2005年10月
2005年10月30日
2005年10月28日
越すに越されぬ103高地
昨日は始発で東京へ、今日は最終便で戻り。朝食から始まり、五つのミーティング。バテました。
さて、昨晩の植草さんの講演。景気論が中心だった中で印象に残ったのが「越すに越されぬ103高地」。
鉱工業生産指数がバブル崩壊以降、いいところまではいくんだけど、植草さんによれば「政策の間違い」で、どうしても103を越せなかったことを言っている。
1997年は橋本政権での大増税で。2001年は森政権での緊縮財政で景気が冷え込んでいる。
果たして今度は?
植草さんの懸念は、大勝に酔った小泉政権が、大増税か緊縮財政、あるいはその両方をやることだという。
さて、気になる株価については、2006年中にかけて16000-19000円を予想していた。強気なのである。
さて、昨晩の植草さんの講演。景気論が中心だった中で印象に残ったのが「越すに越されぬ103高地」。
鉱工業生産指数がバブル崩壊以降、いいところまではいくんだけど、植草さんによれば「政策の間違い」で、どうしても103を越せなかったことを言っている。
1997年は橋本政権での大増税で。2001年は森政権での緊縮財政で景気が冷え込んでいる。
果たして今度は?
植草さんの懸念は、大勝に酔った小泉政権が、大増税か緊縮財政、あるいはその両方をやることだという。
さて、気になる株価については、2006年中にかけて16000-19000円を予想していた。強気なのである。
2005年10月27日
2005年10月26日
資金繰り病

こいつに取り付かれると大変だ。毎月毎月1週間からひどいと半月、仕事が手につかなくなる。考えているのは、どうやって社員の給与、取引先への支払い、借金の返済をしていくか、ということ。その場をどうやって切り抜けるにしか頭がいってない。
これを「売上を伸ばす」「コスト構造を改革する」という前向きな取り組みで改善できればいいが、短期的な辻褄を合わせになっているとすれば、この病に取り付かれた証拠。これでは事態は悪化するばかりだ。正常に判断する余裕がないので、悪質な金融屋、詐欺などに引っかかりやすいのもこういう時。
収益を上げるチャンスが年間にセミナー4回+αしかないのがうちのビジネスの特徴。従って、セミナーで他の月の固定費分もしっかりと稼いで置かないといけない。
春の教室ではこれに失敗。夏以降、毎月減っていく預金通帳残高を憂鬱な気持ちで眺めていた。日頃ベンチャー企業を指導する立場にある私が最初に自ら手がけた商売で敢え無く失敗、というのは避けたい。(勿論、大損するし)
キャッシュフローは極めて単純。今回のセミナーでしくじったら、来月はじめ資金がショートすることは分かっていた。もっとも、まだ小さい会社なので、個人から会社に融資すれば乗り越えられる、という手段は不本意ながら残されていた。
今日はセミナー3日目。3日中2日、取扱高が全国平均を上回った!
