2008年02月
2008年02月29日
2008年02月27日
3万5000円への道

今日読んだ中では3万5000円への道が出色の出来。これを読むといかに政府の規制が無駄で全うな経済競争を妨げているかが分かる。
風邪でえらいので、これで寝ます。オヤスミナサイ。
2008年02月26日
2008年02月24日
日窒コンツェルン

今回は日窒コンツェルンを創った野口遵。「日窒」と言ってもピンとこないだろうが、現在の旭化成や水俣病で多額の債務を負いながらもなんとか事業継続しているチッソ(旧:日本窒素肥料)の前身。この辺りは高校の日本史で習ったのでなんとなく記憶にあった。
主に九州で事業展開した後、国内が財閥系に押さえられていたことから新天地を求めて朝鮮半島に進出。当時世界最大規模の電源開発とそれによって生み出される電力を元にした化学コンビナートを形成し、「半島の事業王」と尊称される。
金沢の貧乏士族の子で何の後ろ盾も持たなかった野口が一台で築き上げた日窒コンツェルンは事業の8割が朝鮮半島にあったため、敗戦と共に瓦解する。野口は昭和15年ソウルで脳溢血のために倒れ、その後帰国して療養。3000万円の財産も全額寄付してしまう。今の価値で1000億円以上の大金だ。
その寄付によって創られた財団法人野口研究所と朝鮮奨学会は敗戦で多くの財産を失いながらも、現在でも活動を続けているようである。
2008年02月22日
2008年02月20日
HSBC Premier

Ritz-Carltonで行われたHSBC Premierセレブレーション・パーティに出席。香港上海銀行在日代表のStuart Milneは勿論、Vincent Cheng会長も出席するなど力の入ったパーティだった。余興では東儀秀樹が生演奏!
さて、日本発上陸のこのサービス、「1000万円から広がるまったく新しいプレミアム・バンキング体験」をうたっている。プライベートバンクの対象になるような数十億円の資産はないものの、「庶民と一緒にされては困る」と思っているような小金持ちを対象にしている。専任の担当者をつける、という触れ込みだ。
この分野ではシティバンクが先行していてCiti GOLDということで実施中。現在では新生銀行他、邦銀も一部始めているようだ。
欧州そしてアジアでは有名なHSBCだが、日本では142年の歴史を誇るというのにリテール業務をやってこなかったため殆ど無名。果たしてそのブランド力が通用するのか、どういうマーケティングを展開するのか注目だ。
ところで、そもそもなぜ招待状が届いたのか不思議だったけど、会場で判明。1年前にロンドンから赴任したインド人の同窓生が覚えていてくれて招待リストに加えてくれたのだった。
Thanks, Mr Singh!
2008年02月18日
ザ・ウィンザーホテル洞爺

今日はザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナルの窪山哲雄社長。ここは元々は北海道の新興ゼネコン「カブトデコム」が1993年に開業したホテル、と言っても今では誰も知らないだろうな。
この会社は私が最初に居たVCの投資先で、創業者の佐藤社長の話を聞いたことがある。「イザというとき迷惑をかけないよう借入に応じた生命保険に入っている」という話だったが、バブル崩壊で1000億円を超える不良債権を抱えたというから生命保険じゃ間に合わない。
それはともかく、現在のザ・ウィンザーホテル洞爺は以前にも増した高級ホテルに生まれ変わり、最上級のプレジデンシャルスイーツは一泊80万円だとか。この部屋は大人気で予約待ちの状況だという。
一体、「誰が泊まるんだ?」と思ってしまうが、お金を溜め込まず使ってくれるのはいいこと。ホテルが儲かれば従業員の給与が払われ、株主に配当が行われ、税金が支払われる。日本に満足するホテルがなければ海外に行ってしまうだけだ。
2008年02月17日
脳科学

長女が今週受験!
というわけで家族での遠出は半年前から控えている。ま、私だけはその間にもヨーロッパに3週間行ったり、インドに行ったりしましたけど。
結果的に近所の図書館に休みの日はほぼ毎日末っ子と出かける。前にも書いたが、この末っ子の読書量は驚異的。一日に数十冊読むので、この間学校の読書記録に読んだ本のリストを書いていたら、先生から「一日にこんなに読めません」と書かれてしまった。
私のほうは普通に今週末は4冊。うち2冊は脳関係。
TVで良く見かけるので「茂木健一郎」とはナニモノ?と思っていたが、本を読んだのは初めて。感動することの大切さを説いている本で「その通り!」と思う一方、「それで?」という感じで物足りない。
何れにしても、大脳生理学の研究はドンドン進んでいるので、学校教育にも取り入れてほしい。昔のやり方を「絶対正しい」と思っている親の再教育も必要。
2008年02月15日
2008年02月14日
住宅展示場

特に引かれたのが外観は全くの伝統的日本家屋で、内部は伝統を生かしながらモダンというポハウス。
家を建替えたくなった。
2008年02月13日
「規制緩和論者はもう、かなり少数派」なのか?

