で紹介されていたケインズの言葉。そう、実生活では「だいたい正しい」ことが重要で、「正確でも的外れ」だったらどうしようもない。政策論争を枝葉末節の揚げ足取りにしてはいけない。
2008年08月10日
かずさジュニアオーケストラ

車で迎えに来てもらい、会場の「かずさアカデミアホール」へ。丘の上に作られたたいそうな建物。他人事ながら維持費が心配になる。
今日はかずさジュニアオーケストラの第十回定期演奏会。小2から高校生までの団員による演奏会。
学校にも吹奏楽部があるわけで、練習量から言えば学校のクラブのほうが断然多いだろう。しかし、月に3日だけとはいえそれぞれの楽器毎に専門のトレーナーから教えてもらえるというのは大きなメリット。
こういったアマチュアオーケストラが地域の力で支えられているのはいいですね。
2008年08月09日
2008年08月08日
丸亀製麺

セルフ店にも拘らず、かけの大で480円と高い。香川なら半額だ。毎月香川に行っている私としてはイタイが、ここは東京、それも最新のビルの中。我慢する。
店員に聞いてみた。
「ナンデ店名が丸亀なんですか?」
案の定、バイトのレジ打ち係は知らなかったが、社員と思われる一人が横から答えた、
「うちの社長が丸亀出身だったと思います」
オー、社長は丸亀出身か。
なので、こうやって帰って調べてみた。
ナント、ここはMothers上場のトリドールの店であった。元々「焼き鳥ダイニング」という形態で創業した会社らしい。うどん店はブームになった4年前に開業。現在では全社売上165億円のうち、うどんが90億円と半分以上を占めている。
上場飲食店としては珍しく順調に業容を拡大しているようだ。
気になったのは、店員が5人も居ながら、麺が出てくるのが遅い。セルフの店なのでテーブルに座って待つことも出来ず、立って順番を待っている。なのに、席はガラガラ。店員が慣れていないのか?しかし開店してもう2ヶ月経つぞ。
2008年08月06日
2008年08月05日
プライムハード

讃岐うどんの原料の99%がオーストラリア産のASWということは讃岐人の私は当然知っていたが(私の小さいころまでは米の裏作で小麦を作っていました。地粉で作ったうどんは真っ白でなく、少しすすけていてゴワゴワした感じです。)、やはりラーメンの原料もオーストラリア産なのだという。
その種類がプライムハード。その名のごとく、日本のラーメン用に開発された高級小麦粉。顧客ニーズに徹底して合わせていくオーストラリアに補助金で甘やかされた日本の農業が追いつくのはいつの日か。
しかし、そのプライムハード、オーストラリアの2年連続の旱魃で高騰。かつ、収穫量自体が例年の25万トンに対して、1万トンを下回る見込みだという。
当然、町のほとんどのラーメン店ではプライムハードを入手できず、他の産地のもので作っている状況。
私はラーメンをほとんど食べないのでわかりませんが、ラーメン通の皆さん、麺の変化に気づきましたか?
2008年08月04日
グラントウキョウ サウスタワー

昨年11月に八重洲南口に出来たJR東日本開発のグラントウキョウ サウスタワーを始めて訪問。
新しい大規模開発ビルらしい、開放的で機能的なつくり。エレベーターに乗ると、すぐ後ろは新幹線!
新幹線直結乗り場が出来るとさらに価値が上がるんでしょうね。