2005年12月
2005年12月31日
智将A藤さんとF市さん 来社
恐るべきさぬきうどん―麺地創造の巻
昨晩から風邪気味。休みに入ると必ずといっていいほど体調を崩す。病は気から、を実感。
LBS同窓生のF市さんが来社することになっていたので出社。F市さんは高松の出身で帰省したついでに寄ってくれた。 ひとしきり話をした後、いつもの「うどん市場」を目指す。
ガァーン、休み！
年中無休のはずだが、流石に、年末年始は休みのようである。 というわけで、今日は、そこから徒歩1分の「さぬき麺業」へ。ここもいいのだけど、私はうどん市場のうどんの方が好き。
A藤さんから電話が入る。F市さんに是非紹介したいと思い先ほど電話入れておいたのであった。後で来てくれることになる。
A藤さんは、あのうどんの名著「恐るべきさぬきうどん」に智将として紹介されている麺通団メンバー。普段松山に単身赴任しているのだが、家は高松。
ちょっと紹介しておくつもりが、そこから4時間!!A藤さんの独壇場であった。それも、F市さんの悩みを整理する素晴らしいコンサルティング！
2年後は3人でかなり面白いことがやれそうです。年末を飾るにふさわしい日となりました。 休みがちな本blogを飽きずに読んで頂いた皆様（宣伝も、リンクもしてないので、友人が殆どですが･･･笑）、よいお年をお迎え下さい。
2005年12月28日
牛乳を飲むと骨粗しょう症になる?!
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-「アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授、ベス・イスラエル病院内視鏡センター所長。1960年、順天堂大学医学部卒業。世界で初めて大腸内視鏡によるポリープ切除術や内視鏡挿入法を考案・開発。レーガン元米国大統領の医療スタッフも務めた。日米で30万人以上の胃・大腸内視鏡検査と、8万例以上のポリペクトミー(胃腸内視鏡によるポリープ切除術)を行っており、この分野での世界の第一人者。」であるらしい。
書かれていることには、一般的な健康の知識をひっくり返すものが多く含まれる。
例えば、
・牛乳を飲むと骨粗しょう症になる
・牛乳を飲ませると子牛すら死んでしまう
・ヨーグルトは体に悪い
など。
他にも、聞いたことのある、
・マーガリンは危険
・お茶は胃に悪い（空腹で飲んではいけない）
などの知識が「何故そうなのか」のメカニズムと共に明らかにされている。
結局、「伝統的日本食を腹八分目によく噛んで食べる」という結論は常識的なのだけど、いかに今の食生活がそこから離れているかを振り返ることになる。
少なくとも、税金で学校で牛乳を出してちゃいけないですね。
2005年12月27日
またまた東京出張
先週行ったばかりなので、ためらっていたんですが、もう一件アポが入ったため、急遽出張を決断しまし、昨日の朝慌ただしく出かけました。この時期、飛行機は高いので新幹線で行くことに。新幹線で東京に行くのは本当に久しぶり。今年は初めてですね。
他は天気がいいのに、やはり、岐阜県羽島市や滋賀県米原周辺は雪。
以前から、何故この場所だけ雪が降るのか不思議だったんですが、今日地図を見ていて気づきました。
丁度この辺りは日本列島が最もくびれている、いわば、日本列島のウエストに当たる部分。シベリアから来る寒気団は日本海で水蒸気を含み、それを日本海側で雪として降らせ、その後は「上州の空っ風」といわれるように太平洋側で乾燥した北風となるわけですが、滋賀・岐阜の辺りはくびれているので太平洋側まで雪を降らせるわけですね。
雪の岐阜を越え、名古屋を過ぎてしばらく行くと、富士山がくっきり。今年の富士山は積雪はまだのようです。
2005年12月25日
カンボジアの子 その３
23日、サンポートでシンポジウム。訪問した県内の高校から学生が招かれ、交流のなかでの気づき、感想などを話し合う。
日本語→英語→クメール語と訳され（逆は、なぜか、クメール語→日本語）るので、時間が掛かってしょうがない。一部の日本の生徒のふざけた発言も興ざめ。
そんな中、「好きなだけ学べる幸せな立場を実感した」という生徒もいた。
