2007年07月
2007年07月31日
「第3回WebマーケティングROI Day」 明日開催
第3回WebマーケティングROI Dayは明日1日、東京国際フォーラムで開催されます。・Webマーケティングの最新トレンドを知りたい
・Webマーケティングのノウハウを習得したい
・Webマーケティングを深く学びたい
方は、明日、東京国際フォーラムへ！
当日参加可能です。
講演者
・エリック・ピーターソン氏
Web Analytics Demystified, Inc. プレジデント兼 主席コンサルタント
・笹本 裕 氏
マイクロソフト株式会社 執行役 オンラインサービス事業部 事業部長
・江幡 哲也 氏
株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼CEO
他
私も午前中は会場に居ます。(開演午前10時）
http://www.digitalforest.co.jp/mroi/
2007年07月29日
年金選挙 
いつの間にか年金記録が焦点になってしまった今回の選挙。社会保険庁のでたらめが許されるわけはないが、財政問題はじめ、もっと重要な事があるのにすっかり焦点がぼけてしまった。
どうせ年金を問題にするなら、そもそも｢年金を国がやる必要があるのか」も議論したかった。
年金制度は昔からあったわけではない。公的年金制度を作ったのは１９世紀末ドイツ帝国宰相であったビスマルク。その目的は、台頭する社会主義に対抗するため、健康保険を含めた社会福祉制度を先取りして導入したというのが定説であるが、フランスとの戦いのための戦費調達という見方もある。きっかけはともかく、戦費を助けたのは間違いない。
日本の年金は明治時代の軍人年金に始まるらしい。その後、公務員に拡大。今日の厚生年金は昭和１６年法律６０号労働者年金保険法による労働者年金保険が始まりらしい。そしてこの掛け金は全て戦費に使われ、終戦後のハイパーインフレで価値をなくしてしまう。
今回の年金の問題も、年金記録のずさんさよりも、問題としては、基金がグリーンピア等の全く採算の取れない事業につぎ込まれていたことの方が大きい。戦時中であれば戦争に使われていただろう。
このように歴史を振返れば、年金は政府の税金とは別のもう一つのポケットになっていたことがわかる。「あれば、使ってしまう」 それは、世の古今東西を問わず、真理のようだ。
では、どうするか？二つの方法があると思う。
１．なくしてしまう
昔と違い、民間企業が個人年金を沢山出しているので、好きなところに入ればいい。日本国より財務格付けの高い、海外の保険会社も多い。国がやれば非効率になるのは当たり前。1億人の顧客の意見を平等に取り入れなければならない組織が効率化できるわけがない。
２．道州に分けてしまう
道州制の中で、道州単位に分けてしまう。政治へのニーズが地域によって違うように、年金問題も地域ごとに分けて行えば、もっと密接に議論も出来る。違う方策を地域間で競い合うことも出来る。
年金改正案に限らず、どんな方策も、最後はやってみないとわからない。全国一斉にしか基本的に運営できない現状は、機動性にかけるし、何より失敗したときのダメージが大きすぎて試行錯誤が出来ない。「試す」ことが出来ないのは最も不幸だ。
2007年07月27日
2007年07月25日
2011年金利敗戦 日本国破産処理の現状 
2011年 金利敗戦 Rising Interest Rates Trigger the National Bankruptcy今日は経済評論家・森木亮氏の講演を聞いた。森木氏は、財政破綻本を継続して出している。
日本は国家として債務超過。それでも倒産しないのは、債務超過でもなかなか倒産しない会社があるのと同じで、｢借り続けられるから」。
しかし、国債だけでも既に発行残高が534兆円。（2006年末)地方公債も含め832兆円。GDP対比155%。勿論これは先進国最悪。EUの財政基準では政府債務はGDPの60%以下でないといけない。
「歴史的に見ると、国債残高の対GDP比がたとえば200%とか300%というレベルを長期間にわたって続けた国はありません。日本の歴史では、対GDP比 が一番高かったのは終戦直後で、200%を超えましたが、せいぜい数年間でした。それ以外はありません。その意味で、そういう未知の領域に入ったときはど うマネジメントしていいかわからなくなると思います。たとえば200%が限界線だとすると、今、日本の国債残高の対GDP比は140〜150%なので、後 50〜60%分しか残っていません。60%というのは、だいたい250〜300兆円なので、仮に今のように国債残高がネットで毎年40兆円ずつ増えていく と、6〜7年で到達してしまうことになります。このまま行くと、大変なことになります。」(財務省) http://www.rieti.go.jp/jp/special/af/017.html
日本の歴史で一度だけ国債残高がGDP比200%を超えたという時何が起こったか?
