2007年12月
2007年12月31日
そうじ力
人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」大晦日！といえば、大掃除。
昔の大掃除といえば、畳を上げて干したり、障子を張り替えたりと大騒動でしたけど、畳も障子もない現代の家。半日で終わりそうです。
楽天では毎朝社員による掃除を義務付けているとか。これなども昔は当たり前だったのが今は廃れてきた習慣でしょう。
楽天がどういう意図から掃除をさせているのか知りませんが、掃除と仕事には明らかに関連があると思います。
・効率的な物の配置＝段取り力
・物の要不要の判断＝優先順位や重要度の判断・決断力
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
2007年12月27日
2007年12月26日
2007年12月24日
2007年12月23日
戦前の役員報酬
「日本の企業家史」でお世話になっている法政大学の宇田川先生に面白いデータを教えていただいた。先日は役員所与レベルを調べてみたけど、今度は役員報酬。1938年時点（ということは日中戦争中）で、日立製作所の役員報l酬は下記の通りだったということ。
社長：20000円、専務：10000円、常務：７０００円、平取：6000円
これは今の価値に直すと1500倍くらいなので、社長が3000万円以下平取りは1000万円くらいになる。ということは戦時下ということを考えると常識的か。（ちなみに、日立製作所の執行役に対する０７年３月期の平均報酬額（賞与含む）は３２７２万円）
これも、野口悠紀雄先生がよく言う「1941年体制」による産物なのかもしれない。
2007年12月22日
2007年12月20日
丸の内 MY PLAZA
丸の内 MY PLAZAにある会社で働く先輩とランチ。
この建物、昭和の建物で初めて重要文化財になった明治生命館を取り囲むようにして建っている。新旧がうまくマッチした日本では珍しい建物だと思う。
歴史を大切にする余裕がやっと日本にも出てきた、ということか。
2007年12月19日
維新號で忘年会
今週は忘年会のピーク。胃腸の弱い私にとっては試練のとき。
今晩の場所は銀座･維新號。明治３２年（1899年）から続く中華の老舗である。
美味しかった。名物の饅頭が売り切れでお土産に持って帰れなかったのが残念。
2007年12月18日
ワクチンの闇
「欧米で既に認可されている医薬品がなかなか日本で認可されない」という話は聞いたことがあると思う。最近では欧米での臨床試験結果を一部受け入れるなど、かなり改善されて来ていると聞いていた。ところが、欧米では一般的に使われているのに、20年経ってもいっこうに認可されないのがワクチンらしい。
ここにあるのは全て日本でワクチンが未承認の病気だ。（カッコ内は米国での認可年。全てEUでも認可済み。)
インフルエンザb型菌（1987)
MMR（1971)
肺炎球菌（2000)
ポリオ(1987)
子宮頸がん(2006)
ロタウイルス胃腸炎（2006)
勿論、摂取にはお金が掛かるのでそれを誰が負担するか?という問題はあるが、欧米では発病後に治療費として払うより、ワクチン接種で発病させないほうが全体としてのコストが下がるため、国の全額または一部負担が当たり前になっている。
日本は自国のワクチン産業育成、保護に拘りすぎて、既に良いものが(自ら開発するよりは)安く買えるにも拘らず、何百億円と税金をつぎ込みながら、その間も患者を作り続けている。
恐るべき鉄のトライアングル!こんなものは10年前にあらかた解決済みだと思っていたが、ところがどっこい、話題にならない分野ではしぶとく生き残っていた。
保護で強い産業･企業が育たないことは歴史上既に証明されている。外資導入による刺激を与えてこそ、生き残った会社は逆に世界市場に打って出れるようになる。
2007年12月16日
戦前の役員報酬
昨日の｢日本の企業家史」の後半は大正時代に鐘淵紡績（現カネボウ）の社長を務めた武藤山治。武藤は大卒専門経営者のはしりで、買収に次ぐ買収で日本最大の紡績会社への道を歩んでいた鐘淵紡績に1894年三井銀行から転出する。
その後1906-7年に「鈴久事件」というカネボウ株の買占め事件がおこり、大株主と経営方針が対立した武藤は辞任する。ところがカネボウ経営上必要不可欠ということで、乞われて翌年専務として再入社する。
この事件の反省から、「後に自らも3%位の株主になった」という話があったので、一体幾ら給与を貰っていたのかと気になった。質問したところ、戦前は役員報酬の数倍の賞与を経営成績に応じて貰うのが当たり前だったらしい。
武藤の下で、70%配当という超好成績を収めていた当時のカネボウは利益の30%位を役員賞与に当てていたそうだ。資料に寄れば、1904-1937年のカネボウの銃利益は大体1-10百万円。これは100-1000億円に相当する。
ということは、役員全体として数十億円から数百億円の役員賞与が毎年支払われていたことになる。役員が何人居たのかまで調べてないが、数十人居たとしても、一人平均数億円から数十億円のボーナスが支払われたことになる。
