2006年11月
2006年11月28日
2006年11月27日
最近のファーストフード店
宿舎に閉じこもり相変わらず溜まる一方のメール整理等。
といっても最低限の運動をしないと頭も動かないので、一日で3回だけ外出した。
まず昼食。松屋赤坂店でビビン丼。続いて、3時のおやつ。マクドナルド赤坂店でコーヒーとアップルパイ。夕食はなか卯赤坂七丁目店で牡蠣フライ丼。
一人なのでファーストフードが多くなる。一人で入っても疎外感が無いのがファーストフード店のいいところ。
ところで、なか卯で面白い光景を目撃した。
日曜日のビジネス街の夕食時。なか卯はがら空き。私が入ったときは、テーブル席に陣取る3人グループと、カウンター席には一人しか居なかった。
店員は若い女性一人。名札を見ると「李」さん。中国人か韓国人(おそらく留学生)ということになる。
まもなく3人グループが席を立つ。李さんと中国語で話している!そう、中国人グループであった。
次いで、カウンターの一人が帰った後、入れ違いに一人入店。食券のシステムを知らないらしく、ウロウロしている。李さんが出てきて日本語で話しかける。
通じない!
おそらく、李さんの名札を見たのであろう、客が中国語で話しかける。李さん中国語で答える。とたんに、客元気になり、声高に中国語でどうしたら良いのか聞いている。李さんが「そこの機械で食券を買って」と説明している。
そう、今時の東京のファーストフード店は客も店員も中国人なのであった。
2006年11月26日
日産自動車 個人投資家説明会

依然東京。
予定がキャンセルとなり、一日中宿舎に居るのも不健康なので、丁度案内をもらっていた日産自動車の個人投資家説明会に午後出かけた。
職業柄?小型株が好きで、日産のような大型株に投資したことは殆ど無い。日産株も過去に保有したことも無ければ、保有を検討したことも無かった。
むしろ関心は、日産のような世界的企業のトップはどんな印象を与え、どんな話をするのか?ということ。また、私は対談相手のMONEX松本社長のファンで、毎日配信される社長コラムを楽しみにしていることもある。
さて、志賀社長の印象は、というと流石であった。大変丁寧な語り口ながら、伝えたいことをキチンと伝える。ベンチャー経営者に比べ、やはり、格段に洗練されている。これぞ上場企業の社長、という感じであった。
一番質問が出たのが「日産の環境対応」。日産はハイブリッドの品揃えが無く、その点から遅れている印象がある。
これについては、「ごく一部の車種にハイブリッドを搭載しても、商品全体としてCO2排出量を下げることにならない。長距離を走る国では、ハイブリッドよりディーゼルのほうが効果がある。日産はルノーとの提携で、いつでも全車種にクリーンディーゼルエンジンを搭載できる。また、ATより10%燃費の良いCVTをどのメーカーよりも多く搭載している。」とのことであった。
印象が良かったので、初めて日産の株価を見てみると・・・
既にかなり上がっていた。丁度、夏に200日移動平均線のところで切り返している。ちょっと残念なタイミングであった。
2006年11月24日
カンボジア内戦
昨日、一昨日と先日撮ってきたカンボジアの写真を友人に披露する機会があり、また旅行の話題。
カンボジアというと関心が高いのは、やはり世界遺産のシュムリアップ周辺の遺跡群と「アジアのホロコースト」とも言われるポルポト政権の大虐殺だろう。尤も、民族の異なるユダヤ人を迫害、組織的に殺害したホロコーストとは、同じ民族同士で行われたという点で違う。
また、内部密告させて疑心暗鬼に陥らせ、恐怖により統治する手法はスターリン政権下のソ連、毛沢東政権下の中国でも行われており、その被害者の数もカンボジアより多いと推定されている。中国は政権交代が起こっていないので、未だ実態がわかっていない。
何れにしろ、15年前まで内戦が戦われていたわけで、戦争の傷跡は関心のある人には随所に見えてくる。
写真はシュムリアップのガイド、オルさん。すばらしく日本語が上手かった。日本留学経験のある他のガイドより上手い。聞けば、NHKを毎日見たり聞いたりしているそうだ。なので、行ったことが無いのに、日本の時事問題にも詳しい。シュムリアップからプノンペンまでの長い道のり、通常の観光客が聞かないような私の突っ込んだ質問にも的確に答えてくれた。
男兄弟が3人おり、一番上の兄は、ポルポト政権下のある日、兵士が家に来て、徴兵されたそうだ。その後、シュムリアップは現政府軍によって解放され、次の兄は政府軍によって徴兵され、兄弟でその後も内戦を戦ったという。
まだ幼かったオルさんだけが徴兵されずに済んだという。
2006年11月21日
もんじゃ焼き