預金封鎖と新円切り替え。(昭和21年) これで政府は資産家から大規模な徴税を行い、財政破綻を免れる。
印象に残った森木氏の言葉：
「そういう政治家を選び続けた国民も、連帯保証しているのと同じですよ。」
2007年07月24日
日能研関東 小嶋会長 
いきざま 日能研と歩んだ企業家人生40年
「人より1.5倍働き、客の喜ぶことをやれ」
日能研関東創業者の小嶋勇社長の講演に出席。
中小企業のオヤジはこうでなくっちゃ！
と、そのパワーあふれる講演に感動。（といっても、今では売上130億円を超える企業だ）
その小嶋会長、大学卒業後建設会社で3年間人一倍働いたが、同期でトップになれなかった（同期トップに月2000円給与差があったらしい）ことから脱サラ。資本がなくても、黒板と中古の机･いすで始められるということで学習塾｢日吉英数学園」を26歳で創業したという。
以下、小嶋語録。
・自分の仕事を好きになれ
・苦しいとき＝伸びているとき、だから喜べ
・自分との約束を守る
・大きな目標を手に届きそうな小さな目標に分ける
・社員に心から「ありがとう」
・同じことの繰り返し=後退
・世間の風を読む
・｢正しい小さな意見」を切る勇気
などと、書いたら「ふーん」で終わってしまいそうだが、実際聞くと言葉以外に伝わってくるものがあった。
2007年07月23日
、残った前髪は相変わらずクルクル巻いている。2007年07月22日
林試の森 
毎朝の犬の散歩。今朝は雨で家の周りを軽く回っただけだったので、夕方、ワンダを連れ｢林試の森」まで行って見ることにする。4月に大崎に戻ってから行くのは初めて。徒歩40分ほどで到着。林業試験場だっただけあって緑の多い良い公園です。以下公園の案内。
ここは明治33年（1900年）6月に当時の農商務省林野整理局が「目黒試験苗圃」としてスタートしたのが始まりで、その後「林業試験場」に名称を変更、林野庁の付属となり昭和53年まで営々として使用されてきました。
そして、筑波研究学園都市の建設に伴い、移転した跡地を整備し、「目黒公園」の暫定開放期間を経て、平成元年6月1日に「都立林試の森公園」として生まれ変わり開園しました。
この公園は東西に700ｍ、南北に250ｍと細長く、外周の園路をぐるっと一周すると45分程で廻れます。
事業に失敗するこつ
一日5万食売って商品ロス率が0.1%という脅威の弁当屋「玉子屋」。ひよこマークを書いたバンが今日も西東京のそこかしこを走っている。ここの｢企業理念」がこれ。企業理念が「事業に失敗するこつ」というのも面白い。
１．旧来の方法が一番良いと信じていること。
２．もちはもち屋だとうぬぼれていること。
３．ひまがないといって本を読まないこと。
４．どうにかなると考えていること。
５．稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること。
６．良いものはだまっていても売れると安心していること。
７．高い給料は出せないといって人を安く使うこと。
８．支払いは延ばすほうが得だとなるべく支払わぬ工夫をすること。
９．機械は高いと言って人を使うこと。
１０．お客は我がまま過ぎると考えること。
１１．商売人は人情は禁物だと考えること。
１２．そんなことは出来ないと改善せぬこと。
2007年07月20日
ポルトガルは混血
ポルトガルのことで一つ書き忘れた。それは・・・人種の坩堝。
米国が人種の坩堝とは昔から言われている。移民が多いから。でも、正確には混ざり合った｢坩堝」ではなくて、「サラダボウル」が正しい。例外はあるにしろ、基本的には結婚相手は同じ人種。
それでポルトガルはどう違うかというと、白いのから黒いのまでイロイロ！ということ。
今回泊めてもらった友人はポルトガルの旧植民地であるアフリカのアンゴラ生まれ。ポルトガル人のお父さんと黒人のお母さんとの間に生まれた。褐色の肌なので、透けるような肌をしているフィンランド人の奥さんと並ぶと違いが際立つ。
彼の友人Osvaldoはインドのゴア生まれ。私も知らなかったが、ゴアは1961年インド国民軍が武力侵攻するときまでポルトガル領であった。その時ポルトガルに両親と共に逃れたということ。見た目はドラヴィダ系のインド人そのもの。
プロテスタント系の国々の植民地支配では、あくまで支配階級と被支配階級に別れ、余り混血は起こってない。それに対し、ポルトガル、スペインでは混血がドンドン起こった。
この違いは?