なにしろ、今回来た４人の学生は、プノンペンのスラム出身でカンボジアでも厳しい環境で生きている。朝早く起きて薪を炊き朝食の支度。物売りをして家計を助けている子もいる。高校に進学しても、貧しくて、半分くらいの生徒は退学してしまうらしい。
アジアで最も富んだ国として行えることはまだあるだろう。それは国内にも良い影響を及ぼすと思う。
支援の仕方には色々問題があるようだ。日本は世界最大級の国際支援国なのに余り感謝されているように見えない。歴史的経緯があるとはいえ、過去、大規模支援をした中国や韓国から「嫌日」されている始末だ。
カンボジア支援では日本が突出しているらしい。「お金が必要なことは間違いないが、上手くやらないと、支援に頼りいつまでたっても自立できなくなってしまう」ということで、今回の企画をしたNPOセカンドハンドも悩みがあるようだ。
ということで、今回の滞在でも日中はずっとセカンドハンドの手伝いをさせていた。「カンボジアの人からすると、支援をしてくれる日本は『黄金の国』に見える。放っておくと、お金を貰うことが当たり前になってしまうので、セカンドハンドの支援も、ボランティアが一生懸命汗を流した結果出来ている事を実感させる」のが招待の最大の目的だそうである。
来春、高松にカンボジアの大臣が来るそうで、ひょっとすると私が講演の通訳をやることになるかもしれない。
日本語→英語→クメール語と訳され（逆は、なぜか、クメール語→日本語）るので、時間が掛かってしょうがない。一部の日本の生徒のふざけた発言も興ざめ。
そんな中、「好きなだけ学べる幸せな立場を実感した」という生徒もいた。
なにしろ、今回来た４人の学生は、プノンペンのスラム出身でカンボジアでも厳しい環境で生きている。朝早く起きて薪を炊き朝食の支度。物売りをして家計を助けている子もいる。高校に進学しても、貧しくて、半分くらいの生徒は退学してしまうらしい。
アジアで最も富んだ国として行えることはまだあるだろう。それは国内にも良い影響を及ぼすと思う。
支援の仕方には色々問題があるようだ。日本は世界最大級の国際支援国なのに余り感謝されているように見えない。歴史的経緯があるとはいえ、過去、大規模支援をした中国や韓国から「嫌日」されている始末だ。
カンボジア支援では日本が突出しているらしい。「お金が必要なことは間違いないが、上手くやらないと、支援に頼りいつまでたっても自立できなくなってしまう」ということで、今回の企画をしたNPOセカンドハンドも悩みがあるようだ。
ということで、今回の滞在でも日中はずっとセカンドハンドの手伝いをさせていた。「カンボジアの人からすると、支援をしてくれる日本は『黄金の国』に見える。放っておくと、お金を貰うことが当たり前になってしまうので、セカンドハンドの支援も、ボランティアが一生懸命汗を流した結果出来ている事を実感させる」のが招待の最大の目的だそうである。
来春、高松にカンボジアの大臣が来るそうで、ひょっとすると私が講演の通訳をやることになるかもしれない。
2005年12月23日
APA
APAホテル社長 元谷芙美子の幸せ開運術!―全国20,000室ホテル展開を目指す 続・私が社長です。二泊三日の出張を終え、昨晩戻ってきた。
昨日は午前中東京から大阪に移動、さらに、夕方高松に移動したが、雪でダイヤが乱れ大変。火曜日朝6:30に家を出てから、昨晩高松に戻ってその足で忘年会に参加して家に戻るまでまるまる三日。
さて、今回初めてAPAホテルに泊まってみた。赤坂見附に出来たAPA VILLAと呼ばれるビジネスホテルである。通常のAPAホテルはビジネスホテルなのに、大浴場があるのが特徴らしいが、ここにはない。
部屋には、例の「私が社長です」で有名なAPAホテル元谷芙美子社長の最新作が置かれていた。今回もド派手な表紙。
それによれば、「私が社長です」広告キャンペーンを行ったときは、「公共の福祉に反する」（公序良俗？）との批判まで寄せられたという。それさえ逆手に取り、ホテル利用券を送ってお客にする根性。ド派手にしているのは宣伝効果を考えての計算だということがわかる。
信用金庫の職員同士で結婚し、ゼロから始めた不動産事業。あくまで前向きで努力を惜しまない態度、夫婦仲の良さなど短い時間で楽しめた。