ホッ。
2005年10月24日
2005年10月23日
2005年10月20日
クリティカルチェーン
「ザ・ゴール」で有名になったイスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラットの第四弾。今度はTOCのプロジェクトマネージメントへの応用である。(そういえば、大前研一も元(原子)物理学者。やはり、突き詰めるタイプの人のほうが新理論の発見に向いているようだ。)
「なぜ、プロジェクトは予定通りに進まないのか?」
この副題に興味をそそられないビジネスマンはいないだろう。ルーティーンの仕事は徐々に外部委託されたり、パートの仕事となっている。残された正社員の仕事に占めるプロジェクトの割合は確実に増えている。
本書では、
・所要時間が大幅に伸びてしまう「掛け持ち作業」
・必要以上に見積もられる「セーフティ」
・時間があっても、ギリギリまで何もしない「学生症候群」
を上げている。
その解決法は…
舞台はアメリカのビジネススクールで、主人公はビジネススクールの教授という変わった設定。アメリカ人にとっては馴染みでも、日本人にとっては分かりにくいかもしれない。
話の展開も、今までのシリーズ同様小説仕立てなので、よく言えば面白いが、悪く言うとTOCを学ぶにはまどろっこしい。ホントどうでもいい場面も出てくる。昔読んだアーサー・ヘイリー(アメリカの経済小説家)の本を思い出した。
2005年10月19日
Tel Conference

それが、今年、母校の同窓会理事になってから、定期的に行っている。
昨晩も隔月で行われる定例の電話会議。ロンドン、NY、スウェーデン、スイス、アルゼンチン、ナイジェリア、それに高松(私)からTask Forceメンバーが参加。
世界中いろんな時間なので、時間を合わせるのが大変。結局、GMT(ロンドン)正午、日本時間午後9時から開始。1時間ほどで終わった。
もちろん、事前に何度かメールでテーマについてはやり取りしている。その議論のメモを、リーダーがまとめて全員が論点を整理したうえで参加。
簡単に顔をあわせられるメンバーではないので、キチンと準備がされているのはいいこと。仕事でもこうありたい。
2005年10月18日
2005年10月16日
実戦!問題解決法

昨日はクラスがあるので通常通り一日、今日は明日の出張に備えて半日だけ出社。
帰宅してから、次の本を読む。若いとき憧れた大前研一、そしてマッキンゼーで彼の元部下だった齊藤顕一の共著「実戦!問題解決法」。
内容的には初心者向け。それもそのはず、大前さん(会った事もあるので。以下敬称略)のやっているビジネス・ブレークスルー社が行っている「経営管理者要請プログラム 本質的問題コース」の宣伝の役割も果たしている。CDが付属しており、こちらは本コースの体験版。
就職・仕事を意識しだした大学3年生から使える内容であり、MBAを取るなり、キチンとした社内研修をしっかりした問題意識でこなし、実務で使っている人からすれば、かなりかったるい。CDを聞きながら度々居眠りしてしまった。
しかし、社会全体から見れば、こういった問題解決法の初歩を学ばないままきてしまっている人も多いはず。これを知っているのと知らないのとでは大違いなので、そういった方には是非勧めたい。
私にとって面白かったのは、むしろ、前振りとも言える第一部。なぜ問題解決能力が必要かが述べられているが、大前の原点がMITでの留学体験にあることがわかる。
日本で「丸暗記の知識」教育で育った大前が、本質的議論が出来、独創性にあふれるクラスメートに驚愕する。リーダーとは答えを知っている人ではなく、答えに至るプロセスを知っている人間だと悟る。
ここまでは私も留学先で思い知らされるのだが、流石と思ったのはその後。1年目で「参った」と思った大前は、2年目にどんな問題を与えられても本質的な議論からスタートできるように自己改造し、3年目でリーダーシップをふるえるようになるのである。
年ばかり食いましたが、近付けるようにがんばります。ハイ。
2005年10月13日
やる気 やるチャンス やる力

久しぶりの本の投稿。引っ越してからバタバタして本が余り読めなかったのと、図書館が遠くなったので高松に来てから余り本を読んでいません。今数えてみたら、引越し以来6ヶ月で10冊。うーん、少ない。早く、一日一冊のペースに戻したい。
さて、最近の数少ない読書の中からのお勧めはユニチャーム創業者である高原慶一郎の一冊だ。