カネボウだけが特別だったのかもしれないと思い調べてみると、三井財閥各社とも「純利益の10%を役員賞与とする」制度だったらしい。例えば、1919年に支払われた役員賞与は、三井銀行65 万円（10％）、三井物産35 万円（４％）、三井鉱山77 万円（10％）でやはり総額数十億円規模となる。
一言で言えば、「戦前の役員報酬は現在のアメリカ並みだった」ということになるだろうか。欧米の資本主義を当時そのまま取り入れた日本としては当然の帰結だったのかもしれない。
ちなみに、日本陸軍の騎兵の創設者秋山好古が陸軍士官学校に入学する前に勤めた師範学校教員の給料は３０円。同じく松山出身の正岡子規の日本新聞社での初任給は１５円、松山に赴任した夏目漱石の給料は８０円。洋行帰りの漱石は破格だったわけだ。これなど、当時の状況から言えば、｢遠隔地手当」が含まれていたのかもしれない。
2007年12月15日
郡是製糸
月に一回の日本の企業家史 戦前編。今日はグンゼ創業者波多野鶴吉とカネボウ中興の祖である武藤山治。カネボウが元々、鐘淵紡績であることは知っていたが、グンゼが「郡是」（創業の地である京都府何鹿郡のためになすべきこと）から来ているとは知らなかった。｢地域のために」を前面に押し出した社名は珍しい。
今はメリヤス肌着で有名なグンゼだが、戦前は生糸生産で世界的に有名な会社であったということ。
創業者である波多野鶴吉の写真を良く見ると顔がゆがんでいる。これは17のときから7年間京都で放蕩生活を行っている間に性病に掛かってしまい、その後遺症らしい。この間に養家の財産を食いつぶした上、1000円の借金まで作ったようだ。今の貨幣価値だと1000万円くらいか。
その間に結婚した新妻を家に残してという、無茶苦茶な生活。田舎に帰ることになり、そこですっかり改心してしまうのが凡人との分かれ目。
2007年12月14日
4億円増資完了
社外役員をやっている会社の増資が完了。今年のマザーズ指数は35%安。ベンチャーの資金調達に逆風が吹く中で、希望株価で資金調達が出来ず規模を縮小して生き残りを図るところや、背に腹は代えられなくなり、大幅なダウンラウンドを余儀なくされたところが続出する中で希望通りの金額をほぼ希望通りの株価で集められたことは誠にめでたい。
勿論、これだけの資金を集めたからには、投資家に期待されたリターンを返さなくてはならない、という重責を経営陣は負ったことになる。
2007年12月12日
55歳の誕生日
今日は監査役を勤めている会社の55歳の誕生日。今年春、創業の地横浜のランドマークタワーに引っ越して初めての創立記念日である。
関連会社の社長も皆さん参加して新たな門出を祝うことが出来た。なんと今期入社した16人は全て女性！会社の雰囲気も私が関りだして10年近くなりますがかなり良くなりました。
2007年12月10日
投資信託本
これなら買える! 投資信託今、店頭には投資信託の本がズラリと並んでいる。そんな中、敢えて!ビジネススクールの後輩が本を出した。
昨年独立して、個人向けの投資教育、という決して楽ではない事業を始めた木田さん。グロービスで意識の高い社会人向けの教育事業をやっていた木田さんが今回対象にしているのは予備知識が全く無い投資の初心者。
２０代のOLが友人との会話形式で投資への第一歩を踏み出していく。内容は極めてスタンダード。投資をここから始めれば道を踏み外すことも無いでしょう。
知識だけなら既に十分な本が出ているが、頭では分かっていても、腑に落ちなければ行動は変わらない。こういう本から始めておけば私も大変な授業料を払うことも無かったのに、と反省しきり。
2007年12月06日
2007年12月03日
2007年12月02日
2007年12月01日
ロシア･インパクト
ノムラ資産管理フェアに出席。目当ては大前研一氏の講演「世界の新潮流と日本経済」。学生時代から40年間世界をくまなく見てきた大前氏。5年前に出した『チャイナ･インパクト』はその後の中国の急速な経済発展を見事に予測した。5年前に中国ファンドを買って置けば･･･と思う投資家は私だけではないだろう。
その大前氏が今執筆中の本は『ロシア･インパクト』。ロシアは実は世界3大親日国らしい。(他は、インド、トルコ）ロシア人が日本を好きな一方、日本人の大半はロシアが嫌い。シベリア抑留や北方領土の不法占領の問題などあるから当然なのだが、これらの事実は(当然)ロシアでは全く教えられていない。
ロシアが現在絶好調な理由は二つあるという。
１．石油資源
石油埋蔵量は世界第二位。ガスの埋蔵量は世界一。
２．プーチン政権の安定
政治の不安定がロシアの弱点だったが、プーチン大統領が強権で安定させた。2001年に所得税を一律13％にするなど、画期的な施策を打ち、巨大な地下経済を表に引っ張り出すことに成功した。一方、政敵は徹底して排除している。外交手腕も鮮やかで、KGBで鍛えた語学力でドイツ語、フランス語、英語をこなす。
国民支持率80％を誇るプーチン大統領。本人もプロモーションビデオを作ったりとやる気満々なのだけれど、大統領任期は来年3月まで。現在2期目で、3期連続で立候補は出来ないため、それをかわす方法を考えているだろうとの噂。
�〃�法改正で首相権限を強くして、自らは首相になる
��奥さんを次の大統領選にして、院政をしく
�Ｇご�を少し残して辞任し、短期で誰かにやらせ後、直ぐに3期目の選挙に出る
有力説は��だとか。