本の分1000円引いても良いけど（持ち帰れるわけではない）、それでも隣駅の溜池山王の東横インは6800円だから、これで9500円は高いか。室内は全く普通のビジネスホテルなので。
2005年12月19日
Kodak Shop
昨日帰ったらカンボジアの二人がいない。体調が思わしくない、ということで、他のカンボジア人が共同生活している寮のようなところに戻ったらしい。
プノンペンのスラムで暮らして、海外旅行どころか、国内旅行もしたことない16歳にとって、言葉が通じない、寒い日本の家は厳しかったのだろう。
私が帰る前に食事をする際、「家長が帰るのを待たなくて良いのか？」と心配していたらしい。果たしてカンボジアでは父の威光がまだあるのか。
さて、26歳になる先生の方は来年結婚するそうで、相手はお母さんと一緒にプノンペンでKodakの店をやっているそうだ。家人が、どう思うか？と聞かれたらしい。
Kodakと言えば、デジタル化に遅れ、かなり業績が悪化しているように聞いている。カンボジア始め発展途上国ではどうだろう？先進国では化石となりつつあるフィルムカメラがこれから普及するのか？それとも、いきなりデジタルになるのか。
後者のような気がするが、PC環境が普及するまで時間がかかるかもしれないので、デジカメで撮って、それを街のKodakを含むプリントショップで印刷する、という形態なのかもしれない。
「来年３月の結婚式に来て」と誘われたので、いって確かめてみるのも良いかもしれない。300人くらいくるそうだ。
2005年12月18日
�衂霏¬�
「儲かる仕組み」をつくりなさい----落ちこぼれ企業が「勝ち残る」ために昨日は『「儲かる仕組み」をつくりなさい』で有名な、株式会社武蔵野の小山昇社長の講演ビデオを地元の税理士事務所の勉強会で見てきた。元々ダスキンの東京での第一号加盟店。ITを取り入れた経営改革が有名。
シツコイ人なんだろうな、と感じた。やっていることは「どこかで聞いたことある」が、面倒でやらなかったり、なかなか徹底が難しいもの。そこにITが無理なく結びついている。
本人曰く、
「私は小学校から大学まで全部カンニングでしたから」
他人から貪欲に学び、良いものをドンドン取り入れる。上手く行かなければ修正。さらに修正。それを20年に渡って続けている。カイゼン運動に似ている。
経営者の考えを理解しない、実行しない従業員を、「それがまとも」と言う。従業員が考えざるを得ない、実行せずにはいられない「仕組み」を作るのである。
この会社、有料の会社見学会から、社長講演ビデオ、社員研修まで行っている。ちょっとしたコンサルティング会社なみ。本業と、コンサルとどちらが儲かっているのか見てみたい（笑）。
2005年12月17日
我が家での初日、2005年12月16日
カンボジアからの高校生
今日から一週間、カンボジアからきた高校生とその付添の女性がうちでホームステイします。二人はプノンペンのスラムに住んでいて、高松にあるNPOセカンドハンドが日本に招待したのです。
付添の女性はセカンドハンドに現地で選ばれ、セカンドハンドが支援しているスラムの人が寄りよい職に就けるための職業訓練校で教えています。英語がかなり出来るので英語で会話して、それを日本語も英語も分からない高校生にカンボジア語で伝えています。
今日昼に関空に到着し、バスで高松に到着したばかりなので、食事も早々に寝てしまいました。このところ高松もひときわ寒いのでよく寝れると良いんですが。
二人とも飛行機に乗ったのは初めてだそうです。大学生の時、初めて成田から飛行機に乗ってオーストラリアに行ったときのことを思い出しました。
今までのホームステイは自由時間がかなりあって、あちこち家族と一緒に連れていったものですが、今回はセカンドハンドで日中はお手伝いすると言うことで、話ができるのは夜だけになりそうです。
2005年12月15日
使い捨てカイロ健康法
知って得する使い捨てカイロ健康法
今日生まれて初めて使い捨てカイロを下着に貼ってみた。尾てい骨の辺り。家人が「このあたりに張ると体中が温まっていい」というのである。
以前、生島ヒロシ（健康オタクとして有名）の講演でも、使い捨てカイロ健康法というのを言っていたので、いつか試してみよう、とは思っていた。
そこに、この寒さ!