きっかけは、先月川之江で、元ユニチャーム社員で、その後独立して成功している経営者に会ったこと。その方がユニチャームでの新人時代の事を懐かしそうに語ってくれたので、以前からチェックしていた本書を読んでみる事にした。
高原氏というと、自社の生理用品を自ら股間に挟んだトップ営業が有名。これだけ聞くと猛烈な営業の会社を想像しがちだが、実態は、マーケティング力に大変優れた会社である。
優れた経営者はメモ魔であることが多いが、高原氏も例外でないことが本書でわかった。社長室の机の後ろには、テーマ別に大学ノートが数十冊並べてあるという。それを暇があれば眺めているらしい。
私は、この「テーマ別に分ける」という方法が上手くいったためしがなく、持ち運びにも不便なので、何から何まで一冊で済ましてしまっている。おそらく、高原氏のメモ量は半端ではないのだろう。
会社が成長するためには、それぞれのステージにあった経営幹部が必要だが、その獲得にかける熱意にも凄まじいものを感じた。
ある時「大変優秀な人がいる」と聞いて、四国から大阪まで日曜日に出かける。その人の家に行ったら、「散髪に行っている」というので散髪屋まで押しかける。こうして初対面した人はその後入社、ユニチャーム急成長を支える専務となるのだ。
あるいは、ある銀行がNYで不祥事を起こす(大和銀行?)。その銀行はNY撤退に追い込まれるが、その指揮を取った支店長を帰国後わざわざ三顧の礼で向かいいれるのである。
その頃、ユニチャームは急成長の真っ只中。しかし、「いつか上手い負け戦からの撤退」をするのに、そういう経験者が必要だろう、というので取引も一切なかった銀行の頭取に会って話をつけて入社してもらう。元支店長は、「これで自分の会社人生は終わった」と思っていたはずだからこの上なく感激しただろう。
高原氏は、四国が生み出した傑物の一人であることは間違いない。よい会社は、残っても辞めてもよい人材を生み出す。リクルート然り、野村證券然りだ。
実は私も、20代の頃、ユニチャームで工場長や最後は人材育成担当役員をされていたユニチャーム出身の方に大変お世話になった。その後、大病を患い退任されたが、「残りの人生をユニチャームで培ったマーケティングを次の世代に伝えることに使いたい」と命を削るような迫力で教えられていた。
余談だが、こういった会社に四国に残ってもらえればさらに良かったのに、と思う。愛媛は四国最大の経済規模を持つが、成功した会社は本社を東京に移してしまう傾向があり、上場企業数は香川の半分しかない。加ト吉、タダノ(クレーン)など大きくなっても香川に残るのが香川の特徴になっている。
2005年10月12日
2005年10月09日
2005年10月05日
2005年10月04日
信州上田
信州上田に行って来ました。
朝6:30に高松出発。飛行機で羽田へ。東京駅に出て長野新幹線に乗り換え、一時間半。1130着だったので、丁度5時間。
仕事で行ったんですけど(ある会社の農園視察・・・本格的農業ベンチャーへ期待高まる!)、午後2時からの見学まで時間があったのであらかじめ調べておいた上田城へ昼食後徒歩で向かう。
駅から10分ほどで到着。残念ながら、建物はほとんど残っていない。
この城は、大阪冬の陣、夏の陣で勇名をはせ「日本一の兵(つわもの)」と言われた真田幸村の父親の築城。徳川の大軍を二度にわたり撃退した名城なだけに惜しい。
何と、明治になって廃城になった際、残っていた建物は払い下げられて移築され、遊郭として使われていた、というのだから呆れた。日本史に残る武将なのにねー。
真田神社にお参りし、城を後にした。
とてもいい城の写真を見つけたのでTBします。
(これでいいのかな?やり方わからず不安)
朝6:30に高松出発。飛行機で羽田へ。東京駅に出て長野新幹線に乗り換え、一時間半。1130着だったので、丁度5時間。
仕事で行ったんですけど(ある会社の農園視察・・・本格的農業ベンチャーへ期待高まる!)、午後2時からの見学まで時間があったのであらかじめ調べておいた上田城へ昼食後徒歩で向かう。
駅から10分ほどで到着。残念ながら、建物はほとんど残っていない。
この城は、大阪冬の陣、夏の陣で勇名をはせ「日本一の兵(つわもの)」と言われた真田幸村の父親の築城。徳川の大軍を二度にわたり撃退した名城なだけに惜しい。
何と、明治になって廃城になった際、残っていた建物は払い下げられて移築され、遊郭として使われていた、というのだから呆れた。日本史に残る武将なのにねー。
真田神社にお参りし、城を後にした。
とてもいい城の写真を見つけたのでTBします。
(これでいいのかな?やり方わからず不安)