先日、竹中平蔵さんの講演の様子を書いたばかりのところ、今度は同じ慶応とはいえ(竹中さんは一橋卒で慶応教授、後藤田さんは慶応商学部卒だけど)まるで違う意見。
「国に頼らず国民が自立しよう」という考えの私にはあきれ返る内容。餃子事件につけこんで既得権益を守り、官僚機構を焼け太りさせる暴論だ。
「結局サッチャー改革が失敗だったというのは、英国では当然に言われている。」なんて書いてあるが、私は毎年ロンドンに行って何十人という人と会うけど、そんな意見聞いたことない!
保守党のあとを受け継いだ労働党政権も経済政策においてはサッチャー路線を踏襲しており、15年もの好景気が続き、国民所得は日本を追い抜いた。サッチャー元首相は1000年の歴史を誇る英国議会で存命中に国会に銅像が出来た唯一の首相となった。
これはヒドイ。

徳島県民は「後藤田」のブランドだけで選んでしまったのか?そういうことではおなか壊すよ!(笑)
2008年02月10日
2008年02月08日
表参道ヒルズ2周年

ここの建築家はいわずと知れた安藤忠雄。「都市の記憶」が設計テーマだったというだけあって、75年もの長期にわたりここに建っていた同潤会青山アパートの一部を保存し、また外観に面影を残すよう設計してある。
この手法はヨーロッパでよく用いられる。真に歴史的な建造物はそのまま保存されるわけだけど、そこまで行かないがそこそこ良い建物は外壁だけ残して、中だけ最新のオフィスになったりする。勿論、丸ごと建替えた方が安上がりなのだけど、正に「都市の記憶」としてコストをかけて残される。
日本は戦後、余りに無頓着に町並みを変えてしまった。そこには住んでいる人の愛着がわかず、何かあると街自体が見放されてしまう。
2008年02月07日
愚直に積め!

夜、弁護士会館で行われた勉強会に参加。今日の講師は住信インベストメントの辻さん。
辻さんは会社のHPで長年コラムを書いていて、私も愛読者だ。直接話したのは今日が初めて。
私もVCで社会人をスタートして、その後留学、米国でメーカー勤務、投資銀行、独立、事業経営・失敗、ファンド運用への再就職とそこそこ波乱万丈?の中での経験から、「事業経験もないヤツが的外れなこと言っているな」と思うこともしばしばだが、今回は共感した。
やっぱ、九州の方は熱いですね!
2008年02月05日
コマツ

世界中で稼動する自社製建設機械やトラックの現在位置から、走行距離、稼働時間、燃費、など全てがリアルタイムで分かる!当然、顧客サービスのための利用が前提だが、自ずと稼働状況などから景気の動向までわかる。
昨年の米国では新車が売れなくなってきたが、既存機械の稼働状況は落ちなかったという。業者が今後の景気悪化を見越して新車の購入を控えたが、仕事自体はまだ落ちてないことが分かる。
また、中国では昨年11月まで稼動は落ちてないが、12月は少し落ちたという。
私は不覚にも今まで知らなかったがこのシステムは凄い。あの大きくてマッチョな機械とITをこうやって結び付けられるところが日本メーカーの強さだろう。
これを知っていれば株を買っていたのに、と悔やまれた。
2008年02月03日
ついに世界2位!


欧州トップのビジネススクールとしての評価は定着していたが、100年の歴史を誇り資金の豊富な米国の名門BSをなかなか凌駕できず、ここ数年世界5位の定位置からなかなか上がれないでいた。(ちなみに、日本は100位以内に一校も入らず)
何しろ応募者も採用する企業も寄付を考える個人や団体もこのランキングを参考にするので学校にとっては一番の宣伝ともいえる。私も日本同窓会会長や理事会メンバーとして多少の貢献は出来たと思う。
今月は同窓生と共にこの成果を喜びたい。
2008年02月02日
竹中平蔵

昨日、竹中氏の講演を初めて聞いた。やはりこの人は才能のある人だと実感。講演後の質問でも言っていた人がいたが、小泉・竹中のコンビでもう3年やって欲しかった。
いくつか興味深かった点を書き留めると、
・欧米の著名政治家は引退すると回顧録を出版するのが恒例だが日本の政治家には殆どいない。なぜか?引退しないから。(政治家しかできない人が政治にしがみついている)
・昨年の参議院選挙の分析を間違えている。自民党の得票率は28%で大勝した前回の衆院選の30%から少し落ちただけ。それ以前の得票率に比べるとむしろ多い。特に東京では得票率が30%増えており、「構造改革が進みつつある都市で勝って、改革がこれからの地方で負けた」。しかも議席を失った地方区の大半の候補は郵政造反組!候補者選びを間違えている。(これは四国で顕著だった)
・世界のトップクラスの大学 Harvard, Stanford, Yale, Princeton, Oxford, Cambridge・・・ 全て私立大学。 東大がトップ10に入りたいなら民営化するほうがいい。交付金で貰うのではなく(研究成果を問われる)研究費で貰え!(英TIMES紙によるランキングでは2007年アジアではトップの17 位)
・今はコンプライアンス不況。コンプライアンスを口実に既得権者が規制緩和を潰そうとしている。コンプライアンスの費用対効果を考えるべき。
・最大の問題=国民のマインドセット。他人のせいにするな!政府の批判をするのではなく国民が努力しなければいけないことを説く『学問のすすめ』は人口3500万人の明治時代に300万部売れた。今だったら1000万部!ということになる。
と私には諸手を挙げて賛成の内容であった。
最後に質問に答える形で披露された退任後直ぐに招待された中国での話は興味深かった。これは日中が本当の信頼関係を築けるかどうかの試金石になる。
2008年02月01日
鍋焼きラーメン

その後、市内の投資先を訪問。終了後、車で高知に向かう。目指すは須崎。
午後1時に到着。「鍋焼きラーメン」が名物とかで、市役所で教えてもらった専門店「橋本食堂」へ。
うーん、私はヤハリうどんの方がいいな。
〜 7 つ の 定 義 〜
1
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スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること |
2
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麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること |
3
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具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき) などであること |
4
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器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること |
5
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スープが沸騰した状態で提供されること |
6
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たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が 提供されること |
7
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全てに「おもてなしの心」を込めること |