高松では、高校生のとき以来という自転車通勤をやっているので、寒さがひとしきりなのである。今までジジくさ、と思い避けていた長袖下着も上下揃えた。
確かに暖かい。
困ったのは事務所内の温度。私はフル装備なので暖かいから室温を下げようとする。うちの女性社員は冷え性らしいが、若いので格好を気にして？薄着。なので、室温を上げようとする。チャネル争いならぬ、室温争いとなった。
誰でも赤ん坊のときは体温が高く、年をとるにつれ代謝が衰え、体温が下がっていく。ついには死人となり、体温が無くなる。体温が高いというのは健康のバロメーターのようだ。
驚くのは今の小学生の体温が低いこと。私の子供の頃は平熱は36.5度位だったと思うが、今平熱が36度ある子は少ないらしい。うちの子供たちも35度台だ。加工食品が増え、本当に栄養のあるものが少なくなったのと、運動しなくなったせいらしい。
今日生まれて初めて使い捨てカイロを下着に貼ってみた。尾てい骨の辺り。家人が「このあたりに張ると体中が温まっていい」というのである。
以前、生島ヒロシ（健康オタクとして有名）の講演でも、使い捨てカイロ健康法というのを言っていたので、いつか試してみよう、とは思っていた。
そこに、この寒さ!
高松では、高校生のとき以来という自転車通勤をやっているので、寒さがひとしきりなのである。今までジジくさ、と思い避けていた長袖下着も上下揃えた。
確かに暖かい。
困ったのは事務所内の温度。私はフル装備なので暖かいから室温を下げようとする。うちの女性社員は冷え性らしいが、若いので格好を気にして？薄着。なので、室温を上げようとする。チャネル争いならぬ、室温争いとなった。
誰でも赤ん坊のときは体温が高く、年をとるにつれ代謝が衰え、体温が下がっていく。ついには死人となり、体温が無くなる。体温が高いというのは健康のバロメーターのようだ。
驚くのは今の小学生の体温が低いこと。私の子供の頃は平熱は36.5度位だったと思うが、今平熱が36度ある子は少ないらしい。うちの子供たちも35度台だ。加工食品が増え、本当に栄養のあるものが少なくなったのと、運動しなくなったせいらしい。
2005年12月14日
自転車を持っていかれる
今日は岡山出張。岡山から高松駅まで戻り、自転車を止めておいた近くのコンビニ（スミマセン）まで行ったら・・・自転車が消えている！いつもは会社まで自転車で行き、そこに自転車を止めて歩いていくのだが、今朝は歩いていくにはビミョーな時間であった。そこで駅近くのコンビニに止めてしまったのである。
コンビニの周りをウロウロと探す。
無い。
現場に戻る。ふと下を見ると、歩道に張り紙が!