友人説では、「それは、SEXドライブがスゴイから」だというのだけど。
スペインの植民地支配でも、「キリスト教に改宗したら、それは『人間』で、そうでなければ英知のない動物だから殺してもいい」という判断がなされ、結果、大虐殺に及んだ。逆に言うと、改宗した原住民は同じ人間とみなされ、恋愛の対象となったのか?
こういうこと研究している人がいるんでしょうね。キット。
写真：モンサント
2007年07月19日
2007年07月17日
2007年07月16日
Coimbra
人口16万人のポルトガル第4の都市コインブラは大学町。この夏までMBAプログラムに在籍していた、やはり友人の従弟の案内で街を回ったのはドライブ最終日の7月9日。
前日深夜に彼のアパート（メゾネットで広い!120�屬呂△襦０綣圓糧狃�と同棲）に着き、それから｢飲もうよ」と誘われたが断って寝た。彼は英語が出来ないため、どうせ話が盛り上がれば、ポルトガル語になるに決まっているから。
どうやら朝5時まで従兄弟同士で飲んでいたらしく、朝幾ら待っても起きてこない。これもポルトガルではいつも通り。(笑)
勝手にパンとシリアル、果物で朝食を取り、待つこと4時間。やっと11時になって友人の方が起きて来る。
今日はラシュアワーになる前にリスボンに帰らなくてはいけない。朝食を流石に簡単に済ませ、アパートを出たのは正午。ポルトガルの有名な建物などをミニチュアにしたテーマパークへ。ちゃちい。完全に子供向け。
2時から昼食。米が懐かしくなり、海鮮リゾットを所望。これはおいしかった！
その後1時間余り大学を見学。1290年設立!のヨーロッパでも最も古い大学の一つ。ポルトガル国内は勿論、ポルトガル語圏（他にブラジル、アンゴラなど）では最高の大学と言われているらしい。
建物は流石に立派。歴史を感じさせる。にも拘らず、落書きがかなりあったのは残念。
2007年07月15日
最もポルトガルらしい村 Monsanto
「ポルトガルでいちばんポルトガルらしい村」と1920年代にポルトガル政府が公認。大きな岩がゴロゴロした山にへばりつくように村がある。大きな岩の間に家があったりする。同様に大きな岩を家の一部に取り入れた家はスコットランドやアイルランドにもあったように思う。
ポルトガルでも有名な結構な観光地だと思うのだが、廃屋も目に付く。住民の平均年齢は高そう。友人に聞いてみると、やはりポルトガルでも都会に出て住む若い人が増えて、田舎の家は住む人が亡くなりつつあるという。
ポルトガルは人口1056万人で日本の1/10以下。そのうちリスボン首都圏に276万人が住む。この点、東京に一極集中する日本と似ている。
2007年07月14日
ヨーロッパ旅行総括
帰国して3日、やっとひと段落。この辺で今回の旅行を総括してみると、・どこも景気がいい。特にイギリス。ピカピカの高級車が目立つ。
・物価が高い。€、£高の影響もあり、ガソリンはリッター2４0円。
・この15年でEU諸国内での経済格差が縮小した。アイルランドなど、金融サービス誘致策で貧困国からEU内で最も所得の高い国になった。
・今回プロテスタント諸国（オランダ、イギリス）とラテンのポルトガル両方を回ったので、違いが良く分かった。朝早くから勤勉に働くプロテスタント諸国に対して、食べてしゃべって人生を楽しむラテン諸国。フランスやベルギーはその中間か。
・地方で目立つ高齢化。日本より先に少子化が始まったためか同棲、私生児に寛容。
EUの好景気はいつまで続くのだろう?と考えてみたが、好景気の元には、EUの拡大がある。
米国駐在したとき、米国の強さとは、
・各州が政策を競う連邦国家
・地域格差が大きく、同じ国家内に「フロンティア」が存在する
・つまり、同じ制度、通貨による効率性と各州の多様性
にあると実感したが、これがUnited States of Europeになることで実現している。
元々多様性はあったわけだが、EUによる制度統合、通貨統合で単一市場の効率性が実現されつつある。
この手法は日本でも有効だと思う。元来多様だった日本は明治以降制度の統合で効率的にはなったが画一的になった。戦後はマスコミの発達がこれに輪をかけた。
統一市場の効率性を維持しながら、地域間の競争と多様性を活かす時だと思う。
写真：Idanha-a-Velha ローマ時代から続く村の協会
2007年07月12日
2007年07月10日
2007年07月08日
Castelo Branco
We left Lisbon at 1130 and got to Castelo Branco, Capital of Beira Baixa, at 1330. My Portugese friend intended to leave much earlier but got so late as usual.