久しぶりに食べ物話題です。
今日は午後勝どきで某IT企業のセミナー出席。市ケ谷から有楽町線で月島に出て行ったんですが、月島を出てみたら、そこは「もんじゃ通り」でした。商店街の半分はもんじゃ焼きの店です。
まだお昼を食べてなかったので、早速食べてみることに。
実は、もんじゃ、20数年前、学生の頃に一度食べて「懲り」、以来一度も食べてなかったので、今日が二度目です。
殆どどんなものかも忘れていたんですが、一言で言うと「ものすごく薄いお好み焼き」。関西文化圏に近い四国の私から言うと「小麦粉をケチった出来損ないのお好み焼き」。(東京下町の皆様、ゴメンナサイ)
量が少なくて、1300円。(T_T) もともと庶民のおやつだったと思うんですが、デフレ社会では立派過ぎる値段ですね。
一人前では全然足りませんでした。お昼ごはん代わりに食べるものではない、と悟った次第です。
2006年11月20日
白井総長と立ち話

ビジネス・スクールの同窓会活動は熱心にやっている私だが、大学の同窓会活動はほとんどやってこなかった。何しろ、卒業生の数が多いですからね。
昨晩は、白井総長が香川に初めてやってくる、というのでオークラホテル丸亀で行われた校友会に久しぶりで出席。同時にエクステンション講演会も行われ、北朝鮮問題でテレビもおなじみの重村智計(しげむらとしみつ)教授の講演も聴けた。お二人ともすごく話がうまいです。
総長とはその後の懇親会で、MBAプログラム運営について意見交換しました。LBSは日本では長らく国内実績No.1のKBSと交換留学を行っています。一ツ橋MBAが出来てからはそちらとも。
早稲田でもビジネス・スクールの再編をこの度行い、アジア地域で存在感のあるMBAを目指すということで、期待できそうです。
最後は校歌を本当に久しぶりで、肩を組んで歌い、終了しました。
都の西北
2006年11月19日
日帰り四国半周
昨日は朝7時に自宅出発。高速バスで高知へ。
2時間で高知到着。早い!高速道路が出来てから高知が近くなった。その分、「別世界へ来た」という感慨は減る。市内ではアンパンマン電車が走っている。(写真)
1030-1230 高知大学理学部でベンチャー論講義。初めての学部生への講義。糠に釘。反応が無いのに困る。事前に、「こんな感じ」という情報があれば、内容を変えるなどして手も打てたのだが。後の祭り。
愛媛大学地域共同研究センターで客員助教授をされていた坂本世津夫先生が高知大学に移られている。朝倉キャンパス真ん前の韓国料理店で昼食。
1320のJRで中村へ。さらに「くろしお鉄道」に乗り換え、愛媛との県境に近い宿毛へ。そこから車で20分、県境を越え、愛南町にある投資先へ。
午後四時着。挨拶もソコソコにそのまま取締役会に参加。
今日は出来れば高松に戻りたい。そのためには松山インター2043発の最終バスに乗る必要がある。会議は途中であったが、自分の意見と、常勤役員に検討、決定して欲しい事項を伝え、非常勤取締役と共に6時松山に向け出発。
25分前に松山インター着。10分遅れで着いたバスに乗ったのは9時前。11時前に高松に到着した。
今日一日で560km移動。四国を半周したことになる。10年前、高速道路が無かったときには考えられなかった。なんとも忙しい世の中だ。
2006年11月17日
ミシェル・ドラクロア

ミシェル・ドラクロアをご存知だろうか?フランスの古きよき時代を情感豊かに描きあげ、国際的な数々のグランプリを受賞。フランスの文化省に作品を買い上げられ、最高位のナイトの称号を与えられているフランス人画家。
今回のカンボジアの旅で彼のアトリエ兼別荘で昼食をご馳走になった。シュムリアップ市内だが、他のカンボジアの道路同様、きれいとはいえない道路から奥にズーッと入っていくと、そこは別世界。とてもオシャレな、そのままプチホテルに出来そうなアトリエであった。
というのは、彼の奥さんがカンボジア人。奥さんの出身地であるシュムリアップを大変気に入り、家を購入。年に2回、合わせて2ヶ月くらいカンボジアで過ごすそうだ。
奥さんによれば、ドラクロアは遅咲きの画家で、40歳くらいまでパリの美術学校や高校で美術教師をしていたそうである。
残念ながら本人は数日前にパリに帰ってしまった、とのことで奥様にアトリエ内部を案内していただいた。
日本にも年に一回、仕事で来るそうなので日本で会って見たいものだ。
2006年11月16日
2006年11月14日
いじめ問題