「自転車を移動しました。高松市」
コンビニに止めている自転車まで持っていくとは思わなかったが、遠慮して、コンビに前ではなく、コンビに横の歩道に止めておいたのが不味かったようだ。
徒歩10分ほどの保管センターへ。
「今日ですか?｣
愛想のいい職員が出迎えてくれる。
最後に空気圧まで点検してくれ、空気まで入れてくれた。1500円と高い空気代にはなったが。
皆さん、高松駅周辺での駐輪は要注意。駅地下の有料駐輪場(多分100円)にとめましょう。
2005年12月13日
寒い！
２４年ぶりで過ごす香川の冬。
寒い！
「四国」というと、暖かいイメージで、東京の友人からも「暖かいんでしょう」などといわれるが実際は東京より（多分）寒いです。
というより、東京が異常。いわゆるヒートアイランド現象（都市気候）ですね。「都市ではエネルギーがたくさん消費されている。コンクリートなどの建造物・舗装道路で覆われているため、水分の蒸発による温度の低下も少ない。また、コンクリートそのものが夜に熱を放出する。」（山賀進）というやつです。
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-osen-7.htm
朝寒いとなかなか起きれない。夏に比べて睡眠時間が１時間ほど延びています。ハイ。
その影響が徐々にblog更新頻度へ・・・。privateメールの処理が追いつかず、未読メールが６０件・・・。
良いのは毎朝家の窓から日の出が見れること。東京ではビルの陰だったので。
寒い！
「四国」というと、暖かいイメージで、東京の友人からも「暖かいんでしょう」などといわれるが実際は東京より（多分）寒いです。
というより、東京が異常。いわゆるヒートアイランド現象（都市気候）ですね。「都市ではエネルギーがたくさん消費されている。コンクリートなどの建造物・舗装道路で覆われているため、水分の蒸発による温度の低下も少ない。また、コンクリートそのものが夜に熱を放出する。」（山賀進）というやつです。
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-osen-7.htm
朝寒いとなかなか起きれない。夏に比べて睡眠時間が１時間ほど延びています。ハイ。
その影響が徐々にblog更新頻度へ・・・。privateメールの処理が追いつかず、未読メールが６０件・・・。
良いのは毎朝家の窓から日の出が見れること。東京ではビルの陰だったので。
2005年12月09日
2005年12月06日
女児殺害事件考
女児殺害事件が続いたので、世の中その話題で持ちきり。様々な対策が議論されている。即効性のある対策の必要性を認めつつも（うちにも居ますから)、一歩下がって背景を考えてみたい。
今年だけでも、奈良、広島、栃木と続いたわけだけど（その前には、長崎の男児殺害もありましたね)共通するのは地方ということ。
これは一般的な「都会＝犯罪が多い」「地方＝安全」という認識とずれている。
これは単に、都会の子は日頃から注意している(仮説� 法△箸いΔ海箸覆里�もしれないが、それ以外に、地方の方が人通りが少ないから犯行が行われやすい(仮説�◆法△箸いΔ海箸發△蠅修Δ澄�
もう一つ上げたいのが、人の問題。今年、23年ぶりに郷里に戻って感じたのだけど、地方の方が目的を失った人間が多い(仮説��）気がする。何らかの目的を持つと、大抵、「東京で勝負しよう」と成るので、東京の方が目的意識を持って頑張っている人が多いと思う。目的を持ってがんばっている人はあんな犯罪を起こさない。
さらに、「地方＝安全」の根底にあったのは地域社会が機能しているという前提だ。都会であれば、隣の人がなにをしているか知らないことが当たり前で、互いに干渉しないことがルールとなっている。
ところが、これも、実際に住んでみて感じたが、地方でも地域社会は崩壊している(仮説�ぁ法Ｃ亙�都市はミニ東京のようだし、それ以外の地域は過疎化が進み、家にいるのは移動もままならない老人ばかり。子供の数が減ったので、集団登下校も機能しなくなってきている。
大きく言えば、原因は、生活が豊かになったことと地域社会の崩壊だと思う。それは戦後日本が追い求めてきたことが達成されたことによる負の面。生活が豊かになれば、更なる刺激を求め、面倒くさいことには関わらず、権利だけは求め責任は果たさない。