Upon arrival we had lunch with his uncle and cousin family. It started at 1400, finished well after 1500. After lunch we did some sightseeing of the town. First we went to Jardim Episcopal, a beatiful garden filled with baroque statues. It was hot. It was already a peak summer sun for me.
Then we went to the castle, which is on the top of the hill. A newly wedding couple were being pictured there.
2007年07月07日
リスボンの夜は遅い
リスボンの朝は遅く、夜も遅い。
友人宅では起床が9時。朝食を食べ、930にシャワー。10時に出社、という感じだ。彼はオーナー社長なのでこれが普通ではないと思うが、一般的にオフィスに人が揃うのは10時くらいのようだ。
朝が遅いので、昼食も遅く1時過ぎてから。クーラーが普及したので変わりつつあるが、伝統的には3時くらいまで昼寝してゆっくり休む（いわゆるシエスタ）。
その分夜も遅く、7-8時くらいまで働いて、8,9時ごろから夕食。街にはそれから出かけていくので昨日の帰宅も午前1時になった。
考えて見れば、昨年行った南インドもこんな時間帯だったので、これは南国共通。昼の暑さを避ける工夫だ。
写真：ジェロニモス修道院回廊
2007年07月06日
GINJA 
リスボンの実質的初日。街のちょっと外れにあるBelenまで車で連れて行ってもらう。ここには世界遺産のジェロニモス修道院がある。Mosteiro dos Jeronimos
海外からもたらされた富で栄えたポルトガル黄金時代に建築されたこの修道院にはインド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマが眠る。昨年掃除されたらしく、壁が500年前の建築当時のように白いのが印象的だった。
見学後ランチへ。食後、「満腹なのでデザートは要らない」と言ったら、「名物のデザート酒はどうだ?」という。では、というので出てきたのがこれ。
GINJAといい、さくらんぼで造った果実酒。甘い。ポルト酒の甘さに共通する濃厚な甘さ。「こういうのは日本にあるか?」と聞かれたので、梅酒を思い出した。
わざわざビンのそこのさくらんぼまで取り出してくれたが、強烈な甘さで最後まで飲めなかった。
2007年07月05日
2007年07月04日
Global Leadership Summit
The War of the World: Twentieth-century Conflict And the Descent of the West月曜日は学校最大のイベントであるGlobal Leadership Summitに参加。卒業生でも10万円以上の参加費が掛かる高額イベントだが、外部も含めて700人の参加者が集まる人気イベントだ。
最初のスピーカーはハーバード大学歴史学部教授のNiall Ferguson。資本市場が出来て以来の数百年の歴史を振返り、興味深い示唆。
１．経済危機は人が記憶しているよりも実はかなりの頻度で起こる。
２．今年中東で戦争が起こる確率は五分五分。
３．プロのファンドマネージャーは積極的に危機に備えない。なぜなら、危機がいつ起こるかはわからず、それに備えて保険を買うにはコストが掛かる。実際に危機が起こらなければ、保険コストだけライバルに負けてしまう。実際に危機が起こったときは、ライバルも全て成績が悪くなるので自分だけ悪く見えない。
20世紀の戦争を研究して分かったのは、次の4つの要因。
１. Economic Volatility
2. Ethnic Disintegration
3. Empire Decline
4. Eastern Resurgence
実際のところ、学校は世界で始めてDubaiで分校をこの秋開校。中東に一番力を入れているところなので、議論が盛り上がった。
2007年07月02日
2007年07月01日
ギリシャ料理Lemonia
私にとって最後のIABミーティングが終わった。思えば3年間、年2回、合計6回ロンドンに来た。それまでは卒業後13年間で2回しか来なかったのに。来るたびによくなる景気に圧倒される。昨晩は慶応BSに交換留学できていたポーランド人のLukeと、昨晩から泊めてもらっている彼のフランス人同級生Christopheと一緒にPrimrose Hillのギリシャ料理店Lemoniaへ。
ロンドンでもNo.1のギリシャ料理店との評判の店。雨の降りしきる夜だったが、予約が夜9時からしか取れなかった。時間通り到着したが、入り口はラッシュアワー並みの混雑。15分まって奥の席に案内される。
ここには1年前も来たが、とても活気があって、料理もおいしい。3人で1130まで軽く飲んで食べて70ポンド。チップを足して、一人27ポンド(6500円)。ロンドンとしては納得価格だった。