今朝の読売新聞にいじめ問題の特集があった。その中で大阪樟蔭女子大学森田洋司学長の記事が目を引いた。
「いじめは世界共通の問題だ。イギリス、オランダ、ノルウェー、日本の4か国で、小、中学校のいじめの共同調査をした。いじめの発生率はイギリスがトップで、日本は低い。だが、日本はいじめの期間が長く頻度も高い。ヨーロッパでは、中学生になると仲裁者層が増え、傍観者層が減る。だから、いじめの進行を食い止められる。日本だけが、中学生になると仲裁者層が減り、傍観者層が増加している。」
「社会全体に、自分さえ安全であればよいとする考え、保身意識が強い。そこに、傍観者が生まれる背景がある。欧米では、市民意識を持ち、社会を担う一員であることを重視する。日本社会はまだまだ未成熟といわざるを得ない。」
興味深かったのでネットで検索してみると、他の記事でこのように解説している。
「いじめの場面において学級集団は「加害者」「被害者」「観衆」「傍観者」という四層構造をなす。いうまでもなく「加害者」はいじめっ子であり、「被害者」はいじめられっ子である。「観衆」とはいじめをはやしたておもしろがって見ている子であり、「傍観者」とは見て見ぬふりをしている子である。いじめの過程で重要な役割を果たすのは、じつは「観衆」と「傍観者」の反作用(反応)である。かれらが否定的な反応を示せば「加害者」はクラスから浮き上がり結果的にいじめへの抑止力になるが、逆に「観衆」がおもしろがったり「傍観者」が黙認するといじめは助長される。ほかに「仲裁者」という役割も存在するが、いじめの場面では極端に減少し、クラスは「四層化」されている場合が多い。」 (森田洋司「いじめの四層構造論」『現代のエスプリ』二二八号「いじめ・家庭と学校のはざまで」)
納得のいく理論だが、これは「社会の未成熟」から来るのか?
これを読んでベストセラー『国家の品格』(藤原正彦)を思い出したが、あの本で著者が言っていたのは、「卑怯という教え・考えがなくなった」ということ。
未成熟は未成熟だけど、退化した、ということのようです。
2006年11月13日
2006年11月12日
女性省
カンボジアには他では聞いたことの無い役所がある。それが「女性省」。
その名のとおり、女性問題を専門に扱うところで、当然、担当大臣も女性。フランスの大学で医学部を出た才女であった。(ちなみに、カンボジアの閣僚は26人おり、そのうち2人が女性)
カンボジア最後の夜、この大臣を我々が夕食に招待した。大臣にはカンボジア人の日本語通訳が付いて来たのだが、どうやら慣れていない通訳であるらしく、話が込み入ってくるとさっぱり通じてない。
急遽、私にお鉢が回り、大臣には英語で話してもらい通訳することになる。大臣の話では、こういうことであった。
・カンボジアは30年にも及ぶ内戦で男性の数が減ってしまい、現在女性比率が52%。(通常とは逆) しかも伝統的に教育レベルが低い。国も復興のためには女性にも社会活動に参加してもらう必要があり、1993年女性省が設立された。
・国の最大の問題は貧困である。
・世界的競争時代であり、周辺国との競争も激しい。
女性省の5大目標
1.女性の教育(成人教育含む)
15-49歳女性の文盲率は70%にも上り、男性の30%に対して異常に高い。
2.健康
カンボジアは出産時の母親の死亡率が高い。
3.経済
女性に職業訓練を施し、職を持てるようにする。
4.法律的保護
DVがかなりあるらしい。DV防止法は昨年成立。
5.社会参加
家庭や社会での決定プロセスに女性も参加すること。女性の自立、自信。
2006年11月11日
カンボジア交通事情

インドはスズキなどリッターカークラスの小型車が多いが、カンボジアはインドの半分の$300しか平均年収がないはずなのに大型車が多い。
最も見かけたのはトヨタ・カムリ。行きかう乗用車の8割はカムリではないかと思われるほど。
右ハンドル、左ハンドル様々。(欧米中と同じく右側通行) 右ハンドルのカムリは「神奈川トヨタ」とかシールが張ってあったりする。日本から輸入された中古車が多いようだ。
一方左ハンドルの新車は中国の広州トヨタ製らしい。(写真)
次によく見かけるのがLand Cruiser。自動車は輸入関税も高いので、ランドクルーザーの新車ともなれば1000万円するのに一体どうなっているのか。
現地の人に聞いてみたところ、
1.日本政府がカンボジア政府に寄付している
2.日本から支援に行っているNGO関係者が持ち込む
3.トヨタが有力者に寄付している
ということらしい。確かに、シュムリアップの州知事も革張りのランクルだった。3は未確認ですが。
これらのでかい車が我が物顔で歩道に駐車しまくっているので、散歩は不可能。歩道にしっかり駐車用の線まで引いてあるので政府公認らしい。
兎に角、カンボジアではトヨタ圧勝でした。
2006年11月09日
フンセン首相との会談

会談ではフンセン首相はカンボジアの政治的安定と将来性を強調。「いまだ厳戒令が解けないタイ」などの例を出し、近隣諸国を意識した発言が印象に残りました。
1979年ポルポト政権をプノンペンから追い出したときの首都の人口は70人!それが現在では150万人になっています。25年に及ぶフンセン首相の政治手腕は批判もあるものの特筆されるべきでしょう。
カンボジア経済成長率
2004 10%
2005 13.4%
2006予想 10%+
中印の大国の陰に隠れていますが、高い成長率を維持しています。
日本は毎年100億円以上を支援するダントツの支援国です。日本は政府もNGOも支援を競っているようで、その点が心配になりました。