一連の議論の中で違和感があるのは、「日本は対策が遅れている」という論調。欧米ではこんなに進んでいる、とかね。スクールバスの件もそう。
でも、これって、｢進んでいる」といえるのか?今回のようなおぞましい事件がヨーロッパでは100年前から、アメリカでは50年前から多発するようになった結果に過ぎないわけだから。
ただ、今後、日本が最悪になる可能性がある。ヨーロッパでは地域社会がまだしっかりしているし、アメリカでは宗教的縛りが強い。日本は、そのどちらも｢面倒くさいもの」として捨てていった。
何の縛りも無くなった超高度文明社会日本が今後どうなるか?世界の社会学者の注目の的です。
今年だけでも、奈良、広島、栃木と続いたわけだけど（その前には、長崎の男児殺害もありましたね)共通するのは地方ということ。
これは一般的な「都会＝犯罪が多い」「地方＝安全」という認識とずれている。
これは単に、都会の子は日頃から注意している(仮説� 法△箸いΔ海箸覆里�もしれないが、それ以外に、地方の方が人通りが少ないから犯行が行われやすい(仮説�◆法△箸いΔ海箸發△蠅修Δ澄�
もう一つ上げたいのが、人の問題。今年、23年ぶりに郷里に戻って感じたのだけど、地方の方が目的を失った人間が多い(仮説��）気がする。何らかの目的を持つと、大抵、「東京で勝負しよう」と成るので、東京の方が目的意識を持って頑張っている人が多いと思う。目的を持ってがんばっている人はあんな犯罪を起こさない。
さらに、「地方＝安全」の根底にあったのは地域社会が機能しているという前提だ。都会であれば、隣の人がなにをしているか知らないことが当たり前で、互いに干渉しないことがルールとなっている。
ところが、これも、実際に住んでみて感じたが、地方でも地域社会は崩壊している(仮説�ぁ法Ｃ亙�都市はミニ東京のようだし、それ以外の地域は過疎化が進み、家にいるのは移動もままならない老人ばかり。子供の数が減ったので、集団登下校も機能しなくなってきている。
大きく言えば、原因は、生活が豊かになったことと地域社会の崩壊だと思う。それは戦後日本が追い求めてきたことが達成されたことによる負の面。生活が豊かになれば、更なる刺激を求め、面倒くさいことには関わらず、権利だけは求め責任は果たさない。
一連の議論の中で違和感があるのは、「日本は対策が遅れている」という論調。欧米ではこんなに進んでいる、とかね。スクールバスの件もそう。
でも、これって、｢進んでいる」といえるのか?今回のようなおぞましい事件がヨーロッパでは100年前から、アメリカでは50年前から多発するようになった結果に過ぎないわけだから。
ただ、今後、日本が最悪になる可能性がある。ヨーロッパでは地域社会がまだしっかりしているし、アメリカでは宗教的縛りが強い。日本は、そのどちらも｢面倒くさいもの」として捨てていった。
何の縛りも無くなった超高度文明社会日本が今後どうなるか?世界の社会学者の注目の的です。
2005年12月05日
2005年12月03日
同時に別々に
こまった人一昨日（あー、さっさと書くんだった）仕事の合間に香川女医会が主催した養老孟司の講演を聞きに行く。養老孟司も高松にまで来るんだ、と思ったが、もう何度も来ているんだそうだ。
人生を達観したようなところがあり（学生の時からずっと死体を相手に仕事してきたから当たり前か？？）、分かったような分からないような話が多かったが、感心したのは次の話。
ある時、剣術の達人が、「木刀を作りたいから木を切らせてくれ」と自宅に来たらしい。お礼にと連れてきた弟子と庭で立ち会いをやってくれた。
達人と弟子が竹刀を互いに斜めに下ろす。バチッと竹刀がなる。二度目竹刀があったときは弟子の竹刀は払われていた。それ程、高齢の達人の方の竹刀の力が強かったらしい。達人が聞く。
「なぜだか分かりますか？」
「斜めに下ろすからと言って、最初から斜めに下ろしてはいけません。竹刀の動きの基本は縦と横です。縦と横、同時に別々に下ろすんです。」
だから、剣道では縦の振りと横の振りをまずは別々に徹底的に練習するんだという。それを聞いて養老先生、「私と同じですね。」と言ったという。
病気という「生」と「死」の中間のことを学ぼうと思ったら、「生」と「死」を極めることが大切だと。最初から病気を直すテクニックだけ学ぼうとしては大事なところを間違えると。
何か大切な気がします。
